将来的にNASDAQ100入りが見込まれる企業へ投資【iFreeNEXT NASDAQ 次世代50】レビュー

面白いコンセプトで人気の出そうな投資信託が発売されます。

大和アセットマネジメント株式会社のiFreeNEXT NASDAQ 次世代50です。

今回は「iFreeNEXT NASDAQ 次世代50」についてレビューしていきます。

iFreeNEXT NASDAQ 次世代50概要

それではiFreeNEXT NASDAQ 次世代50について詳しく見ていきましょう。

iFreeNEXT NASDAQ 次世代50の特徴

iFreeNEXT NASDAQ 次世代50は米国株に投資する投資信託です。

特徴的なのはベンチマークとして採用しているのがあまり聞き慣れない「NASDAQ Q-50指数」ということでしょう。

聞き慣れないのは当然かも知れません。

NASDAQ Q-50指数をベンチマークとした投資信託が発売されるのは日本で初なのです。

ちなみにアメリカの証券取引所ではNASDAQ Q-50指数をベンチマークとしたQQQNというETFがでています。(現在日本の主要なネット証券等では買えません)

信託報酬率

信託報酬率は

年率0.495%
となっています。
インデックスファンドとしては少し高めではありますが、日本初の指数ベンチマークですから仕方ない部分もあるかもしれません。
ちなみにNASDAQ 100をベンチマークとしたiFreeNEXT NASDAQ 100も同じ信託報酬率です。

購入時手数料

購入時手数料は
販売会社が別に定める率
となっています。
なお、今のところ販売が予定されている証券会社では購入時手数料を徴収されません。

信託財産留保額

信託財産留保額は
なし
となっています。
ただし、信託財産留保額はなしが得とは一概には言えない部分もありますが・・・

iFreeNEXT NASDAQ 次世代50の設定日

なお、iFreeNEXT NASDAQ 次世代50の設定日は

2021年1月13日予定
となっています。

取り扱い証券会社

iFreeNEXT NASDAQ 次世代50の2021年1月5日時点での取り扱い予定金融機関は以下の2つです。

ネット証券の大手2社ですね。

 SBI証券は2021年1月13日から、楽天証券は14日から取り扱い開始されるとのこと。

NASDAQ Q-50指数とは

「NASDAQ Q-50指数」は将来的にNASDAQ100指数へ組み入れが見込まれる企業のパフォーマンスを追跡するために設計された時価総額加重型の株価指数です。

時価総額でランク付けされた50社の株式で構成されています。

コンピュータ・ハードウェア及びソフトウェア、電気通信、小売、卸売業、バイオテクノロジーなどの業種グループ企業が反映されます。

なお、銀行や投資会社などはNASDAQ100に含まれませんのでこちらでも採用されません。

簡単に言えば将来有望なこれからな企業を対象としているということです。

NASDAQ Q-50指数の過去成績

それではNASDAQ Q-50指数の過去の成績はどうなのでしょう?

下記はNASDAQ Q-50指数(ローソク足)S&P500(青色)NASDAQ(紫色)のリーマンショックが起こった2008年から2021年1月5日までのチャートです。

NASDAQ Q-50チャート
NASDAQ Q-50チャート

出典:Investingmail.com

かなりの上げであることがわかりますね。

S&P500もこの間にすごい上げているのがわかりますが、それ以上にNASDAQが上がっています。

さらにそれよりもNASDAQ Q-50指数が大きく伸びているのがわかりますね。

あくまでも過去データではありますが今まではすごい伸びてきたのがわかります。

ただし、チャートをよく見るとわかりますが、S&P500やNASDAQと比べて波がかなり大きいです。

それだけ下げの時は厳しいってことですね。

小型、中小株が中心となりますので仕方ない部分もありますが。。。

採用銘柄

参考までに2021年1月5日時点で公開されているQQQNの採用銘柄を見ておきましょう。

名称 数量 ファンドの割合
22.05 千 4.42 百万 3.88
13.03 千 4.14 百万 3.63
5.01 千 3.88 百万 3.40
16.04 千 3.15 百万 2.76
58.48 千 2.95 百万 2.59
19.41 千 2.83 百万 2.48
17.88 千 2.78 百万 2.44
13.76 千 2.78 百万 2.44
8.23 千 2.76 百万 2.43
22.87 千 2.72 百万 2.38
出典:Blooberg QQQN

日本ではあまり馴染みのない企業が多いかもしれません。

ちなみに組入比率が最も大きいクラウドストライク・ホールディングスはサイバーセキュリティテクノロジーの会社です。
クラウド型のセキュリティサービスを提供しており業績がかなり良いことでも話題となっていました。
組入比率2位のRokuは米国最大のTVストリーミングプラットフォームの会社、3位のトレード・デスクはインターネットの広告配信会社です。
ROKUあたりは話題のARKから助言を受けている投資信託「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」でも組入比率上位銘柄となっていましたね、
ベンチャー投資はかなり博打。
日本のベンチャー企業でも将来性を見抜くのは至難の技です。
海外ならなおのこと・・・ですから海外のベンチャー系の単独銘柄への投資はなかなか難しいでしょう。
しかし、この投資信託のように50社も対象があればそのリスクもかなり少なくなりますね。(その分個別銘柄への投資と比べてリターンも少なくなりますが)

まとめ

今回は「将来的にNASDAQ100入りが見込まれる企業へ投資【iFreeNEXT NASDAQ 次世代50】レビュー」と題してiFreeNEXT NASDAQ 次世代50のレビューを見てきました。

結論としては以下のとおりです。

ポートフォリオの遊び枠としてかなり魅力的な商品。
投資と猫
koge

評価:5今回のiFreeNEXT NASDAQ 次世代50はかなり面白い商品です。過去の成績からしても抜群ですしね。ただし、かなり動きは激しく下げ相場になると大きなマイナスもありえる商品となるでしょう。ですからこの商品がメインだとかなりの胆力が要求されるかもしれません。個人的にはポートフォリオの遊び枠として注目したいなって感じでしょうか。ポイント投資なんかで購入したいなって思います。
なお、QQQNと比較して信託報酬率が少し割高です。競合が出てこの分野が活性化して値下げが進むとさらに良いですね。

なお、iFreeNEXT NASDAQ 次世代50の取り扱いはスタート時点ではSBI証券と楽天証券のみとなります。

CHECK!   SBI証券

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iFreeNEXT NASDAQ 次世代50 レビュー
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