ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>登場。経済特区の活用で運用コスト低減

新しいNISAがはじまったこともあり、昨年から新しいインデックスファンドが続々登場します。

そんな中、今まであまり争いが起きてなかった「インド株」も人口が世界一になったこともあり、注目度高くなり続々登場しています。

今回は新たに登場したニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>について詳しく見ていきましょう。

ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>の概要

まずは「ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>」の概要から見ていきましょう。

ファンドの名称ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>
愛称:ギフトシティー
運用会社ニッポンライフ・インディア・アセットマネジメント
ベンチマークNifty50指数(配当込)
設定日 2025年2月19日

ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>のベンチマーク

ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>はインド株式の Nifty50指数(配当込み)をベンチマークとした投資信託です。

Nifty50はNSE Indices Limitedが算出しているインド国立証券取引所に上場している50銘柄から構成される時価総額加重平均型の株価指数。

S&P500がアメリカを代表する500社の指数ですが、それのインド版みたいな感じですね。

まだインドは株式市場が成熟していないこともあり、50社だけなんですよ。

それでもインドは人口も増えており、今後大きく経済成長が予想されることから投資対象として注目され始めていますので注目度が高くなりそうです。




ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>の手数料

次に手数料を見ていきましょう

信託報酬率

ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>の実質的な信託報酬率は

年率0.198%程度(税込)
となっています。
投資先のETFであるニッポン・インディアETF Nifty50 BeESの経費率が0.1%からで0.11%すから実質的な信託報酬は0.298%〜0.308%程度となります。

購入時手数料

購入時手数料は

ありません

となっています。

信託財産留保額

信託財産留保額は

なし
となっています。
ただし、信託財産留保額はなしが得とは一概には言えない部分もあります。

競合投資信託などとの比較

ライバルとなる投資信託と比較してみましょう。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください

ファンド名ベンチマーク信託報酬率(年率、税込)
SBI・フランクリン・インド株式FTSE India30/18 Capped Index(配当込み)0.2538%
アムンディ・インデックスシリーズインド株 Nifty500.2805%
auAM Nifty50インド株ファンド Nifty500.297%
ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし> Nifty500.298%〜0.308%
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド Nifty500.308%
SMTAMインド株式インデックス・オープン Nifty500.308%
eMAXIS インド株式インデックス Nifty500.44%
SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドS&P BSE SENSEXインデックス0.4638%程度
auAM Nifty50インド株ファンドNifty500.4675%
iFreeNEXTインド株インデックスNifty500.4730%
iTrustインド株式なし0.928%

昨年まではインド株のファンドは数えるほどしかありませんでしたが、このところ続々登場していますね。

今回発表された「ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>」は Nifty50を対象としたファンドの中ではアムンディ・インデックスシリーズインド株とauAM Nifty50インド株ファンドの次に低い形となります。

これだけ見ると微妙ですが、本ファンドは経済特区であるGIFT Cityにおける税制優遇制度を活用し、運用コスト低減を図るというのをウリにしています。

愛称がギフトシティーですからね。

その税制優遇部分がどれくらいになるのかは今の時点ではわかりませんが、経費率等はほかよりも低くなる可能性がありそうです。

そのあたりは運用を開始してみないとわからないので様子が見たいところです。

ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>の取り扱い金融機関

ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>の取り扱い金融機関は今の時点では下記です

ネット証券大手3社ですね。

ニッセイの商品なので今後増えていく形となるでしょう。




インドの将来性は?

まずは今回の前提となっているインドへの投資について考えて見ましょう。

日本に住んでいるのになぜインドへ投資?って疑問に思う方も多いでしょうが、私も注目している国の一つです。

ソフトバンクの孫さんもインドに高い注目をしていますね。

インドは人口世界一になる国

インドが投資先として注目されている最も大きな要因は人口でしょう。

日本と違い人口が大きく増えている国なのです。

インドは人口80億人を超えて2023年に中国を抜いて世界一となっています。

少し前には国連の人口推計によると10年以内にインドは中国を抜き世界トップの人口になることが予想されていましたが、かなり早まりましたね。

現在、インドの人口は昨年7,600万人増えたんですよ、

日本の人口の2分の1近くが1年で増えているという・・・かなり驚きですね。

人口が増えればそれだけ消費も増え経済も動きます。

そのためインドはGDPの伸びも著しいです。

日本は人口オーナス期ですが、インドは人口ボーナス期なんですね。

人口ボーナス期は安価で豊富な労働力があります。

国の予算を経済政策に振り向けやすく、また他国からの投資を呼び込めるので、経済が活性化しやすいんですよ。

経済が活発化すれば当然株も上がりやすくなります。

インドの人口は今の時点でも日本の10倍くらいありますからかなり将来性がある国であると言えるでしょう。

投資は伸びているところを買うのが基本ですから当然インド株も投資対象として考えたいところなんです。

新型コロナ前の予想ではありますが、IMFの世界経済見通しでは最も高い成長が予想されるのがインドでしたね。

優秀な人材が多く、平均年齢も若い

また、インドは平均年齢は28.2歳(2023年)と日本の47歳と比較してかなり若くなっています。

教育も充実しています。

そのため特に数学やITの分野では世界各国でインド出身の優秀な技術者が活躍していますね。

元々イギリスの植民地であったため英語が共通語であることも中国と比べて大きなアドバンテージなんです。

他国で活躍するインド人の方が母国に帰って起業するなんてことも多くなっています。

そんな中から第2のアマゾン、グーグルが生まれて来る可能性もあるでしょう。

中国でアリババなんかが生まれたように。。。

また、国もそれを支援するようなIT化を世界に先駆けて行っているんですね。

中国ではアメリカで最新ITを学んだ技術者が中国に帰って起業することが増えて大きく成長しました。

同じことがインドでも起こり得るのです。

ディスクロージャーが充実

また、インドはディスクロージャー(企業内容の開示)が充実しているのも魅力です。

インドの代表的な証券取引所のムンバイ証券取引所は1875年に設立されましたがこれはアジア最古なんです。

歴史が長いこともあり、インド株は他の新興国と比べて、ディスクロージャーが充実しているんですよ。

四半期報告なんかも義務化されているんです。

私が中国株を辞めたのも持ち株が急に売買停止になり、なにも情報がないことに不安を感じたからです。

そういう点ではインド株はある程度安心はできますね。



まとめ

今回は「ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>登場。経済特区の活用で運用コスト低減」と題して ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>のレビューを見てきました。

結論としては以下のとおりです。

税制優遇部分がどうなるか
投資と猫
koge

評価:5本ファンドは後追いにもかかわらず、同じベンチマークのファンドよりも信託報酬が高くなっています。しかし、経済特区であるGIFT Cityにおける税制優遇制度を活用し、運用コスト低減を図るという他のファンドにない特徴がああり、その部分がどのくらい効いてくるのかに注目ですね

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