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お金の面から専業主婦と共働きどちらが良いのかについて考えてみた

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お金の面から 専業主婦と共働きどちらが 良いのかについて考えてみた

先日、結婚した夫婦が専業主婦になるのか共働きになるのか悩んでいました。

当然、専業主婦も共働きもメリット・デメリットがありますからどちらが正解なのかは人それぞれとしか言いようがないんですけどね。

今回はそんな専業主婦と共働きについてお金の面からどちらが良いのかを考えて見ます。

目次

専業主婦と共働きの比率は?

まずは実際に専業主婦と共働きの比率から見ていきましょう。

専業主婦と共働き比率

出典:労働政策研究・研修機構 「専業主婦世帯と共働き世帯」 より

だいたい31.5%近くが専業主婦68.5%が共働きという結果となっています。

専業主婦のほうが少数派ということですね。

1990年代までは専業主婦が多かったのですがそこから一気に逆転してそれ以降は年々共働きが増えている傾向にありますね。

これは景気の問題などもあり、所得が減って専業主婦だけでは厳しくなったこと、女性の社会進出が進んで女性も働きやすくなったことが影響しているのでしょう。

専業主婦希望の女性の比率

ちなみに日本は世界的にも見て女性の専業主婦願望が強い傾向にあります。

専業主婦になりたい割合

本当は専業主婦になりたい割合

出典:ソニー生命「女性の活躍に関する調査2020」

ソニー生命が行った「女性の活躍に関する調査2020」によると共働き主婦の29.8%の女性が「専業主婦になりたい」と回答していますね。

金銭的な部分で共働きを選択している方がそれなりにいるということがわかりますね。

ただし、この比率は前年は36.7%でしたから割合は減っている傾向にあります。

本当は働きたい女性の比率

逆に専業主婦の中でも働きたい方も多いようです。

本当は働きたい専業主婦の割合

本当は働きたい専業主婦の割合

出典:ソニー生命「女性の活躍に関する調査2020」

同じくソニー生命が行った「女性の活躍に関する調査2020」によると「本当は外に働きに行きたい」という方が28.3%みえます。

子供の関係などもあり働きに出られない方も多いようです。

また、専業主婦のうち「老後生活が心配」としている方が72.7%も見えることが大きな理由だと思われます。

ただし、「子育て後の再就職は難しい」と回答されている方も65.2%と厳しい状況も伺えます。



専業主婦と共働きのお金の関係

それでは本会の本題である専業主婦と共働きのお金の関係を見ていきましょう。

当然ながら共働きの方がお金の面では有利です。

元々税制面や社会保険の面では専業主婦がお得でしたが最近はそれも薄まってきています。

詳しく見ていきましょう。

妻が働くことで得られるお金

まず当然のことながら妻が働きに出ればそれだけ入ってくるお金が増えます。

どれだけ違うのでしょう?

例えば30歳で結婚して60歳まで30年間働いたケースで考えてみましょう

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

年収 30年間の合計
100万円 3,000万円
200万円 6,000万円
300万円 9,000万円
500万円 1億5,000前円
700万円 2億1,000万円

30年間ずっと働いた場合と専業主婦の場合で単純計算で上記の金額の違いが出ます。

正社員でずっと働けば1億円近い金額となるのです。

これに退職金がある会社ならさらにプラスされますしね。

退職金の金額は会社や働き方、勤務年数等によって大きく変わります。詳しくはこちらの記事を御覧ください。

将来もらえる年金にも差が出る

また、働いた場合と専業主婦の場合では将来もらえる年金にも大きな差がでます。

専業主婦の場合は妻は老齢基礎年金分しかもらえません。

対して共働きでは納めた厚生年金に応じて将来もらえる年金が増えますから大きな差となります。

年金で実際いくら貰えるのかはこちらの記事を御覧ください。

もちろんその分、厚生年金の納付が必要ではあるのでどちらがいいのかは難しいところではありますけどね。
ちなみに専業主婦の方は旦那さんが厚生年金加入者なら年金納付も不要(第3号被保険者)なのである意味お得ではありますが。。。
ただし、専業主婦がお得な第3号被保険者制度も今後縮小していくと男女共同参画基本計画で閣議決定されていますから今後は厳しくなっていくことが予想されます。

税金面、社会保険面の優遇はあるものの・・・

専業主婦は税金面(所得税)や社会保険面で優遇はされています。

所得税で言えば配偶者控除という制度で旦那さんの所得税が少し安くなりますし、社会保険で言えば健康保険が扶養という扱いになります。

また、旦那さんが厚生年金に加入していれば前述のように国民年金を納めなくても老齢基礎年金分は納めたと同じ扱いを受けられます。

つまり、かなり優遇されているのです。

ただし、配偶者控除の条件も年々厳しくなっていますからメリットは薄くなってきているんですよ。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

旦那の年収1000万の専業主婦家庭より夫婦共500万家庭の方が手取りが多い

また、もう一つ知っておきたいことがあります。

日本の税金、社会保険は所得が増えるに従って高くなる仕組みとなっています。

そのため、例えば年収1000万の旦那さんと専業主婦の夫婦よりも夫婦共500万円年収の夫婦の方が税金や社会保険が少なくなります。

つまり、額面は同じ1,000万円なのですが、手取りは夫婦共500万円年収の夫婦の方が多くなるんですよ。

  • 年収1,000万円専業主婦ありの方の手取りは790万円前後
  • 手取りは夫婦共年収500万円の手取り830万円前後

加入している健康保険によっても異なりますので大雑把な計算ですが上記くらいの差となります。

結構大きな違いがあるのがわかっていただけるでしょう。



まとめ

今回は「お金の面から専業主婦と共働きどちらが良いのかについて考えてみた」と題して専業主婦と共働きのどちらが良いのかについてお金の面で考えてみました。

昔は専業主婦の方がかなり優遇されていましたが、最近はその優遇も薄くなってきています。

また、共働きの方が当然、お金もたくさん入ってきますし、税制面でも一人がたくさん稼ぐよりも有利にな仕組みとなっています。

ただし、共働きとなれば家事をする時間が少なくなりますから外食が増えたり、シッターさんや家政婦さんを雇ったり、専業主婦の場合にいらなかったお金なんかも掛かってくるでしょう。

そのあたりも勘案して検討していきたいものですね。

また、合わせて結婚したら夫婦の財布、銀行口座をどうするのかも合わせて考えておきましょう。

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