PayPayが10月から有料化でどうなる?PayPayの今後を考えてみる

PayPayがとうとう有料化することになりそうです。

とはいっても消費者が負担をするわけではなく店舗が決済システム利用料を取られるようになるのです。

今回はPayPayが有料化することで今後どうなるのかを考えてみましょう。

※正式に2021年10月からの有料化及び利用料が発表されています。

PayPayの有料化概要

PayPayは初期導入費無料、決済手数料無料、入金手数料無料でした。

更に提携銀行のPayPay銀行(旧名ジャパンネット銀行)を利用の場合には売上が翌日入金となります。

つまり、ほとんど現金と変わらない状況で商売できていたのです。

そのため、多くのクレジットカード等を利用していない店舗でも導入されていました。

ちなみに私も店舗は持ってないですが、試しに加盟店登録しているんですよ笑

それでも導入していないお店には下記記事にあるような事情があるとしか思えないくらいに有利な話なんです。

10月1日から有料の予定

しかし、今回下記の通り決済手数料の有料化を正式に発表しました。
従来よりご案内の通り、PayPayの決済システム利用料は、2021年10月1日より有料の予定です。
具体的な利用料率につきましては、3月末にお知らせする予定でございましたが、
現在のコロナ禍の状況および経済情勢等を鑑み、2021年8月31日に変更させていただきます。
今後とも弊社サービスをご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。
出典:PayPay加盟店サポート より
ただし、具体的な決済システム利用料がいくらになるのか等は発表されていないんですよ。
ギリギリの8月31日にしか発表されないとう・・・

ちなみにクレジットカードなどの決済手数料は事業者により大きく異なりますが、3%〜7%くらいです。

現在はキャッシュレス決済の普及を目指した国の政策もあり3%前後のところが多いでしょうか。

果たしてPayPayはいくらに設定してくるのか・・・

追記:正式に発表されました。

決済システム利用料は以下のとおりです。

  • PayPayマイストア ライトプラン加入者 1.6%(税別)
  • PayPayマイストア ライトプラン未加入 1.98%(税別)

なお、PayPayマイストア ライトプランは初期費用1,980円。月額利用料は店舗毎に1,980円/月。

PayPayマイストア ライトプランではPayPayクーポンの発行ができたり、販売活動に活用できるプランとなります。

PayPayマイストア ライトプランに加入した方が良いのか?迷う方はこちらの記事を合わせて御覧ください。

有料化はいつか通る道だった

PayPayの決済手数料はもともと2021年9月末までは無料という謳い方でした。
そのためPayPayの有料化はいつか通る道ではあったのです。

ネット上ではこの発表を受けてちょっと炎上に近い形となっていますが、PayPayはシェアを広げるためにずっと身銭を切っていた状況ですからこの判断は当然だと言えるのです。

下記はPayPayの決算になります。

大赤字もいいところなんですよ。

クレジットカード会社等の儲けの柱である決済手数料も初期導入費も取っていないですし、広告も打ちまくっているわけですから当然の結果なのですが・・・

LINEPayと統合も影響?

さらにPayPayの親会社であるZホールディングスがLINEと経営統合したことの影響もありそうです。

LINEはLINEPayというQR決済をもっていますのでこの2つが統合されるという話があります。

これによりQR決済のシェアがかなり圧倒的になるんですよね・・・

下記はZホールディングスがLINEと経営統合について公正取引委員会が審査をした際のデータです。

QR決済シェア

出典:公正取引委員会 Zホールディングス株式会社及びLINE株式会社の経営統合に関する審査結果について

PayPayのQR決済(コード決済)でのシェアは55%で圧倒的1位、LINEPayも5%で5位と健闘しています。

つまり、この両者が統合するとシェア60%を占めることになるのです。

商売のあり方としてまずシェアをとってその後にマネタイズするというのはよくある流れですし、とうとうその時期に来たという話でもあります。

昔ソフトバンクグループがYahoo!BBでシェアとったときもソフトバンク(携帯電話)のシェアを広げたときも同様でしたからね。



PayPayの決済システム利用料有料化でどうなる?

それではPayPayが決済システム利用料を有料化することでどうなるのでしょう?

消費者側からしても影響がある可能性が少なからずあります。

利用できる店舗が減る可能性

まず考えられるのが利用できる店舗が減る可能性です。

キャッシュレス決済はPayPayだけ利用できるお店も多いですが、手数料取られるなら辞めるかという話にもなりかねないのです。

PayPayを入れることで集客に繋がっている部分もあるでしょうし、レジ等の手間暇が減っている部分もあると思います。

特にPayPayは様々なキャンペーンを実施していますから集客効果はある程度あるでしょう。

その点を加味して手数料部分を各店舗がどのような判断をするのかということでしょうね。

個人的には、現金をあまり持たないようにしており、できるだけキャッシュレスが使える店にしかいかないようにしていますのでPayPayの利用を辞められるといける店が減ってしまうな・・・っていう懸念があります。

店舗からしても私みたいな方が多ければ客数減となってしまうでしょうからPayPay利用を継続するという判断にもなるのでしょうが・・・

値上げされる可能性

もう一つが価格が上がる可能性です。

決済システム利用料を商品やサービス価格に上乗せしてしまおうということです。

決済システム利用料が有料化されれば確実に利益を減らすわけですから同じ利益をとろうとすればそういう選択となってもおかしくはないでしょう。

これは店舗の考え方次第ですね。

消費税分を含んだ総額表示が4月から義務化されましたが、ユニクロなど価格を見直す企業もでてきていますしね。

ちなみにたまに見かけるクレジットカードの場合だけ料金上乗せは規約違反なんですよ。




まとめ

今回は「PayPayが10月から有料化でどうなる?PayPayの今後を考えてみる」と題してPayPay有料化の話をみてきました。

消費者には有料化による直接の影響はありませんが、PayPayの使えるお店が減ってしまったり、価格が値上げされる可能性も少なからずありそうです。

個人的にもPayPayの使えるお店が減ってしまうのは悲しいですから、お店の方にPayPayの重要性をわかってもらうためにもより積極的につかっていきたいな・・・って考えていますね。

まだPayPayを使ったことない方もぜひご利用してみてくださいね。還元もありお得ですし便利なんですよ。

PayPay(ペイペイ)
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現状のキャッシュレス決済の大本命はPayPayと言っても良い状況ですね。

まだ、キャッシュレス決済をなにも使ってない方は、とりあえずPayPayだけでも用意しておきましょう。
ダウンロードはこちらから
iPhone:paypay_IOS
アンドロイド:paypay_android

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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