新築住宅に引っ越した直後、Amazonで注文した荷物が3回連続で届かず、そのまま返送・返金になりました。
在宅していましたし、置き配も指定していました。
他の通販サイトの荷物や、ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便が運ぶ家具や家電は、同じ住所に問題なく届いていました。
届かないのはAmazonだけでした。
同じ時期には光回線の工事も何度もキャンセルされており、新築ならではの「住所がまだ世の中に知られていない問題」をまとめて体験することになりました。

なお、この記事は、3年前(2023年)の体験談です。
Amazonの配送のしくみや画面の表示は当時から変わっている可能性があるため、体験の部分は「2023年当時の話」として読んでください。
そのうえで、なぜ届かなかったのかの整理と、これから新築に引っ越す方が同じ目に遭わないための対策・事前チェックをまとめ直しました。
新築にAmazonが届かないとき、最初にすること
私なら、次の順に確認します。
1. 注文履歴を開き、お届け先と現在の配送状況を確認する
2. 登録住所を見直し、配送指示に建物の特徴や入口を補足する
3. 繰り返し届かない場合は、過去の注文もまとめて問い合わせる
4. 急ぐ商品は、次の注文でロッカーなどの受取スポットを検討する
5. 地図の住所や位置が間違っていれば、修正を提案する
「新築だから地図に載っていないのだろう」と原因を決めつける前に、今の荷物がどの段階にあるかを確認するのが先です。
Amazonが発送する商品の配送状況は、注文履歴の「配送状況を確認」から確認できます。
画面を読むときは、次のように対応を分けると整理しやすくなります。
| 注文画面の状態・表示の例 | 最初に確認したいこと |
| まだ発送されていない | 発送予定、お届け予定、出荷準備の状況 |
| 配達を試みたが届けられなかった | 詳細履歴、追加の案内、再配達を依頼できるか |
| 配達不能・返送中・返金予定 | その注文の返送・返金の案内と、今後の配送予定 |
| 配達済み・お届け済みなのに見つからない | 置き配場所、配達写真、家族などの受け取り |
表示される文言や選べる手続きは注文によって異なります。
その注文に表示される案内に沿って進めてください。
置き配の配達写真がある場合は、注文履歴から確認できます。
ただし、配送時の状況などにより写真がない場合もあります。
「配達を試みましたができませんでした」が3回連続
2023年の引っ越し後、Amazonで注文した荷物が予定どおり届かなくなりました。
下記の表記になってしまうんですよ。
配達を試みましたができませんでした
その時間、私は家にいました。
そもそも置き配を指定していますし、宅配ボックスもありますので、不在で持ち戻られる理由がありません。
再配達もできず「返送中」に切り替わる
困ったのはここからです。
再配達を依頼しようとしても受け付けられず、しばらくすると次の表示に切り替わりました。
誠に申し訳ありませんが、配送中に問題が発生したため、商品は返送中です。返品処理後、3 - 5営業日以内に返金いたします。
それまで何年もAmazonを使ってきましたが、この表示を見たのは初めてでした。
それが引っ越し後に3回続けて起きたのです。
住所の入力ミスでもなかった
最初は住所の入力を間違えたのかと疑いました。
しかし、アドレス帳を何度見直しても正しく入力されていました。
同じ住所で他の通販サイトの荷物は届いていましたから、住所そのものが間違っていたわけでもありません。
お金は返ってくるので金銭的な損はありませんでした。
ただ、「Amazonで買い物ができない」という状態は、想像以上に不便でした。
なお、よくあるミスで登記等に使う地番と住所は違うケースもあります。
その確認もしておきましょう。

試したこと:自宅はダメ、Amazon Hubロッカーなら届いた
原因を切り分けるため、受け取り方を変えて何度か注文してみました。結果は次のとおりです。
| 受け取り方 | 結果 |
|---|---|
| 新居・置き配 | 届かず返送 |
| 新居・対面受け取り | 届かず返送 |
| Amazon Hubロッカー | 問題なく受け取れた |
| 旧住所(引っ越し前) | 問題なく届いていた |
| 新居・他の通販サイト | 問題なく届いた |
| 新居・ヤマト運輸/佐川急便/日本郵便などの大手 | 問題なく届いた |
最後の手段として、配送先をAmazon Hubロッカーに切り替えたところ、あっさり受け取れました。
Amazon Hubロッカーは、コンビニや駅、スーパーなどに置かれたAmazon専用の受け取りロッカーで、届いたら通知メールのバーコードか認証キーで扉を開けて受け取る仕組みです。
この結果から、問題は「Amazonそのもの」でも「私のアカウント」でもなく、「新しい住所」と「Amazonの配送のしくみ」の組み合わせにあると考えるのが自然です。
電話で「近くまで来たが場所がわからない」と言われたことも
思い当たる節もありました。
引っ越し直後、ある配送業者から「近くまで来ているのですが、家の場所がわからない」と電話がかかってきたことがあったのです。
当時Googleマップで自宅を検索してみると、まだ空き地のまま表示されていました。
住所だけを頼りに地図アプリで探すと、たどり着けなくても不思議はありません。
ただし、画像の古さと、住所検索で示される位置の正しさは分けて確認する必要があります。
Googleも、航空写真やストリートビューなどの画像はリアルタイムのものではないと説明しています。
確認したいのは、主に次の3点です。
| 確認する情報 | 見るポイント |
| Amazonの注文に記載された住所 | 郵便番号、町名、丁目、番地などが合っているか |
| 地図で住所を検索した結果 | ピンが実際の自宅の位置を示しているか |
| 航空写真・ストリートビューなど | 撮影時期が古く、建築前の状態が残っていないか |
画像に家が写っていなくても、住所検索の位置は合っているかもしれません。
まず、どの情報に問題があるかを確かめましょう。
原因の考察:新築の住所は「3枚の地図」に載るまで時間がかかる
新築の住所は、役所に届け出た時点で「存在する住所」になります。
しかし、配達員が実際にその家へたどり着けるかどうかは別の話です。
私はこれを「住所の3枚の地図」と整理しています。
| 地図 | 中身 | 新築直後の状態 |
|---|---|---|
| 1枚目:行政の住所 | 地番や住居表示、郵便番号、住民票の住所 | もう決まっている |
| 2枚目:世の中の地図データ | Googleマップ、カーナビ、地図会社のデータ | 空き地のまま、番地が出ないことも多い |
| 3枚目:配送現場の地図 | 配達員のルートアプリ上のピン位置、ドライバーの土地勘 | 2枚目に頼るほど迷いやすい |
1枚目に載っていても、2枚目と3枚目に載るまでには時間差があります。
この「地図の空白期間」に、地図アプリ頼みで動く配送ルートほど迷いやすくなる、というのが私の見立てです。
Amazonの荷物を運んでいるのは誰か
Amazonの荷物は、ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便などの大手のほか、Amazon独自の配送網でも運ばれています。
配送業者の欄に「Amazon」と表示されるのがこちらです。
Amazon独自の配送網には、大きく2つの担い手がいます。
ひとつは「デリバリープロバイダ」と呼ばれる、Amazonと提携する地域の配送会社です。
2017年当時の報道では、TMG、SBS即配サポート、札幌通運、ファイズ、丸和運輸機関の5社が挙げられていました。
もうひとつが「Amazon Flex」です。
2019年に日本で始まった仕組みで、Amazonと直接業務委託契約を結んだ個人事業主のドライバーが、自分で選んだ時間枠で配達します。
大手宅配は届いて、Amazon配送だけ届かない理由(推測)
ここからは、当時の状況をもとにした私の推測です。
大手宅配は、同じエリアを毎日担当するドライバーが回り、わからない家があれば営業所経由で電話確認もしてくれます。
一度届けば、新しい家もすぐ覚えてもらえます。
一方、Amazon配送は日によって担当ドライバーが変わることがあり、アプリの地図とピン位置を頼りに短時間で多くの荷物を回る運用だと考えられます。
地図上で空き地のままの家は、見つけられずに「配達不能」と処理されやすいのかもしれません。
この推測を裏づけるのが、Amazon Hubロッカーなら届いたという事実です。
Amazon Hubの開始時の発表では、ロッカーやカウンターへの配送はデリバリープロバイダーが担うと説明されていました。
運ぶ側が同じでも、行き先が「地図に載っている施設」なら届く。つまり問題は、運び手よりも「行き先の見つけやすさ」にあると考えられます。
なお、Amazonの「配達不能→返送・返金」は新築に限らず起きることがあります。
新築でなくても続く場合は、住所以外の配送側の事情も疑ってください。
カスタマーサービスの回答:「理由はAmazonにもわからない」
当時、さすがにこのままではまずいと思い、Amazonのカスタマーサービスに問い合わせました。返ってきた答えは、正直なところ衝撃でした。
Amazon側では理由はわからず、配送業者から「配達不能」の連絡が来ているだけ、とのことでした。
よくある例としては、配送中に何らかの理由で箱を汚したり傷めたりしてしまったケースがあるそうです。
私も以前、ふるさと納税でとうもろこしを頼んだら、配送中に別の荷物の汁がかかってしまったという連絡を受けたことがあります。
そういうケースはあり得るでしょう。
ただ、3回連続で同じことが起きるとは考えにくいところです。
担当の方も理由を把握していない以上、問い詰めても答えは出ません。
その場は引き下がりました。
日本企業ならもう少し踏み込んで調べてくれそうだ、と感じたのも当時の本音です。
配達不可となるよくある原因
ちなみにAmazonのヘルプに記載されているよくある配達不可の原因は以下とのこと。
出典:配達不可パッケージ
- お届け先の住所が間違っている、情報が不足している、配送制限がある、または犬の存在によるドライバーの安全上の懸念がある場合。この場合、アドレスの追加と管理から犬の存在などを含む配送指示を追加してください。
- 配送業者が何度か配達を試みたものの、ご不在などで、お届けできなかった場合。
- ギフト注文の場合で、ギフトの受け取り主が心当たりのない荷物として受け取り拒否された場合。
- 配達用伝票が読み取れなくなり、配送業者が配達できなくなった場合。
- 荷物が配送中に損傷した場合、配送業者は配達を試みずに返送する可能性があります。
私のケースのような新築の場合は記載されていないんですよ。
配達不能になったときのお金の扱い
配達不能でAmazonに返送された場合、購入者には配送料も含めて全額が返金されます。
ただし、返送された商品が改めて届けられることはないため、欲しければ新しく注文し直す必要があります。
私の場合も、表示どおり数営業日で返金されました。
金銭的な損はありませんが、セールで買った商品だと、再注文の時点で値段が戻っていることもあります。
地味に痛いところです。
問い合わせるなら「理由」より「次の配達の手当て」を
今振り返ると、聞くべきは「なぜ届かなかったか」ではなく「次はどうすれば届くか」でした。
次の章で紹介する配送指示を書き込んだうえで、新築で地図に載っていないことをはっきり伝えておくほうが、話が前に進みやすいはずです。
対策:新築でもAmazonの荷物を受け取る「届く化5ステップ」
ここからは、3年前の失敗を踏まえて「いま新築に引っ越すならこうする」という対策をまとめます。
メニューの名称などは当時から変わっている可能性があるため、実際の画面に合わせて読み替えてください。
考え方はシンプルです。「3枚の地図」のうち、2枚目と3枚目の空白を自分で埋めにいきます。
上から順に、手間の少ないものから並べました。
- アドレス帳の住所を、役所の表記にそろえる 住民票や役所からの通知と同じ表記で、番地や号まで省略せずに入力します。新しい分譲地では、地番と住居表示が混在して配達員が迷うことがあります。戸建てでも、建物名の欄に「○○様方」など名字を入れておくと、表札と照合しやすくなります。
- 配送指示に「目印」を書き込む アドレス帳で既定の住所を開き、「配送指示(置き配含む)」から置き配の場所などを設定します。補足を書ける欄があれば、「新築のため地図アプリでは空き地表示です。○○公園の北隣、白い外壁の家、表札あり」のように、地図に頼らずたどり着ける情報を書きます。
- 自宅を地図に載せにいく Googleマップでは、地図の問題を報告する機能から、住所やピンの位置の追加・修正を申請できます。あわせて、表札やポストに名字と番地を見やすく出しておきましょう。地図データが更新されるまでの間、現地で確認できる手がかりになります。詳しくは後述。
- 届くまでは、受け取り場所を切り替える 自宅に届かない間は、Amazon Hubロッカーやカウンター、コンビニ受け取りなどに切り替えます。Amazonが発送する対象商品であれば、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、PUDO、ヤマト運輸の営業所なども受け取り場所に指定できます。当時の私も、この方法で買い物そのものは止めずに済みました。
- カスタマーサービスには「新築で地図に載っていない」と伝える 返送が続く場合は、ステップ2の配送指示を入れたうえで、新築で地図アプリ上は空き地になっていることをはっきり伝えます。理由を問いただすより、次の配達で何を見ればたどり着けるかを共有するほうが建設的です。
どうしても自宅で受け取りたい日用品は、当面は大手宅配を使う通販サイトで買う、という割り切りもありです。
Amazonでは購入者側が配送業者を選べないため、ここは自分でコントロールできる部分で工夫するしかありません。
Googleマップの住所・ピンに誤りがあれば修正を提案する
Googleマップで自宅の住所を検索し、表示される位置が違う場合や住所が見つからない場合は、住所・ピンの修正や追加を提案できます。
パソコンでの手順は、次のとおりです。
住所を検索すると、違う位置が表示される場合
1. Googleマップで住所を検索する。
2. 「編集を提案」から「間違ったピンの場所または住所」を選ぶ。
3. 正しい位置・住所情報を入力して送信する。
新しい住所を追加する場合
1. Googleマップのメニューから「地図を編集」を開く。
2. 「間違ったピンの場所または住所」を選ぶ。
3. 地図を動かして対象の位置を指定し、住所情報を入力して送信する。
なお、自分用の「自宅」ラベルを設定しても、そのラベルが配達員に公開されるわけではありません。Google公式でも、非公開ラベルは本人にだけ表示されると説明されています。
一般の住宅を、配達の目印にするためだけに店舗や施設として登録するのも適切ではありません。
Googleの場所登録の要件では、自分の自宅などの私有地は対象外とされています。
住所を直したいときは、住所・ピンの修正機能を使いましょう。
また、Googleマップの修正によってAmazonの配送情報も更新され、配達の問題が解決するとは断定できません。
地図の修正は補助的な対策と考え、届いていない注文についてはAmazon側にも確認してください。
その後どうなったか
結論から言うと、この騒動から1ヶ月ほどで、Amazonの荷物は自宅に普通に届くようになりました。
その後は、ほかの宅配便と同じように受け取れています。
Amazonから理由の説明はなかったので、何が決め手だったのかははっきりしません。
ただ、新築の住所が地図データや配送現場の地図に反映されるまでの時間差だったと考えると、1ヶ月ほどで自然に解消したことにも説明がつきます。
裏を返せば、私の場合の「地図の空白期間」は1ヶ月ほどでした。
ずっと続くわけではないので、慌てて通販サイトを乗り換える前に、まずはAmazon Hubロッカーやコンビニ受け取りでしのぐのが現実的です。
もちろん地域や時期によって差はあるはずなので、1ヶ月はあくまで私のケースの目安として受け取ってください。
よくある質問
- 新築住宅はAmazonに住所登録しないと配達されませんか?
-
まず必要なのは、Amazonのアドレス帳と、その注文のお届け先が正しいことです。[4]
新築住宅だから必ず別の特別な登録が必要だと決めつけず、住所、配送指示、配送状況の順に確認しましょう。
私のケースでも、住所データの未登録が原因だったとは確認できていません
- 在宅していたのに「配達を試みた」と表示されるのはなぜですか?
-
その表示だけでは、具体的な理由までは判断できません。
詳細履歴と追加の案内を確認し、在宅していたこと、インターホンの呼び出しや連絡があったかどうかを、事実に沿ってサポートへ伝えてください。
- 置き配に変更すれば解決しますか?
-
建物や入口を見つけられないことが原因なら、置き配への変更だけでは解決しない可能性があります。
置き配場所の設定と併せて、建物の外観、入口、近くの目印を補足することを考えましょう。
- 返金はいつ、いくら戻ってきますか?
-
配達不能で返送された場合は、配送料も含めて全額が返金されます。
2023年当時の私の場合は「返品処理後、3〜5営業日以内に返金」と表示され、実際にそのとおり戻ってきました。
最新情報はこちらをご覧ください。
これから新築に引っ越す人へ:入居前にやっておく7つのチェック
新築の「住所が知られていない問題」は、入居してから慌てるより、先回りしたほうがずっと楽です。
3年前の私の失敗をもとに、入居前にやっておきたいことをまとめました。
- 番地や号が確定したら、Amazonのアドレス帳に新住所を登録し、配送指示に目印を書いておく
- Googleマップで新居の位置を確認し、空き地や番地なしの表示なら修正を申請する
- 入居日までに表札とポストを設置し、名字と番地が道路側から見えるようにする
- 新居の近くのAmazon Hubロッカーやコンビニを、受け取り先としてアドレス帳に登録しておく
- 郵便局に転居届を出し、旧住所あての郵便物を新居へ転送してもらう
- 光回線は早めに申し込む(新築の開通工事は延期されやすいため)
- 家具や家電の配送業者には、電話番号と現地の目印をあらかじめ伝えておく
原因が分からない場合でも、届け先を説明する情報を整え、必要な物を受け取るための選択肢を増やしていきましょう。

