楽天が再び改悪です。
今度は多くの特典の上限が厳しくなりました。
さらに楽天カードの上位カード「楽天プレミアムカード」の楽天SPU特典が消滅するというかなり大きな変更となっています。
今回は楽天市場(楽天SPU)の改悪内容を確認してみましょう。
楽天SPUの改悪内容
それでは楽天SPUの主な改悪内容を見ていきましょう。
楽天プレミアムカード特典
まず、今回一番目立った改悪が楽天カードの上位カード「楽天プレミアムカード」です。
↓
変更後:1倍(楽天カード特典分)月間獲得上限変更前:15,000ポイント
↓
変更後:5,000ポイント
各種特典の上限が厳しくなる
次は各種特典の上限です。
ほとんどの特典の上限が下げられたのです。
今回下がった上限までいかないライトユーザーにはそれほど影響はありませんが、たくさん楽天市場を利用していた方にはかなり痛手ですね。
主な獲得上限ポイントの変更は以下の通り。スマートフォンの方はスクロールしてお読みください
サービス | 変更前 | 変更後 |
楽天モバイル | 6,000〜7,000(プランや会員ランクによる) | 0〜2,000(プランや会員ランクによる) |
楽天モバイルキャリア決済 | 5,000 | 1,000 |
Rakuten Turbo/楽天ひかり | 5,000 | 1,000 |
楽天銀行+楽天カード | 5,000 | 1,000 |
楽天証券投資信託 | 5,000 | 2,000 |
楽天証券米国株式 | 5,000 | 2,000 |
楽天ウォレット | 5,000 | 1,000 |
楽天トラベル | 5,000〜15,000 | 1,000 |
楽天ブックス | 1,000 | 500 |
楽天kobo | 1,000 | 500 |
Rakuten Pasha | 5,000 | 1,000 |
Rakuten fashionアプリ | 5,000〜15,000 | 1,000 |
楽天ビューティ | 5,000〜15,000 | 500 |
かなり上限が低くなっていますね。
楽天トラベルなんかは上限15,000ポイント(ダイヤモンド会員の場合)が1,000ポイントですからかなり大きな変更となっています。
ポイント倍率
次はポイント倍率です。
主な変更は以下の通り。スマートフォンの方はスクロールしてお読みください
サービス | 変更前 | 変更後 |
楽天モバイル | 1倍〜3倍 | 対象外〜4倍 |
楽天モバイルキャリア決済 | 0.5倍 | 2倍 |
Rakuten Turbo/楽天ひかり | 1倍 | 2倍 |
楽天銀行+楽天カード | 最大1倍 | 最大0.5倍 |
こちらはまちまち。楽天モバイル関連では増えたのもあります。
ただし、前述のように上限が下がっていますので微妙かも・・・
達成条件の変更
次は達成条件の変更です。
楽天SPUの対象になるための条件もかなり厳しくなっています。スマートフォンの方はスクロールしてお読みください
サービス名 | 変更前 | 変更後 |
楽天ブックス | 1,000円以上購入 | 3,000円以上購入 |
楽天Kobo | 1,000円以上購入 | 3,000円以上購入 |
Rakuten fashionアプリ | アプリで購入 | アプリで5,000円以上購入 |
楽天ブックスの改悪は個人的に痛いですね・・・
5のつく日の改悪
また、楽天市場の名物企画「5のつく日」も変更になります。
倍率内訳 楽天会員1倍
SPU楽天カード特典 +2倍
5と0のつく日特典 +2倍
5と0のつく日特典 獲得上限ポイント 3,000ポイント
↓
変更後:毎月5と0のつく日は楽天カード利用でポイント4倍
倍率内訳 楽天会員1倍
SPU楽天カード特典 +2倍
5と0のつく日特典 +1倍
5と0のつく日特典 獲得上限ポイント 1,000ポイント
変更日
なお、変更日は以下のとおり。
楽天改悪の歴史
ちなみにここ2年〜3年の間の楽天は改悪がかなり多くなっています。
数年間でこれだけの改悪とは並べてみると恐ろしいです。
- 2021年4月:楽天ゴールドカードの改悪
- 2021年6月:楽天カードの公共料金ポイント大幅ダウン
- 2021年8月:楽天銀行+楽天証券のハッピープログラムの付与ポイント
- 2022年2月:楽天銀行+freeeのデータ連携終了
- 2022年4月:楽天ポイント付与の対象金額が税抜に変更
- 2022年4月:楽天銀行+楽天証券のハッピープログラムの付与ポイント
- 2022年4月:楽天銀行+楽天証券のマネーブリッジ普通預金の金利
- 2022年7月:楽天SPUの条件変更
- 2022年7月:楽天銀行+楽天カード SPU月間獲得上限ポイント数
- 2022年7月:楽天モバイルが0円維持不可に
- 2022年8月:お誕生日ポイント廃止に
- 2022年9月:楽天カードでの投信積立が0.2%還元に
- 2023年1月:Amazon.co.jpでの楽天カード(Mastercard)のご利用分のポイントが5分の1
- 2023年2月:楽天SPUの上限が全会員一律
- 2023年6月:楽天Payポイント付与対象外店舗拡大
- 2023年11月:月の合計から1回100円ごとに
ただし、改善されたものもあります。
ちなみにこれら改悪は簡単に言えば楽天モバイルでかなりお金が出ていっているのが大きいと思われます。
決算を見る限り、すぐにどうこうなるレベルではありませんが、身の丈にあっていない投資を続けており、あまり良い状況とは言えないということ。
社債の返済なども多く、1月に楽天モバイル債の発行、4月13日には楽天銀行が上場、5月には楽天グループのPOと立て続けに資金調達と見られる動きが多かった楽天グループ。
さらに、楽天証券の上場を計画しているなど資金調達をかなりがんばっています。
楽天モバイルでかなり資金流出が続いており、社債の返済予定も含めてキャッシュフローを見ても結構キツめの状況なんですよ。
詳しくはこちらの記事でまとめておりますので合わせて御覧ください。
まとめ
今回は「楽天SPUが再び大幅改悪。楽天プレミアムカード特典が消滅、各種特典の上限が厳しく・・・」と題して楽天SPUの改悪について見てきました。
楽天モバイルの資金繰り関連もあり、改悪続きです・・・
個人的に楽天市場の利用がかなり減っていますが、今回の改悪でさらに減りそうです・・・
お知らせ
You Tube「お金に生きるチャンネル」をはじめました。
You Tubeでも少しでも皆様のお役に立てる動画を定期的に発信していきますのでチャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。