初心者向けの少額投資サービスを徹底レビュー【PayPay証券】

最近、少額で投資ができるサービスが各社が提供を始めています。

少額ですから投資をやったことがない初心者も挑戦しやすいのが大きなメリットとなっています。

そんな各社の少額投資サービスを徹底比較してみたいと思います。

今回はその第一弾としてPayPay証券(旧名One Tap BUY(ワンタップバイ))をレビューしたいと思います。

なお、投資初心者が投資を始める際のポイントはこちらの記事を御覧ください。

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投資初心者が投資をスタート

投資初心者は少額でも実践が大事

投資を始めるにあたって本を買って、勉強から始まる人

いきなりとりあえず始めてみる人

など様々なパターンがあります。

投資の世界ではどちらかだけでは駄目で勉強も実践も大事となります。

まずは勉強という方はこちらの本がおすすめ

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初心者におすすめ投資本

実践が超大事

実践が大事と言ってもいきなり自分のお金を投資して減ったら嫌だな・・・

それは誰しも思うことです。

しかし、ゲームなどの仮想(バーチャル)での株取引はあまり意味がないのです。

例えば、最近はみませんが私が株式を始めたころはバーチャルで株取引の練習できるサイトがいろいろありました。

そこでは本で読んだ知識を駆使すればどんどんランキングが上がっていくでしょう。

しかし、実践で同じようになるかと言えばそうではありません。

なぜなら仮想での取引と実際の取引では心理面で大きな違いが有るからです。

そこを熟成するにはやはり実際に自分の身銭で実践を行うしか方法はないのです。

その点、少額でも実践ができる少額投資サービスは投資初心者が実践を積むのにもってこいのサービスなのです。

心理面の投資への影響についてはこちらの記事をご覧ください。

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初心者向け少額投資の種類

初心者向けの少額でできる投資サービスはここ数年で急増しています。

代表的なものだけでも下記の種類があります。

1,000円から株式投資が始められるOne Tap BUY(ワンタップバイ)
1株単位で株が買えるSBIネオモバイル証券
お釣りを投資に回せるトラノコ
ワンコインで投資ができるLINEスマート投資
楽天スーパーポイントで株や投資信託が買える楽天証券
Tポイントで投資信託が買えるSBI証券
100円から投資信託が買える100円投資

それぞれ特徴も違いますのでなにに手をつけて良いのか分からない方も多いでしょう。

そこで今回から各社の比較を見ていきたいと思います。

まずは第一弾One Tap BUY(ワンタップバイ)編です。

PayPay証券(One Tap BUY)の特徴

先ずはPayPay証券(One Tap BUY)の特徴です。

One Tap BUY(ワンタップバイ)は「ソフトバンク」や「みずほフィナンシャル・グループ」から出資を受けたスマートフォン専用の株式投資サービスです。

1,000円から株式投資が始められるのが大きな特徴で利用者が7割が投資初心者だそうです。

専用のアプリをダウンロードすることで、スマホで口座開設から入金・株取引まですべて完了することができます。

PayPay証券(One Tap BUY)で買える商品

PayPay証券(One Tap BUY)で買えるのは大きく分けて以下の商品があります。

日本株
米国株
誰でもIPO
CFD
つみたてロボ貯蓄
それぞれ解説していきましょう。

日本株・米国株

まずは日本株と米国株から見ていきましょう。

名前のとおり、日本株は国内企業の株を購入できるサービス、米国株は米国の株を購入できるサービスです。

取扱銘柄は以下のとおり

取り扱い銘柄

One Tap BUY(ワンタップバイ)は初心者向けということもあり、国内の取引所に上場しているすべての銘柄が取り扱われているわけではありません。

日本を代表する優良企業のうち、若い世代にも身近であることに加え、業績の安定性も重視、厳選した銘柄が扱われています。

例えば一部抜粋すると

カルビー
ソフトバンク
資生堂
トヨタ
任天堂

などなど皆さんおなじみの会社ですね。

2019年9月17日現在で全130銘柄の中から選ぶことができます。

米国株も同様です。

米国市場に上場している銘柄のうち、世界を変えた革新的なモノやサービスを提供している企業、地球上の人々の生活を便利に楽しくしてくれる企業、世界的に有名で私たち日本人にも馴染みのある優良企業の株式を取扱っています。

アップル
アマゾン
コストコ
ウォルト・ディズニー
アルファベット(グーグル)

などなど誰もが知るような企業の株を購入することが出来ます。

また、日経平均株価に連動するETFや米国を代表する500社の株価S&P500に連動するETFなども用意されています。

購入可能時間

購入可能な時間は日本株は東京証券取引所が開いている時間9:00〜14:59となっています。

アメリカ株は24時間365日売買が可能です。

誰でもIPO

だれでもIPOは新規株式公開(Initial Public Offering)される株を1株単位で購入できるサービスです。

IPOは公募価格(上場前に設定される株価)よりも初値(上場日に最初につく株価)が高くつくことが多いことから大変人気のある投資先なのですが、人気が高く購入するためには抽選に当選する必要があります。

銘柄によっては宝くじレベルでしか当たらないんですよね。

しかし、誰でもIPOは通常の証券会社が100株単位なのに対して1株単位ですから他社でのそれらよりは当選確率が高い可能性があります。

ただし、いまのところ取り扱い銘柄はそれほど多くありませんからなんとも判断が難しいところです。

ソフトバンクグループの通信子会社「ソフトバンク」の取り扱いがあったくらいなんですよ。

これからに期待したいところです。

CFD

次はCFDです。

CFD(Contract For Difference)とは、差金決済取引と呼ばれ、売買差額の部分だけを現金で決済する取引のことです。つまり、利益が出たら利益分のみ受取、損失が出たら損失分のみを支払う形で取引を行います。

資金の10倍で取引が行なえますので少額で大きな取引を行えるのが大きな特徴です。

しかし、利益も大きくなりますが、損失も大きくなりますので投資初心者にはあまりおすすめできないサービスかもしれません。

取り扱い銘柄

取り扱い銘柄は以下の2つです。

日経225
米国500

購入可能時間

月曜〜金曜の8:00~翌6:00まで(日本時間)取引が可能となっています。

つみたてロボ貯蓄

最後はつみたてロボ貯蓄です。

通称「ロボ貯」は「100までいきるってそんなカネ一体どこにあるんだよ!!」というCMで大きな話題となりましたね。

つみたてロボ貯蓄には2つのサービスがあります。

・高分配・高配当コース
・積み株コース

例えば高分配・高配当コースでは海外ETF及びBDCをつみたてで購入します。

ETFとは上場している投資信託のことで、海外に上場しているものを海外ETFといいます。

海外ETFは日本の投資信託と比べて信託報酬も低いものが多く良質なものも多いです。

BDCは「Business Development Companies」の略で未上場企業に対して資金供給を進めるために認められた法人のことです。

日本語では事業開発会社と訳され、こちらも米国の証券取引所に上場しています。

取り扱い銘柄

つみたてロボ貯蓄の高分配・高配当コースでの取扱銘柄は以下の7つです。

ARCCエイリスキャピタルBDC年利8.7% 3ヶ月配当
MAINメインストリートBDC年利7.27% 毎月配当
PFF優先株式&インカム証券ETF年利5.91% 毎月分配
EMBドル建新興国債券 ETF年利5.63% 毎月分配
HYGドル建ハイイールド社債 ETF年利5.27% 毎月分配
USIGドル建投資適格社債 ETF年利3.44% 毎月分配
TLT米国国債20年超 ETF年利2.63% 毎月分配

利率はかなり魅力的ですね。

ただし、高配当、高分配ですから当然といえばそうなんですがちょっとリスクが高めの商品がならんでいます。

ですからつみたてロボ貯蓄はあまり初心者にはおすすめ出来かねます。

ある程度投資の知識がある方がリスクを承知で行うには悪くないサービスですね。

詳しくはこちらからどうぞ

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PayPay証券(One Tap BUY)のメリット

それではPayPay証券(One Tap BUY)のメリットについて見ていきましょう。

1,000円単位で株を購入できる

One Tap BUY(ワンタップバイ) の最大のメリットが1,000円単位で株を買うことができるという点です。

日本株を通常の証券会社で買うと100株単位となります。

例えば1株1,000円の会社の株ならば100株ですと10万円(1,000円×100株)必要になります。

投資初心者にはちょっとハードルが高いですよね。

しかし、One Tap BUYならば株数単位ではなく金額指定となっており、1,000円から株を購入することができます。

つまり、少額で投資ができますからまとまった資金のない方、投資が始めてで勇気が出ない方でも気軽にゲーム感覚で始められるのです。

かなり敷居が低いのが大きなメリットですね。

スマートフォンで簡単に売買が可能

他の証券会社と違い、スマホ専用証券会社ですからアプリが使いやすく設計されています。

One Tap BUY(ワンタップバイ)なら 銘柄選択から購入までわずか3タップの簡単操作で 取引が完了しちゃうんですね。

通常は株数や注文方法(成行、指値)などを指定したりする必要がありますがOne Tap BUY(ワンタップバイ)は金額指定だけですので注文が簡単なのです。

アプリ内のコンテンツが充実

また、初心者向けのサービスなのもあり、アプリ内で株式投資を学べるコンテンツが充実しています。

例えばアプリ内に株式投資が学べる無料漫画が公開されていたりします。

また企業情報などのニュースもアプリ内で入手が可能です。

つまり、One Tap BUY(ワンタップバイ)ならスマホだけですべて完結できるのです。

配当や株主優待も

少額投資ですがちゃんと配当を受けることはできます。

なお、配当は取引口座に入金されます。

また、銘柄によっては株主優待を受けることができる場合もあります。(企業が要求する株数以上保有している場合)

PayPay証券(One Tap BUY)のデメリット

次にPayPay証券(One Tap BUY)のデメリットについて見ていきましょう。

メリットも多いんですが、どうしてもデメリットも存在してきます。

取り扱いの銘柄が限定

日本株にしてもアメリカ株にしてもOne Tap BUY(ワンタップバイ)の場合には取扱銘柄が限定されています。

有名な大企業の銘柄の多くは採用されていますが、小型企業などは取り扱いされていません。

四季報なんかを見ててこの会社いいな、って思ってもそもそも取り扱いがない可能性があるのです。

この辺りは1,000円単位の金額指定で株を買えるようにしたメリットの弊害なのかもしれませんね。

ただし、逆に言えば大企業や優良企業しか取り扱いがありませんので変な企業の株を買ってしまうというリスクは低減するかもしれません。

手数料が高め

One Tap BUY(ワンタップバイ)は手数料も他の証券会社と違った体系となっています。

提示されている価格には手数料が含まれた形で示されているのです。

One Tap BUY(ワンタップバイ)手数料は以下のとおりです。

現地時間  9:30~16:00、日本時間 23:30~ 6:00の時間内:基準価格の0.5%、時間外:基準価格の0.7%
為替レートに1米ドルあたり35銭
買付の場合:基準価格の0.5%
売付の場合:基準価格の0.5%
取引手数料相当額なし
為替レートに1米ドルあたり35銭(つみたてロボ貯蓄「高分配・高配当コース」では1円)
当社が独自に提示する価格に対し取引手数料相当額(0.02%)

100株単位である通常の証券会社と1000円単位で買えるOne Tap BUY(ワンタップバイ)では単純比較はできませんが、ある程度の金額をまとめて投資をする場合にはネット証券等の方が手数料が安く済みそうです。

指値注文ができない

また、One Tap BUY(ワンタップバイ)は前述のように提示されている価格には手数料が含まれた形となっているのもあり、通常の株式取引である指値注文ができません。

指値注文とはこの金額で買うよって指定してその株価になったら株を買う注文方法です。

相場の流れを見ながらここまで落ちれば買い的な注文はOne Tap BUY(ワンタップバイ)ではちょっとやりにくいってことですね。

PayPay証券レビューまとめ

今回は「初心者向けの少額投資サービスを徹底レビュー【PayPay証券】】」と題してOne Tap BUY(ワンタップバイ)のレビューをしてきました。

まとめると以下のとおりです。

初めての株式投資なら・・・
投資と猫
koge

評価:2.0PayPay証券(One Tap BU)はなにより1,000円単位で株を買うことができるというのが最大のメリットです。ただし。。。手数料が高めだったり、指値注文ができなかったりデメリットも多いですからそれらを加味して検討しましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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