少しの手数料の差を気にするあまり投資に踏み出せない残念な状況になってませんか?

先日、これから投資を始めようという方と話をして衝撃を受けました。

一度も投資をしたことがないのに以下のような話をしているのです。

  • 信託報酬率は「なんたら」という投資信託が安いけど、実質で見ると「なんたら」の方が安い
  • 「なんたら」という投資信託は三重課税があるから・・・

※「なんたら」は具体的な投資信託名

しかし、どの投資信託を買うか迷って買えてないそうです。

さらに信託報酬率が安いタイプが出ることを予想して待っているとも・・・

どうやらある人気投資系You Tubeの内容をそのまま鵜呑みにしているようでした。

私はその人の動画を見たことがないので詳しくは言えませんが、たしかに話している内容だけを聞けば間違えたことは言ってません。

しかし、これって本末転倒なんですよ。

今回は投資は細かい数字を気にするより早くから長く続けることが大事であるという話をしていきましょう。

情報過多で頭でっかちの方が増えている

最近はYou TubeやSNS,ブログを始めとして様々なメディアで投資情報が得られるようになっています。

本ブログもその一つですね。

そのため、かなり個人投資家も戦いやすい環境が整ってきたと言えます。

ただし、頭でっかちな人をたくさん生み出してしまってる可能性もあります。

信託報酬率等は安いに越したことはないが・・・

今回の話では信託報酬率、実際の経費率、三重課税などの言葉がでてきました。

どれも重要な話ではありますが、昨今の信託報酬の値下げ競争の激化で投資家が負担する経費は限界に近いところまで下がっているんですよ。

これらの要素はたしかに投資信託によって多少の差はありますが、よほど大きな投資金額でない場合はほとんど差がつかないレベルなのです。

特に競争の激しい先進国株や米国株なんかは1番安い信託報酬率の投資信託とその次のグループの差は0.001%とか0.003%とかそんなレベルです。

例えば100万円投資をしても年0.001%の差では100円の差に過ぎません。

それこそ実際の経費率の違いなどで簡単にその差は埋まってしまうでしょう。

また、インデックスファンドであっても多少の運用の差がありますので、そこでその差は簡単に逆転します。

そこを気にするあまり、どの投資信託にするのか決められなかったり、新しいもっと信託報酬率が安い投資信託がでるのを待つという行為は本末転倒になりかねないのです。

アクティブの投資信託で3%の信託報酬率を払うか、インデックス投資信託で0.1%の信託報酬を払うのかというところは大いに気にしてよいと思います。

ただし、同じインデックス投資信託内で細かい数字を気にしすぎて投資に踏み出せないのはもったいないな・・・っておもってしまうんですよ。

ここまで値下げが進んでこればベストを探すのではなくベターを探すレベルで充分かな・・・

また、ココまで値下げの波が来るとその中のものをどれか買っておけば、その後の値下げなどはほとんど気にしなくても良いレベルなんです。

それよりは少しでも早くはじめた方が運用の恩恵を受けやすいんです。

年0.001%を気にするあまり、もっと大きなリターンを逃すということになっているのかも・・・・

特にiDeCoなんかは節税の影響もありますのでできるだけ早く始めたほうがよいんですよ。

実際のリターンを確認するので充分?

個人的に最近感じているのはここまで値下げが進行してくるならそれぞれの信託報酬率の競争はほとんど無視しておいてもよいかな?ってことです。

前述のように年0.001%下がったところでそこまで影響があるわけではありませんからね。

それよりも実際のリターンの数字が重要ですからそちらのチェックに時間を取りましょう。

同じインデックス投資信託でも多少の差があるんですよ。

信託報酬率、経費、三重課税の話もリターンの数字には含まれて来るわけですからそれを気にするだけで充分だと考えます。


投資系ユーチューバー、SNS、ブロガーはネタ不足

それではなぜ投資系You Tube、SNS、ブログなどで信託報酬率の細かい話が多いかといえばネタ不足な部分も大きいでしょう。

投資の話って基本は昔から大きく変わりません。

そのため、それらメディアも長く続けていけばいくほどネタが尽きてくるのです。

日々の値動きは別にしてそれほど新鮮味のあるネタがいつもでてくるとは限らないですしね。

新しい投資信託はネタにしやすい

そうなると新しい投資信託がでて信託報酬率が安いというのはネタにしやすいですよね。

ですからついついそこにフォーカスしてしまうんですよ。

ちなみに私も本ブログに書くときがありますので人の事は言えませんが笑

また、私もそうですが投資情報を発信している多くの人は投資マニアです。

細かい数字の違いが好き。

比較が好きだから発信しているんですよ。

その細かい違いを気にして新しい投資信託が出るたびに乗り換えてたら、信託財産留保額で損になることさえありえます。

You TubeやSNS、ブログの情報を鵜呑みにするな

また、You TubeやSNS,ブログで情報発信している人の中には素人に毛が生えたような方も見えるんですよ。

誰とは言いませんが、人気は高いですが、間違えた情報ばかり発信している人も見かけますね・・・

何かしらの意図をもって情報発信している人も多いです。

ですからそのまま鵜呑みにするのは危険なんですよ。

ぜひ自分で考えられるようにしていきましょう。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。


まとめ

今回は「少しの手数料の差を気にするあまり投資に踏み出せない残念な状況になってませんか?」と題して頭でっかちになって投資に踏み出せないのはもったいないって話を見てきました。

まずは本質的に重要なことはなにかってことをしっかり考えて考えてみてください。

ちょっとの差の信託報酬率の話ではなく、今後成長すると考えるその投資対象に投資をして儲けるってことではないでしょうか?

少しでも信託報酬率が安いものを買いたいのはわかりますけどね・・・

でもでもだってちゃんや貧乏マインドにならないようにお気をつけください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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