つみたてNISAが1年間で口座数85万、買付額2,045億円増えた件。まだ始めてない人いるの?

金融庁から2019 年 12 月末時点のNISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査 が発表されました。

つみたてNISAの利用者が順調に増えているのがわかるデータとなっています。

また、NISAも2024年からは新制度になったり、ジュニアNISAが終了する予定ですからそのあたりも含めて今回は金融庁が発表したNISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査を読み解いていきます。

そもそもつみたてNISAってなに?どうやって始めたらいいの?って方はこちらの記事も合わせて御覧ください。

つみたてNISAとはなにか「おすすめの金融機関」「おすすめのアセットアロケーション」「おすすめ商品」「イデコとの違い」「NISAとの違い」などつみたてNISAについて網羅的にご紹介していますよ。

なお、こちらの資料の最新版はこちらの記事を御覧ください。

つみたてNISA、NISA、ジュニアNISAの口座数

まずはNISAファミリー(つみたてNISA、NISA、ジュニアNISA)口座数です。

令和元年(2019年)12月末時点のデータになります。

つみたてNISA口座数2019年12月
NISA(一般・つみたて)・ジュニアNISA口座数 2019年12月

出所:金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査2019年12月末時点」より

平成30年(2018年)12月末時点データ

ちなみに平成30年(2018年)12月末時点は以下のとおりです。

NISA(一般・つみたて)・ジュニアNISA口座数 2018年12月
NISA(一般・つみたて)・ジュニアNISA口座数 2018年12月

出所:金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査2018年12月末時点」より

NISA口座数

まずいちばん多いのがNISA(一般)で1,176万6,629口座と一番多くなっています。()は基準日時点において、一般NISAの投資利用枠が設定されている口座数を示します。それが938万6,239口座となります。逆に言えば口座開設したけど投資利用枠が設定されていない口座が200万口座近くあるってことですね。

おそらくまったく利用する気がない友人などをノルマのために勧誘した金融機関勤務の方が多いのでしょうね・・・・

昨年同時期である平成30年(2018年)12月末時点では1,142万9,743口座(911万3,808口座)でしたから一年で336,886口座(272,431口座)増えた計算となります。

まだまだNISA口座も人気がありますね。

つみたてNISA口座数

つみたてNISAは188万8,946口座となりました。前年は103万7,169口座ですから一年で851,777口座増えた計算となります。

NISAからの移行組も多いと思いますが、つみたてNISAは2018年にスタートした制度ですから2年で188万8,946口座は順調といってもよいでしょう。

ただし、つみたてNISAは非常にお得な制度ではありますのでこれでもまだまだ利用者が少なすぎる感はあります。

ちなみにつみたてNISAはNISAとどちらか1人1口座しか作れません。ですから日本人の10人に1人はNISA関連の口座を持っている計算となりますね。

 ジュニアNISA口座数

廃止の決まっているジュニアNISA口座は35 万3,080口座となっています。

昨年同時期が31万2,735口座ですから一年で4万口座程度しか増えていません。

需要があまりないみたいですし、終了するのも分からないでもないところですね。

下記記事にも書きましたが、実際、ジュニアNISAで購買されている商品を見ても子供の将来のため・・・っていう感じは全くしませんしね。

NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAの買付額

次にNISAファミリー(つみたてNISA、NISA、ジュニアNISA)での買付額を見ていきましょう。

こちらも令和元年(2019年)12月末時点のデータになります。

つみたてNISA買付額2019年12月
NISA(一般・つみたて)・ジュニアNISA買付額 2019年12月

出所:金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査2019年12月末時点」より

平成30年(2018年)12月末時点データ

ちなみに平成30年(2018年)12月末時点は以下のとおりです。

つみたてNISA買い付け額

出所:金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査2018年12月末時点」より

NISAでの買付額

NISAは18兆3,830億2,631万円と当然ながら一番多くなっています。

1口座あたりに換算すると約156万円となります。

NISAは2014年からスタートしていますので、5年近く経っている制度で現状年間120万円が上限ですから使っている方は使っているけど・・・って状況ですね。

ちなみに2018年12月時点では15兆6,290億8,749万円でした。

1年で2.5兆円近く増えていますね。

つみたてNISAでの買付額

つみたてNISAは2,973億1,278万円となっています。

1口座あたりに換算すると約15.7万円となります。

こちらは2018年にスタートした制度で上限が年間40万円ですからその5分の1程度は使われていることになりますね。

上限までの方が多くて少しの方も多いという感じかもしれません。

ちなみに2018年12月時点では927億4,654万円でした。

1年で2,045億円近く増えていますね。

ジュニアNISAでの買付額

ジュニアNISAは1,654億8,762万円となっています。

1口座あたりに換算すると約46万となります。

こちらは2016年からスタートした制度で上限は年間80万円となっています。

ちなみに2018年12月時点では1,162億3,197万円でした。

1年で492億円近く増えています。

意外?に使われている印象です。

まとめ

今回は「つみたてNISAが1年間で口座数85万、買付額2,045億円増えた件。まだ始めてない人いるの?」と題して最新のNISAファミリーの利用状況を見てきました。

非常にお得な非課税制度のつみたてNISAやNISAですが、活用している方は大いに利用。

そうでない方は口座さえ開いていないという現状です。

特につみたてNISAはiDeCoと合わせて初めての投資には大変おすすめですからぜひ活用してみてくださいね。

投資となると少し敷居が高くなってしまう方も多いと思いますが、つみたてNISAの対象商品の実際の利回りや私の実績を確認してみてください。一歩踏み出す勇気が湧いてくるかもしれません。

つみたてNISAで投資できる商品の利回り(トータルリターン)ランキングはこちら。

金融庁が選別していることもあり多くの商品がプラスとなっています。
また、私が実際につみたてNISAでどれだけの運用成績となっているのかはこちらの記事を御覧ください。
この記事は2019年12月末時点ですが、今はさらにプラス幅が大きくなっています。
なお、このデータの最新版はこちらの記事を御覧ください。

つみたてNISA・NISAに加入するなら2社が有力

つみたてNISA・NISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。

選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。その点を加味すると下記のSBI証券、楽天証券が有力となります。

SBI証券

SBI証券はクレジットカードでの購入等は今の所できませんが、商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れていますので楽天カードを使っていない、使わない方には筆頭候補となるでしょう

SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。

利便性で考えるならSBI証券でしょう。

資料請求等はこちらから

SBI証券
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SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。

楽天証券

楽天証券最大のメリットは楽天カードでつみたてNISAの投資信託等を購入できることです。

楽天カードを利用することでポイントが付きますので他の証券会社には真似がしにくいかなりのストロングポイントとなっています。

楽天カードを利用しているなら楽天証券がおすすめですね。

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楽天証券
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楽天証券

楽天証券はなによりも楽天カードや楽天キャッシュで投資信託を購入すると楽天ポイントが付くのが大きなメリットです。さらにSPU(楽天スーパーポイントアップ)の対象になり、さらに楽天市場での買い物でポイントがつきやすくなります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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