企業への問い合わせをする番号が見慣れない市外局番(0570)になっているのをみたことないでしょうか?
最近非常に増えてる番号なのですがこれナビダイヤルという掛けた側が有料で通話料を負担するサービスなんですね。
これかなり地雷で携帯電話契約のかけ放題や無料通話の対象外なのです。
ですから問い合わせで待たせれている間も通話料が発生します。しかも通話料が高いんですよね。
今回はナビダイヤル(0570)の注意点と上手な利用法をご紹介します。
ナビダイヤル(0570)とは
ナビダイヤルとはNTTコミュニケーションのサービスで、「0570+6桁」の専用番号での電話受付を可能にするサービスです。
これを使うことで全国複数の拠点・オフィスの電話番号を統一して受付したり、受付用途別に番号の使い分けなんかをすることができます。
さらに通話料をは発信者負担とできますから企業側からするとかなりメリットが大きいサービスです。
そのため利用が増加中なんですね。
消費者側からすると有料ですから問い合わせのハードルも高くなりますけどね。
ナビダイヤルの通話料
ナビダイヤルは通話料が掛けた側の負担となります。
金額は掛けた回線により異なります。
例えば携帯電話の場合には3分間通話で、平日昼間90円(税込97.2円)、夜間休日80円(税込86.4円)、深夜早朝80円(税込86.4円)となっています。
一番安い県内通話料金なら3分間通話で、平日昼間8.5円(税込9.18円)となっています。
ただし、0570という番号ですからどこにコールセンターがあるのかわからないという。。。。
県をまたいで100km超となると携帯電話とそれほど変わらない3分間通話で、平日昼間80円(税込86.4円)となります。
かなり高いですね。これの最大のネックは最近の携帯電話の契約には当たり前に含まれているかけ放題(無料通話)の対象外であるということです。
いくらかけ放題プランや無料通話○○分という契約でもこちらは別カウントになります。
これ以外に知られておらず高額課金されてしまう方がかなりいるという話もありますね。
ナビダイヤルの通話は時間がかかる
しかも掛けている内容が問い合わせが中心でしょうから通話時間が掛かるんですよね。かなり痛いところになります。
ちなみにナビダイヤルに電話すると「ナビダイヤルでおつなぎします。○○秒ごとに○円の料金がかかります。」という音声が流れます。
ナビダイヤルが課金されるタイミングは「ナビダイヤルでお繋ぎします」という最初のアナウンスからです。
ナビダイヤルに掛けたことがある方ならわかるでしょうが、混み合っていたりするとしばらくつながらないことがしばしばあります。この間も課金されているですね・・・
さらに通常、コールセンターに繋がると自動のアナウンスが流れます。
そのアナウンスを聞いて問い合わせ内容に応じて番号を入力します。
それが終わると受け付けに繋がる仕組みが多いでしょう。
この間も通話料が課金されています。
さらに受付で問い合わせをするとおそらくしばらく待たされます。
その間も平日昼間で90円(税込97.2円)が課金され続けるのです。これはイライラしてもしかたないでしょう(笑)
携帯電話の無料通話対象外
携帯電話の契約で無料通話◯分やカケホーダイプランに加入している方もナビダイヤルは罠になりえます。
これら無料通話の対象外なのです。
つまり、無料と思って掛けたら課金されてしまうんですよ。。。
ナビダイヤル(0570)課金を避ける方法
それではナビダイヤルでの課金を少しでも避けるためにはどうすれば良いでしょうか?
これにはいろいろなパターンがあります。順番に見ていきましょう。
そもそもナビダイヤル(0570)を回避する
まず一番確実なのができるだけナビダイヤルを回避することです。
例えば下記は楽天カードの問い合わせです。0120のフリーダイヤル(無料)と0570のナビダイヤル(有料)、092の市外局番の番号(有料)が用意されています。
ちなみに092は福岡県の市外局番ですね。おそらく楽天のコールセンターが福岡にあるのでしょう。
ここでできるだけフリーダイヤルを使えば安く掛けることができます。
もしつながらないようならば092の市外局番にすればよいのです。
こちらなら携帯電話契約でかけ放題、無料通話がついていればそちらの対象となります。
今回は楽天カードの事例ですが大抵の問い合わせ窓口にはナビダイヤルとは別に小さく固定電話の番号が記載されているケースが多いです。
そちらに掛ければよいのです。
ナビダイヤルに掛けるのはフリーダイヤルや固定電話に繋がらない最終手段と考えるとよいかもしれませんね。
また、楽天カードの場合にはメールでの問い合わせやチャットでの問い合わせもできます。そちらなら無料ですね。
ナビダイヤルしか無理なら・・・
ナビダイヤルしか無理ならおすすめは050回線です。
携帯電話やスマートフォンでも050 plusを使えば利用できますね。
こちらをつかうと安く掛けることができます。
また、携帯電話よりも光回線、固定電話のほうが多少安いですからそちらを使ったり、外で掛ける必要がある場合には公衆電話を使ったほうが安いですね。
ちょっと面倒ではありますが・・・
0570はナビダイヤルだけではない
じつは0570はナビダイヤルだけではありません。同じようなサービスを各社が実施しています。
サービス名 | 提供会社 |
ナビアクセス | NTT西日本 |
アクセスコール | KDDI |
アドコール | ソフトバンク |
ほぼ同じようなサービスですがちょっとした違いがあります。
前述の050plusを使う方法はNTTコミュニケーションのナビダイヤルでは有効ですが他の会社ではそもそも通話できなかったり、安くなかったりします。
どのサービスなのかは電話してみないとわからないので判断難しいところですけどね。
まとめ
今回は「ナビダイヤル(0570)はかけ放題、無料通話の対象外!少しでも安く電話を掛ける方法をご紹介」と題して0570のナビダイヤルについて見てきました。
まとめるとこんな感じです
・そもそもナビダイヤルに掛けるのを回避するのがおすすめ
・どうしてもナビダイヤルに掛けるなら050や固定電話から
消費者社側からするとデメリットしかありませんのでそもそもナビダイヤルを辞めてほしいとは思うところはありますね。
どうやらコールセンターには暇つぶし電話なんかがたくさんかかってくるためにこういう対策が取られたようなんですね。仕方ない部分もあるのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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