先日もお伝えしましたが、新型コロナウィルスの経済対策の目玉である「現金給付」が急遽、国民一律10万円給付となりました。
もともと予定されていた条件を満たした世帯に30万円給付では対象にならなかったひとももらえることになり、使いみちを考え始めているでしょう。
いろいろな使いみちが考えられますが、投資を普段からやっている方からすれば当然に株、投資信託、ETFなどが対象となってくると思います。
今回は国民一律10万円給付というかなりのあぶく銭ですから普段の投資と少し違った動きを見せる可能性も高いでしょう。
そこで今回は国民一律10万円給付で売れる株、投資商品を予想してみました。
国民一律10万円給付はハウスマネー効果が発揮される?
人はギャンブルなどでお金が入った場合に通常と違ったお金の使い方をすると言われています。
それが「ハウスマネー効果」です。あぶく銭効果とも言われます。
ハウスマネー効果とは
ハウスマネー効果とは簡単に言えばハウス(賭博場のこと)で得たお金は通常よりもかなり荒ぽくつかわれやすいという意味です。
つまり、ギャンブルや宝くじなどで儲かった時のお金は適当に使われてしまうという・・・
お金に色はついていないと言われますが、人間は心理的にお金の入手方法によって使い方が変わってしまうのです。
苦労して稼いだお金は大事につかいますし、ギャンブルなどで思いがけず入ったはそうはならないのでしょう。
今回の国民一律10万円給付も思いがけず10万円が入ってきますのでハウスマネー効果が発揮されてしまう可能性が高いのです。
国民一律10万円給付で買われる株を予想
それでは今回の国民一律10万円給付で実際に購入される株はどのようなものがあるのでしょう?
今回の国民一律10万円給付は国民全員分を合わせれな12兆円ですから、その一部が株に回ったとしてもかなりの影響があるのは必須です。
完全に私の予想に過ぎませんが今回国民一律10万円給付で買われるのは以下の条件を持った株と予想します。
- 1単元10万円前後
- 知名度が高い
1単元10万円前後
まず、一番大きな条件としてあるのが「1単元10万円前後」であることです。
普段から株を買う人はそうでもないでしょうが、そうでもない人はあれこれ考えるのは面倒なはずです。(ハウスマネー効果であらっぽい使われ方です)
そうなるとわかりやすく10万円でお釣りも殆ど出ない、余分にも払わなくてよい株が狙われやすいはずです。
特に10万円以内の株が狙われやすいでしょう。
ちなみに本日現在、9万円から11万円で買える株をスクリーニングすると329銘柄あります。
選び放題とも言えます。
知名度が高い
いくらあぶく銭で手に入ったお金だとはいえまったくしらない会社の株は買いにくいでしょう。
ですから多くの方は1単元10万円前後で自分が知っている会社や応援している会社の株を選ぶはずです。
知名度が高い株がより売れやすいと予想します。
特に株主優待なんかが充実している株が売れやすいでしょうね。
逆にハウスマネー効果もあるのであまり業績等は分析されない気もします。
つまり、知名度が高ければ売れやすいということです。
また、普段は手を出しにくいような株価が暴落しているようなものも通常とは違う形でお金が入っていますので選択されやすいかもしれません。
例えば現状ならこんな感じ
まだ給付まで時間がありますので、現状での判断となりますが、上の条件から選ばれる株はどのようなのがあるでしょう。
4月17日時点で9万円〜11万円の銘柄は329銘柄もあるんですよ。
そのうち一般の方の知名度が高そうな銘柄を抜粋すると以下となります。
なお、表記は4月17日終値の1単元を買う場合の価格です。
- エディオン:91,000円
- 高島屋:91,300円
- 楽天:93,400円
- ゆうちょ銀行:95,500円
- ニコン:95,900円
- ワタミ:97,000円
- アシックス:99,300円
- パソナグループ:102,700円
- セイコーエプソン:106,100円
給付時に特に10万円前後が狙われやすいと予想します。特に手数料を足して10万円以内ですね。
今給付されるならワタミやアシックスが狙われやすいでしょうね。
なお、この株価は現状ですので実際の給付時では大きく異なっている可能性もありますのでお気をつけください。
国民一律10万円給付で買われる投資商品
それでは株以外の投資商品はどうでしょう?
特に買われやすいのは投資信託しょう。
投資信託の良さの一つに1円単位で注文できる点があります。(商品によりできないものもあり)
ですから10万円きっちり購入することができるのです。
私もおそらく10万円が給付されたら株ではなく投資信託を10万円ちょうど買いますね。
人気商品が売れる
国民一律10万円給付で売れる投資信託は人気商品がそのまま売れると予想します。
株と違って価格関係ありませんからね。
ちなみに2020/4/13~2020/4/17のSBI証券の投資信託販売金額ランキングベスト3は以下の通りです。
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
このあたりの投資信託は国民一律10万円給付でも買われやすいでしょうね。この3本はここのところずっと人気となっていますしね。
変化球的な商品も
あとはちょっと変化球的な商品も売れるかもしれません。
ハウスマネー効果でかなり荒ぽくつかわれやすいのでギャンブル的な商品も選ばれやすくなるのです。
その点を考えると以下の商品が売れると予想しています。
- 「グローバル3倍3分法ファンド」(通称:グロ3)
- 「グローバル5.5倍バランスファンド」(通称:ゴーゴー・バランス)
レバレッジを掛けたタイプですね。
国民一律10万円給付で買われるその他投資商品
株や投資信託以外だとどれが売れるのでしょう?
これは今売れているのがそのまま増えると予想されます。
アメリカ株、ETF
特にアメリカ株は大変高い人気となっていますので今回の国民一律10万円給付でも買う人が多いでしょうね。
ただし、アメリカ株の場合は日本株と違って1単位が安いですから株価や価格を意識することはないでしょう。
ですから人気のあるアメリカ株がそのまま売れることになります。
ETF(上場投資信託)なんかも同様でしょうね。
国債、金
また、今後来る不況でのペイオフなんかの関係もあり、国債を買う人も増えそうです。
まとめ
今回は「国民一律10万円給付で売れる株、投資商品を考えてみた」と題して国民一律10万円給付で売れる株や投資信託を予想してみました。
せっかく国民一律にいただけるわけですから上手く活用したいですね。
なお、国民一律10万円給付の詳細はこちらの記事を御覧ください。
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