総務省の圧力により、ドコモ、au、ソフトバンクがそれぞれオンライン専用のブランドとなるahamo(ドコモ)、povo(au)、LINEMO(ソフトバンク)を立ち上げました。
各社とも20Gで税込み3,000円を割るという魅力的な価格に抑えてきましたが、私は最終的にワイモバイル(メイン)+楽天モバイル(サブ)に決めました。
今回はその理由を解説していきます。
私と同じような判断になる方も多いと思われます。
携帯電話新料金プランの価格、スペック比較
まずはahamo、povo、LINEMO、UQモバイル(くりこしプランM)と私が選択したワイモバイル(シンプルM)、楽天モバイルを比較してみましょう。
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ブランド・料金名 | ahamo(ドコモ) | povo(au) | LINEMO(Softbank) | UQモバイル (くりこしプランM) | ワイモバイル (シンプルM) | Rakuten UN-LIMIT Ⅵ(楽天モバイル) |
基本料金 | 2,700円(税込2,970円) | 2,480円(税込2,728円) | 2,480円(税込2,728円) | 2,480円(税込2,728円) | 2,980円(税込3,278円) | 〜2,980円(税込3,278円)の段階制 |
家族割 | 割引特典対象外 グループ回線からのahamo契約回線への発信については無料 | なし | なし | なし | Softbank光/Air加入(おうち割光セットA)または家族割サービス(2回線目以降)1,080円値引 1,900円(税込2,090円) | なし |
高速データ通信容量 | 20G | 20G | 20G | 15GB | 15G | 1Gまで0円 3Gまで980円 (税込1,078円) 20Gまで1,980円 (税込2,178円) それ以上無制限で2,980円 (税込3,278円) (楽天エリア外は5GBまで) |
超過時速度 | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps |
未使用データ容量の 次月繰り越し | なし | なし | なし | あり | なし | なし |
テザリング | 追加料金無し | 追加料金無し | 追加料金無し | 追加料金無し | 追加料金無し | 追加料金無し |
シェアプラン | なし | なし | なし | なし | シェアプラン480円(税込528円) | なし |
無料音声通話 | 1回5分まで無料 | なし 国内通話5分かけ放題500円(税込550円) | なし 国内通話5分かけ放題500円(税込550円) | なし 国内通話5分かけ放題500円(税込550円) 国内通話10分かけ放題700円(税込770円) 国内通話かけ放題1,700円(税込1,870円) | なし 国内通話10分かけ放題700円(税込770円) 国内通話かけ放題1,700円(税込1,870円) | 通話放題(楽天エリア内でRakuten Link利用時) |
5G対応 | あり | あり(夏以降) | あり | なし(5G対応プランは後日発表) | あり | あり |
キャリアメール | なし | なし | なし | あり (uqmobile.jp) | あり (ymobile.ne.jp) | あり (rakuten.jp) |
受付 | オンライン専用 | オンライン専用 | オンライン専用 | WEB、店頭 | WEB、店頭 | WEB、店頭 |
留守番電話 | なし | なし | なし | あり(留守番電話、三者通話、迷惑電話撃退セットで418円/月) | あり(無料) | あり(無料) |
転送電話 | なし | なし | なし | あり(無料) | あり(無料) | あり(無料) |
その他 | 先行申込で3,000ポイント | データ使い放題24時間(200円:税込220円) | LINEは使い放題(カウントフリー) | 節約モードあり | データ容量オプション500円/月(1年無料)加入で18GB/月 | 1年無料 SPU+1倍 |
ahamo(ドコモ)、povo(au)、LINMO(ソフトバンク)の大手3社はほぼ横並びの料金設定となっています。
高速データ通信容量は三社とも20Gです。
楽天は段階的な価格設定となっており、無制限となっています。(楽天エリア内)
ワイモバイルは15Gと大手3社のオンライン専用プランと比較して少なくなっていますが、価格は6社で一番高いという微妙な立ち位置。
その状況でなぜ私はワイモバイルを選択するのでしょう?
メインをワイモバイルにした理由
私がワイモバイル(メイン)に決めたのにはそれなりの理由があります。
単純な価格だけ比較するとこのような選択とはなりにくいと思われます。
実は表面上の価格やスペックではわかりにくいオンライン専用プランにはない魅力がいくつかあるんですよ。
20Gも使わない問題
まずひとつ目のポイントは大手3社のオンライン専用プランが採用している20Gという部分です。
20Gバイトの通信量の目安はソフトバンクが自社のWEBサイトで公開していますが、こんなに使わないんですよ。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
メールの送受信 | およそ41,800通/月 | およそ1,393通/日 |
ニュースサイトの閲覧 | およそ69,800ページ/月 | およそ2,327ページ/日 |
動画の視聴 | およそ90時間/月 | およそ3時間/日 |
音楽ダウンロード | およそ5,000曲/月 | およそ167曲/日 |
私の場合は家では光回線をWi-Fiで飛ばして利用していますので通信量を消費しません。
そのため、当然ながらWi-Fi環境ならこのカウントには入りません。
ですからWi-Fi外で動画見まくりとかテザリングしまくりじゃないとなかなか達成できないレベルなのです。
現在の利用状況は月によりますが、3Gとかでは心もとないけど20Gまでは絶対使わないという感じとなります。
2月の利用は5G弱。
ですから正直、ワイモバイルの15Gもいらないのですけどね。
5Gとか10Gのプランがあればそちらがよかったレベルですね。
さすがSoftbankはこの微妙な線をついて価格設定していますね。
3Gなら家族割で990円も
ちなみにワイモバイルには3GのシンプルSというプランもあります。
こちらだと3GBで1,980円(2,178円)ですね。さらに家族割対象ならば900円(990円)というびっくり価格となります。
私の場合は3Gだとちょっと心もとない・・・ってのがありますし、3Gだと超過時速度300kbpsであること、後述するシェアプランの価格が上がるためにシンプルMの方を選択しています。
家族で2台以上契約するなら価格も安い
もう一つが以上家族割の存在です。
ワイモバイルのシンプルMは2,980円(税込3,278円)と楽天モバイルはもちろん、大手3社のオンライン専用プランやUQモバイルと比較して高いですし、ギガ数も少ないです。
しかし、他にない家族割というものがあります。
2回線目からは1,080円引きとなるのです。
適用になるなら2回線目からは1,900円(税込2,090円)で利用が可能なのです。
しかもこの家族割は今までの家族割と違い期限が決められておらず、ずっと割引が続きます。
これがかなり大きいんですよ。
比較してみましょう。
例えば同じSoftbankグループのLINEMOを家族で2台契約した場合と、ワイモバイル(シンプルM)を家族で2台契約した場合です。
- LINEMO:2,480円(税込2,728円)✕2回線=4,960円(税込5,456円)
- ワイモバイル:2,980円(税込3,278円)+1,900円(税込2,090円)=4,880円(税込5,368円)
つまり、2台以上家族で契約するならワイモバイルの方が安いんですよ。(20Gと15Gの違いはありますが)
さらに契約数が増えれば差は開いていきます。
家族割の範囲がかなり広い
出典:ワイモバイル 家族割引サービスより
また、ワイモバイルの家族割はかなり範囲が広いです。
血縁・婚姻の親等数の制限もありませんし、別住所でも可能です。また、結婚していない同住所(同棲)の恋人どうしてでも可能なんですよ。
戸籍謄本や住民票記載事項証明書、健康保険証で家族であることが証明できればOKとのこと。
留守番電話が使えること
個人的に最後までahamo(ドコモ)、povo(au)、LINMO(ソフトバンク)の大手3社のオンライン専用プランで引っかかったのは留守番電話です。
3社のオンライン専用プランは留守番電話も転送電話も非対応なんですよ。
昔と比べて他の連絡手段がありますから留守番電話の必要性は減ってきていると思いますが、まだ個人的には欲しい機能です。
知らない電話から着信があった際に留守番電話が入っていると折り返ししやすいですしね。
各社の留守番電話対応については下記記事を御覧ください。
シェアプランが最高
個人的にもう一つポイントとなったのがシェアプランです。
ワイモバイルにはahamo(ドコモ)、povo(au)、SoftBank on LINE(ソフトバンク)、楽天モバイル、UQモバイルにない特徴としてシェアプランがあります。
iPadなどのタブレッドなどにもSIMを入れたい場合に重宝するオプションで、シンプルSなら980円(税込1,078円)、シンプルM以降なら480円(税込528円)で高速データ通信容量を基本プランと分け合うことができます。
別途タブレット用にSIMを契約するよりもお得なんですよ。
私はiPadを使いますが、SIM入れたい派なのでこのシェアプランがあることはポイントが高かったですね。
使い放題24時間が使えるpovoとくりこしできて留守電も使えるUQモバイルと最後まで迷いましたが最後はこのシェアプランの有無が決定打となりました。
ヤフーショッピング、PayPayモールがお得
もう一つワイモバイルのメリットがあります。
それはワイモバイルを契約しているとヤフーショッピングやPaypayモールがお得になるのです。
ワイモバイルのスマホユーザーなら、追加料金なしでYahoo!プレミアム会員のさまざまな特典を受けることができます。
Yahoo!プレミアム会員だけでも462円(税込508円)掛かりますからこの部分も大きいですね。
PayPayモール、Yahoo!ショッピング、LOHACOのご利用でポイントがいつでも最大3%相当戻ってくるんですよ。
また、ワイモバイルスマホユーザーはPayPay STEP(PayPayモール特典)適用で毎週日曜日は最大22%相当戻ってきます。
私も買い物をするとき大体、Amazonや楽天市場とヤフーショッピングを比較して購入してますが、最近はヤフーショッピングやPayPayモールが最もお得に買えるケースが増えていますね。
ヤフーショッピングやPaypayモールをよく使う人にとってはワイモバイル加入はかなり大きなメリットとなりそうです。
サブを楽天モバイルとした理由
上記のとおり、ワイモバイルのシンプルMで事足りそうな感じもあります。
しかし、サブとして楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT Ⅵ)を継続して保有することとしました。
それは以下の理由からです。
使わなければ0円
まず楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Ⅵの最大の魅力は価格にあります。
1Gまで0円、3Gまで980円(税込1,078円)、20Gまで1,980円(税込2,178円)、それ以上無制限で2,980円(税込3,278円)と段階的に価格が変動するスタイルとなっています。
つまり、1Gまでに抑えれば0円ということなのです。
サブ回線としてこの価格はとても魅力的ですね。
※追記:2022年7月からプランが変更となり0円維持ができなくなりました。
iPhoneに2回線目として入れられる
もう一つの理由がiPhoneに2回線目として入れられるというのもポイントが高かったです。
2回線もちとなると端末を2台持ち歩くということになるケースが多いのですが、Rakuten UN-LIMIT ⅥはeSIM対応のため同じiPhoneに2回線目として入れられるんですよ。
設定も難しくありません。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
通話無料
もう一つは楽天エリア内でRakuten Link利用時に限りますが通話無料であることも大きいです。
ワイモバイルのシンプルMは無料通話がついていません。(オプションあり)
しかし、楽天モバイルをサブ回線として利用していれば通話のみはそちらを使えば無料で電話が掛けられるということになるのです。
これもかなり大きなメリットですね。
つまり、楽天モバイルは電話掛けるとき用にサブ回線として入れているということです。
ただし、楽天モバイルの通話料無料もナビダイヤルは対象外ですからお気をつけください。
エリアチェッカーとして
また、Rakuten UN-LIMIT Ⅵの価格は魅力的ですから楽天の回線エリアが広がってこればメインにすることも考えています。
そのチェックとしてもサブ回線に入れておくことは意味がありますね。
郵便局との提携で一気に回線問題が改善すると良いですね。
まとめ
今回は「私がahamo、povo、LINEMOは回避してワイモバイル+楽天モバイルに決めた理由」と題してワイモバイル+楽天モバイルに決めた理由を見てきました。
多くの方にとっては私と同様の選択はありかな?って思いますのでぜひ話題になっているからというだけでオンライン専用のブランドを選択するのではなく、自分の利用状況を確認して検討してみてください。
なお、楽天モバイルは300万名まで1年無料(すでに300万名突破で4月7日23:59までに契約した方が対象)で利用できますので検討している方は早めがおすすめですよ。
さらに今楽天モバイルと契約すると最大25,000ポイント還元キャンペーンも実施しています。
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