結婚したら夫婦の銀行口座はどうするのがよいのかを考える

結婚をするとお金の面で独身時代と大きく変わります。

基本的には結婚してから稼いだお金は夫婦の共有財産ですからね。

夫婦によりお金の管理(財布のひも)はいろいろなパターンがあります。

奥さんがすべて管理をするパターン、旦那がすべて管理するパターン。

両方それぞれで自分の稼いだものは自分で管理するパターンなど夫婦により様々です。

今回はそんな夫婦のお金の管理、特に銀行口座についてどうすればよいのかについて見ていきます。

※加筆修正を加えました。

夫婦の銀行口座の管理は重要

夫婦の銀行口座どのように管理されていますか?

それによりお金が貯まりやすいのか否かが大きく変わってしまうのです。

銀行口座をそれぞれで管理をするとギリギリの生活になりやすい

まず、銀行口座をそれぞれで管理する方法からみていきましょう。

結論から言えばこの方法は家計がギリギリになりやすいのです。

それはによるものです。

パーキンソンの法則は、1958年にイギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが「パーキンソンの法則 進歩の追求」の中で提唱した法則です。

大きくわけて2つの法則があります。

第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

言ってることは1も2もそれほど変わりませんが、第2法則の方がお金に大きく関わってきます。

パーキンソンの第2法則とは

パーキンソンの第2法則は「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」です。

簡単にいえば入ってくるお金が増えて来れば、支出の額も入ってくるお金まで増えてしまいますよってことです。

これ夫婦がそれぞれで口座を管理すると同様それぞれでこの状態になってしまうんですね。

また、財布が別になっていると家計全体として考えられなくなってしまうのでお金が貯めにくい状態になります。

相手が貯めているだろうという考えになりやすいというものありますね。

つまり、それぞれでお金を管理するとなかなか貯めることができないのです。

パーキンソンの法則について詳しくはこちらの記事を御覧ください。

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お金が貯まりやすい夫婦の銀行口座

世界的に有名な投資家のウォーレン・バフェットさんがこんなこと言ってます。

お金を使った後で、残った分を貯金するのではない。貯金したあとで、残った分を使うのだ。

つまり、夫婦の銀行口座を一元管理して貯金する分をよけておくのです。

貯金用に別口座を作るのもよいと思いますが、GMOあおぞら銀行のようにつかいわけが設定できる銀行ならばその中で設定すれば対応が可能です。

いくらを貯金するのか、いくら貯金できるのかも含めて夫婦であらかじめ話し合いをするとよいでしょう。

結婚してから稼いだお金は法律的にも基本的に夫婦の共有財産ですからどちらがいくら稼いだとかそういう考えを持たないほうがうまくいくケースが多いですね。

それぞれの用途毎に口座を分ける

また、貯金用の口座だけでなく用途ごとに口座を分けるのもおすすめです。

イメージとしてはこんな感じです。

給料振込口座→貯蓄用口座、生活費用口座、お小遣い口座

共働きでそれぞれに収入があったとします。

給料はそれぞれの銀行口座に振り込まれますよね。

そこから毎月決めた金額を貯蓄用の口座生活費用の口座に振り分けます。

普段の支払いは基本的に生活費用口座からの支払いとします。

また、夫と妻それぞれにお小遣い口座を作りそこに振り込んだ金額は自由に使っていいことにしてる方や税金や社会保険用の口座を設けているかた、子供の教育費用の口座など用途に分けて管理されている方も多いですね。

ただし、あまりたくさんの銀行口座をつくると後述するような家計簿アプリなんかを使わないと混乱しそうですけどね・・・それでは意味はありませんのでこの方法を使う場合はしっかり家計簿を付けるか、家計簿アプリを併用したいところですね。

各銀行口座を家計簿アプリで管理

また、マネーフォワードMEなどの家計簿アプリで夫婦ふたりの銀行口座それぞれ連携しておくことです。

そうすれば口座は別々になりそれぞれで管理していますが、家計としては一元管理が可能になります。

また、家計簿アプリを使えば自動的に支出を支払いないように応じてグラフ化したりもしてくれたり、他の家庭の支出との比較なんかもできます。

それにより自分の家の家計の無駄使いを客観的に見ることができるんですね。

マネーフォワードMEは私も使っていますがかなり便利でおすすめですよ。詳しくは下記記事を御覧ください。

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夫婦で個人型確定拠出年金(iDeCo)はやつみたてNISAを活用

ある程度、貯金がたまり余裕ができたらそのお金を増やすことも考えましょう。

貯金していても微々たるものしか利息は尽きません。

ですから運用することがおすすめですね。

もちろん株式投資なんかが選択肢になりますが、初心者の方にとくにおすすめは個人型確定拠出年金(iDeCo)とつみたてNISAという制度です。

二つとも税制面で優遇された制度となります。

個人型確定拠出年金(iDeCo)

個人型確定拠出年金(iDeCo)は節税効果が高いので、ある程度の収入がある方にはぜひおすすめしたい制度です。

支払った分だけ小規模企業共済等控除が受けられ所得税と住民税を下げる効果があります。

また、運用も非課税となっており、受け取る際の税金さえ気をつければかなりおすすめの制度です。

節税効果だけでもやる価値があります。ただし60歳になるまで引き出せませんので当分使う予定のないお金を利用しましょう。

詳しくは下記の記事を御覧ください。

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つみたてNISA

つみたてNISAも個人型確定拠出年金(iDeCo)と同様に利益がでても非課税となるお金を貯めるのに適した制度です。

金融庁が初めて投資をする方向けにかなりシビアに投資信託を選別している制度ですから銀行や証券会社に地雷商品を売りつけられることなく利用できます。

こちらは自由に年間で掛けられる金額に枠こそありますが(40万円)自由に引き出せる制度ですから気楽に始めることが可能です。

ただし、個人型確定拠出年金(iDeCo)と違い所得税や住民税の節税効果はありません。

つみたてNISAとiDeCoの比較はこちらの記事を御覧ください。

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また、結婚前に掛けていたつみたてNISAの扱いはこちらの記事を御覧ください。

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まとめ

今回は「結婚したら夫婦の銀行口座はどうするのがよいのかを考える」と題して夫婦の銀行口座の利用法について考えてみました。

現在日本では3組に1組が離婚していると言われています。

その離婚原因の大きな要因がお金の価値観の違いだそうです。

それは夫婦間のお金についてお互い話し合う機会を持っていないこと大きいでしょうね。

早い段階で夫婦間のお金についてどう管理をするのか決めてしまうのがおすすめですね。

また、これからの年金制度を考えると老後生活用にある程度貯めておくことや働き方を考えることも必要ですよ。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

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