個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にはもう1つ隠されたメリットがあることをご存知でしょうか?
今回はこの隠されたメリットについて見ていきたいとおもいます。
とくに自営業者の方やフリーランスの方は必見ですよ。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)以外の自営業向けの年金対策はこちらを御覧ください。
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個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)には隠れたメリットがある。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)は本当にお得な制度ですが、あまり知られていない隠されたメリットがあります。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)とは
本題に入る前にまずは、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)とはなにかについて見ていきましょう。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)は簡単に言えば国民年金や厚生年金とは別に個人で入る年金制度のことです。
メリットとしては
掛け金が全額所得控除(小規模企業共済等控除)であるため節税効果があること
運用で利益がでても非課税であること
受け取るときも一時金なら退職金控除、年金なら公的年金控除を受けれること
があります。
特に全額所得控除はかなりメリットが大きい制度ですので入らない手はありませんよね。
詳しくは下記のページを御覧ください。
個人型確定拠出年金(イデコ/iDeCo)とは、毎月決まった金額を積み立てることで老後の生活に備えるための公的な制度です。この制度最大の特徴は税金面で様々な優遇措置が取られていることです。他にもメリット・デメリットがありますの[…]
しかし、他にも自営業者なら知っておきたいメリットが隠されているのです。
隠されたメリット1:自己破産で没取されない
まず一つ目の隠されたメリットは自己破産しても没収されないということがあります。
自営業者の場合に銀行の融資を受ける際などに社長個人の保証を付けさせられることが多いと思います。
そのため、会社をたたむときにはそれらの返済義務が個人の資産にも及ぶのです。
そうなれば自己破産をする方もいるのですが、その場合に預貯金や株式、不動産、生命保険などほとんどの資産を没収されて債権者への返済に充てられます。
しかし、年金制度の1つである個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)は没収の対象外とされています。
これはは確定拠出年金法第32条で、
「給付を受ける権利は、譲り渡し、担保に供し、又は差し押さえることができない。
ただし、老齢給付金及び死亡一時金を受ける権利を国税滞納処分(その例による処分を含む。)により差し押さえる場合は、この限りでない。」
と定められているためです。
つまり、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)で積み立てておいたお金は自己破産したとしても保護されるのです。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)は自分自身の資産を守る手段としても使えるってことなのです。
後からは掛けられないので早めの準備を
では倒産しそうになったときに一気にかければいいじゃない?
って思う方もいるかもしれません。
しかし、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)は掛けれる金額が個人事業主の場合で月額6万8千円(付加年金加入者は月額6万7千円、国民年金基金加入者はイデコと合計して月額6万8千円まで)です。
年払いはできるようになりましたので、後付でもその年の分は掛けることができます。
しかし、それでも上限は年間81.6万円に過ぎません。
早め早めの準備が必要ってことですね。
隠されたメリット2:離婚時の年金分割対象外
もう一つあるのが離婚時の年金分割の対象外であるという点です。
離婚時の年金分割とは離婚したときに年金の一部を配偶者に渡すことになる制度です。
離婚時の年金分割は下記のようになります。
出所:社会保険庁WEBページより
年金分割について詳しくはこちらの記事を御覧ください。
つまり、2階建て部分が対象となり、国民年金と3階建てにあたる部分は対象外なのです。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)は3階建て部分ですから年金分割の対象外となります。
(年金分割の対象外ですが財産分与では対象であるという見解もありますのでご注意くださいね。)
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まとめ
今回は個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の裏のメリットをご紹介しました。
まとめるとこんな感じです。
離婚しても年金分割対象外となる
もちろん廃業や離婚などしないに越したことはありませんが、いざという時の備えも重要ですよね。
ぜひ早めに準備しておきましょう。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。
しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。
簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。
私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、楽天証券の5択の中から決めます。
(※私が加入しているのはSBI証券です)
この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。
また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。
順番に見ていきましょう。
SBI証券
まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。
SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。
選択の楽しさがありますよね。
また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。
SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。
マネックス証券
次点はマネックス証券 iDeCoです。
こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。
iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。
マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoでいち早くiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いをはじめたところも大きなポイントになりますね。
松井証券
松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。
その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。
こちらも有力候補の一つですね。
2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。
大和証券
大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。
他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。
また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。
運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。
楽天証券
楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。
この2つのファンドは人気ですね。
楽天証券は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった楽天ブランドの人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。今後は楽天SPUの対象になったりしたらかなり面白い存在ですね。
総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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