投資をやっていると投資仲間が欲しくなることがあります。
なかなか投資の話は一般の人に相談しにくいからです。
しかし、お気をつけください。
既存の友人や親戚、同僚などに投資は勧めないほうが良いのです。
それで痛い目を見てきた人を何人も見てきました。
今回は投資を人に勧める場合の注意点を見ていきましょう
身近な人に投資を勧めては駄目なわけ
自分が投資で儲かっていたりすれば周りの人にも勧めたくなるでしょう。
しかし、それはかなり危険な行為なんですよ。
それで痛い目にあった人をいろいろ見てきましたから、私も身近な人には投資を勧めていません。
もちろん聞かれたら教えますが・・・
損した場合に恨まれる
まず、損した場合に多くは投資を勧めたこちらの「せい」にされます。
投資は絶対ではありません。
投資するタイミングが悪ければどんな良い商品をご紹介しても損する可能性はあるのです。
特に自分で選んだものでなければ損した場合、勧めたあいつが悪いとなりかねないという・・・
良い商品の場合、長期で持てば勝つ可能性は高いかもしれません。
しかし、投資を継続できるのはごく限られた人です。
ほとんどの方は継続できません。
多くの方は損した段階でやめていくのです。
恨みだけ抱えて。
どんな投資でも波がありますから途中で辞める可能性が高い場合には負けるリスクがグーンと上がりますしね。
得した場合には感謝はされるが・・・
当然、その投資で得した場合には感謝されるでしょう。
しかし、プロスペクト理論などでも取り上げられるはなしですが、人は得したときと損した時を比べると損した時の方がより感情が動くのです。
得して感謝する部分よりも損して恨まれる部分の方が大きくなりがちなんですよ。
これは人間の心理的な話なのでわかっていてもなかなか抗うことは難しい・・・。
つまり、投資を勧める行為はそもそもあまり割に合わないのです。
怪しい人だと思われる
日本人の多くの方は投資に馴染みがありません。
そのため、投資をしているというだけで怪しい人というイメージを持たれかねないのです。
実際に会社によっては株をやっていると経理などお金を扱う仕事につかせてもらえないなんて話もあるんですよ。
私は会社員時代は経理責任者などをやっていましたが、株式投資が趣味であることを公言していましたので、横領を心配する声が社外取締役(某東証一部上場会社の社長)からあがったこともありました。
たしかに使い込みをしてしまう人の中には株の借金を払うためにとしたという話も実際にありますので、そのような心配の声が上がるのも仕方ないのかもしれませんけどね・・・
そのくらい投資のイメージはあまり良くない傾向にあります。
アメリカのように多くの人が投資をする環境になればぜんぜん話は違うのですが・・・
多くの人は詐欺との区別がつかない
「長期、分散、積立投資をインデックス投資でやろうぜ」といった金融庁が推奨するような投資方法でもあまり勧めないことをおすすめします。
なぜなら多くの人は詐欺との区別がつかないからです。
「この仮想通貨に投資すれば年利30%稼げますよ」とか「アメリカドルを担保にした仮想通貨で元本保証です」って言われれば投資をやっている人からすれば詐欺をまず疑うでしょう。
しかし、普段投資に関わっていない方からすれば 「長期、分散、積立投資をインデックス投資で年利3%を目指そう」という真っ当な投資と「この仮想通貨に投資すれば年利30%稼げますよ」という詐欺的手法はあまり大差ないという。
投資をやってない方からしたら、ねずみ講やマルチ商法、投資詐欺と大差なく見えてしまうんですよね・・・
つまり、せっかくいいものを勧めてもその時点で信頼を失ってしまうという・・・
そういうのもあり、詐欺の手法はかなり昔からターゲットとする商品こそ違えど同じなんですよね。
身近な人に投資を勧めるなら最後まで面倒を見る覚悟で
もし、身近な人に投資を勧めるなら最後まで面倒を見る覚悟が必要でしょう。
私の場合は、基本的にこちらから勧めることはしませんが、聞かれれば教えます。
ただし、手取り足取り教えてもきりがありませんので、重要なポイントを説明するのとおすすめ本をご紹介する程度にしていますが・・・
おすすめ本を読んでもらう
読んでほしい投資本はたくさんありますが、身近な素人の方にまずおすすめするなら以下の2冊かな。
間違っても有料noteとか投資系You Tubeをおすすめするのはやめておきましょう。
単に一発当たっただけとか、実績盛っているとかひどいのが多くあります。
同じお金を出すなら海外の著名投資家の書籍を買うほうが有意義なんですよ。
最近は投資ブームが再来しているのもあり、たくさんの新しい本がでています。
しかし、投資本は新しければ良いわけではありません。
おすすめは版数をたくさん重ねている昔から人気の高い本ですね。
また、小手先のテクニックより本質的な話が中心の本が良いですね。
テクニックは時代によって使える内容が変わってきますからね。
下手な情報から入ってしまうとかなりの遠回りになりかねませんのでとても大事な部分となります。
理解できないものには投資をしない
また、自分の理解できないものには投資をしちゃだめということはしっかり教えてますね。
最近はわざとなのかかなり複雑な投資商品がたくさん販売されています。
それらも含めて自分が理解できるものにしか投資しないようにすれば詐欺などに合う確率もかなり減らせるはずです。
投資するならまずはそのことを心に刻んでほしいですね。
投資は余剰資金で
また、投資は余剰資金で行いなさいというのも教えてますね。
投資で負ける人の多くは心理面で負けています。
その原因は自分の許容範囲を超えてしまった資金でやっていることが大きかったりします。
ですから失っても構わないと考えられる程度の余剰資金から始めるのが重要なんですよ。
まとめ
今回は「友人、親戚、同僚など身近な人に投資を勧めない方が良い理由」と題して身近な人には自分から投資を勧めるのはやめておいたほうがよいよってお話でした。
相手のことを思って投資を勧めてもあまり良いことはないケースの方が多いんですよ。
もし、勧めるなら最後まで面倒を見る覚悟で・・・・
また、投資の話し相手が欲しくてオフ会参加するときは以下の点にお気をつけください。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。