読者様からご質問がありましたので今回はこの件を考えてみます。
ご質問を要約すると以下のような内容でした。
また、最近お笑い芸人、IT企業の役員である「厚切りジェイソン」さんのお金の使い方が非常に話題となっています。
「厚切りジェイソン」さんといえばWhy ジャパニーズ ピーポーっていう決め台詞で一躍話題となった方です。
今回はこ厚切りジェイソンさんと読者様の旦那さんを対比しながら節約法、お金の使い方を考えていきます。
Aさんのお金の使い方
まずは読者様の旦那さん(以降Aさん)のお金の使い方を見ていきましょう。
かなり極端なお金の使い方をされています。
かなりのケチである
まず、Aさんは自他ともに認めるケチであるとのこと。
具体的には以下のようなエピソードがあるそう。
・コンビニで買い物は高いからと怒る
・お祝いでケーキを買ってきても私のだけ(自分もケーキ好きなのに高いから食べない)
・会社で昼ごはんがでるのにご飯だけは自宅で炊いて持っていく(ご飯代30円安くなる)
ケチは悪いことではありませんが、お祝いなのに自分の分のケーキを買ってこないのはかなり極端ですね。
お金の使いみちがおかしい。
それでいてお金の使い方がおかしいそうです。
具体的には以下のとおりです。
・スマートフォンは最新機種にどんどん乗り換え(古いのは売らずに持っている)
・高いクルマを買う
・TOTO(宝くじ)を買う
・飲み会大好き
・キャッシュレス決済使わない
・投資は怖い
・iDeCoなにそれ?
せっかく節約しているのにぜんぜんお金が貯まらないそうです。
投資にも興味を示してくれず、iDeCoやつみたてNISAもなにそれ?状態とか。
厚切りジェイソンさんのお金の使い方
東証マネ部のインタビューを元に厚切りジェイソンさんのお金の使い方をピックアップしてみます。
元記事はこちら
>>厚切りジェイソンさんが収入の9割を投資につぎ込む理由とは
かなりのケチである
厚切りジェイソンさんもかなりのケチであるとのこと。
東証マネ部の記事によると具体的には以下のとおり
・洋服を買ったことなし(衣装かもらいもの)
・自販機で飲み物買わない
・2キロ先の業務スーパーで1円でも安いもの買う
・カフェ使わない
・無駄使いしない→最近買った一番高いものは3,000円の帽子
厚切りジェイソンさんもかなり極端に節約されていますね。
お金の使いみち
注目すべきはお金の使いみちです。
東証マネ部の記事に厚切りジェイソンさんのお金の使いみちは以下のとおりです。
日本でも最近人気が高くなってきています。
例えば下記のような商品です。
節約法の考え方
ここからはAさんと厚切りジェイソンさんの節約法の考え方やお金の使い方の違いを考えてみましょう。
両名ともかなり極端な節約をされています。
個人的にここまでやらなくても・・・とは感じますが節約自体は決して悪いことではありません。
ただし、あまり細かい節約にこだわり過ぎるのはあまりおすすめしません。
夫婦がふたりとも同じ考えに基づいてやるのは構わないと思いますが。そうでないなら窮屈に感じてしまうからです。
また、それが目的となってしまって夫婦仲に亀裂が生じかねないでしょう。
また、付き合いを減らす節約もあまりおすすめしません。
などでですね。
効果が高いところから節約
節約の基本は効果が高いところから節約することです。
厚切りジェイソンさんのようにすべてを節約出来て入ればよいでしょうが、Aさんはスマートフォンはキャリアで毎月1万数千円使っていたり、キャッシュレス決済を使わなかったりなどあまりそれらが実践できていないようです。
スマートフォンをキャリアではなく格安SIMに変更すればそれだけで大きな金額が節約ができます。
例えば、楽天モバイルとキャリアの比較では以下のような違いがあります。
かなり違うのが分かると思います。
まずはこういった大きな節約を実行することの方が優先度は高いのです。
1回数円の節約を繰り返すしても効果は薄いですし、窮屈になってしまいますからね。
節約の考え方について詳しくはこちらの記事も御覧ください。
お金の使い方
お金の使い方はAさんと厚切りジェイソンさんではまったく違います。
厚切りジェイソンさんは投資へ向けています。
対してAさんは飲み会やクルマなど今の生活のためにお金を使っています。
ここに大きな差があります。
Aさんのやり方ではお金は一向に貯まりません。
厚切りジェイソンさんはお金がお金を産んでいきます。
どんどん差が開いてしまうんですよね。
ぜひAさんにぜひ意識していただきたいのは以下の考え方です。
貯めるお金ははじめから除く
まずは貯めたいお金をはじめから除いておくということです。
つまり、
ということです。
せっかく節約してお金を浮かしても飲み会ばかりやってお金を使ったり、良い車に乗っていてはお金は貯まらないでしょう。
一角千金を目指して宝くじを買ってもよほど運の良い人以外はお金が減る一方です。
しかし、貯めたいお金をはじめから除いておくことで支出は増えていかないし、生活水準を上げすぎないということになります。
一度上げてしまった生活水準はラチェット効果といってなかなか元には戻せません。
厚切りジェイソンさんが成功したのは始めからずっとその生活をしているため、成功しても生活水準を上げなかったことが大きいでしょう。
ウォーレン・バフェットさん
世界的に有名な投資家のウォーレン・バフェットさんもこんなこと言ってます。
金森重樹さん
また、ふるさと納税のみで生活をすることで有名になった金森重樹さんはこんなことを言ってます。
言ってることは違いますが、方向性は同様です。支出のコントロールの大切さを説いているのです。
投資は超重要
Aさんは投資に抵抗感を持っているようです。
しかし、投資は重要です。
ピケティの21世紀の資本で話題となったように
のです。つまり投資をしないことにもリスクは有るのです。
つまり、厚切りジェイソンさんは収入の9割とかなり極端ですが考え方はあっているのです。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
iDeCoは節税効果まである
AさんはiDeCoをご存知ないようですが、税金面などでかなり優遇されていますのでぜひ検討したい制度です。
上記の投資のメリットにプラスして節税効果まであるのです。
ただし、60歳まで引き出せないというデメリットもあります。
iDeCoについて詳しくはこちらの記事を御覧ください。
まとめ
今回は「お金持ちと貧乏の分かれ道??間違いだらけの節約法、お金の使い方」と題して節約とお金の使い方についてみてきました。
節約とお金の使い方によって人生は大きく変わります。
Aさんもまだこれからいくらでもリカバリーが効く年齢です。
ぜひお金の使い方を学んでいただきたいところですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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