楽天ペイが決済手数料実質無料に。PayPay有料化のタイミングで・・・

楽天のQR決済「楽天ペイ」が決済手数料を2021年10月から無料にするキャンペーンを実施することを発表しました。

2021年10月といえばPayPayが決済手数料の有料化に踏み出すタイミングです。

※消費者側が手数料をとられるわけではなく、店舗側の話。

さすがのタイミングでのキャンペーンですね。

今回は楽天ペイが決済手数料実質無料のニュースを詳しく見ていきましょう。

楽天ペイの決済手数料が1年間実質無料

楽天ペイの決済手数料は3.24%とクレジットカード並でした。

そのため、それほど中小飲食店、小売店の導入は多くありません。

しかし、業界最大手のPayPayが2021年10月から決済手数料を有料化するのに合わせてキャンペーンを打ってきたのです。

一気に顧客(小売店、飲食店)を獲得したいのでしょう。

QR決済手数料実質0円キャンペーン

楽天ペイ決済手数料全額キャッシュバック
出典:楽天ペイ 中小店舗様応援!QR決済手数料実質0円キャンペーンより」

今回のキャンペーンの内容を詳しくみていきましょう。

通常3.24%掛かる決済手数料が実質0円(キャッシュバック)されるというものとなります。

ただし、いくつか条件があります。

まずはキャンペーンの対象者は以下の通り。

すでに楽天ペイを導入している企業や規模の大きな企業は対象外となります。

これから加入する規模がそれほどでもない企業のみが対象です。

2021年8月25日以降にお申し込みいただいた年商10億円以下の加盟店様のみが対象

また、キャンペーン期間は以下の通り。

2021年10月1日(月)0:00 ~ 2022年9月30日(金)23:59

1年間実質無料で使えるってことですね。

カードリーダープレゼント

また合わせて以下のキャンペーンも実施されます。

楽天ペイカードリーダープレゼント

出典:楽天ペイ 中小店舗様応援!QR決済手数料実質0円キャンペーンより」

クレジットカードや電子マネー決済をする時につかうカードリーダーが無料で提供されます。

ちなみにこのカードリーダーは本体価格19,800円するそうです。

以前も配ってましたけどね笑

この端末を入れると楽天ペイのみでなく、各種クレジットカード、auPay、nanaco、WAON、suica、IDなど様々な決済が可能となります。

ただし、キャンペーンで決済無料となるのは楽天ペイだけです。

振込手数料全額キャッシュバック

楽天ペイ振込手数料全額キャッシュバック

出典:楽天ペイ 中小店舗様応援!QR決済手数料実質0円キャンペーンより

振込口座に楽天銀行以外を使う場合に通常330円必要だった振込手数料が、期間限定で実質無料になるというキャンペーンも同時に実施されます。

実質無料とはキャッシュバックされるってことです。

こちらも条件は全く同じです。

2021年8月25日以降にお申し込みいただいた年商10億円以下の加盟店様のみが対象

また、キャンペーン期間も同じですね。

2021年10月1日(月)0:00 ~ 2022年9月30日(金)23:59




そこまでの訴求力がないキャンペーンかも・・・

それでは10月以降のPayPayと楽天ペイの決済手数料はどうなるのでしょう?

PayPayと楽天ペイを比較してみましょう。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

楽天ペイPayPay
決済手数料(通常)3.24%1.6%(マイストア加入者)
1.98%(未加入者)
キャンペーン・決済手数料実質無料キャンペーン
・カードリーダープレゼント
・振込手数料キャッシュバック
3%振り込みますキャンペーン
2ヶ月無料トライアルキャンペーン

キャンペーンがない場合、10月以降の時点でもPayPayの方が安いです。

それではキャンペーンを含んで考えるとどうでしょうか?

はじめの6ヶ月はPayPayの方が安い

PayPayは「3%振り込みますキャンペーン」を実施します。

3%振り込みますキャンペーンは申込期間中に「PayPayマイストア ライトプラン」を契約してキャンペーンにエントリーした加盟店を対象に、最大6カ月間、「PayPay」で決済された決済額の3%を後日プレゼント(振込額上限:1法人または1個人あたり合計100万円)するというキャンペーンです。

つまり、1.6%の決済システム利用料は取られますが、6ヶ月間3%が戻ってきますので実際はプラスという大盤振る舞い。

楽天ペイはその間、決済手数料実質無料です。

しかし、6ヶ月間はPayPayは実質マイナス1.4%ですからPayPayの方がお得というわけです。

3%振り込みますキャンペーン終了後は・・・

PayPayの「3%振り込みますキャンペーン」終了後は楽天ペイの方がお得です。

しかし、キャンペーン期間が終わるとPayPayの方が半分程度の決済手数料という・・・

ですから飲食店や小売店としてそこまで魅力的ではないかもしれません

キャンペーンを打つタイミングとしては絶妙ですが、実際のキャンペーン内容をみるとそこまで顧客獲得につながるかといえば微妙な気もしますね・・・

楽天の狙いとしてはカードリーダーをおいてもらって決済をどんどんしてもらえば楽天ペイにお金が落ちること(他の決済は有料)や顧客の囲い込みだと思いますが・・・

楽天は昔は神キャンペーンを連発していましたが、最近はそれほど元気がないんですよね。

楽天モバイルの販促等でお金を使いすぎてるのでしょうかね・・・



まとめ

今回は「楽天ペイが決済手数料実質無料に。PayPay有料化のタイミングで・・・」と題して楽天ペイのお店向けのキャンペーンをご紹介しました。

そこまですごい訴求力があるかといえば微妙かもしれませんが、キャッシュレス決済を使える店舗が増えることは消費者側からしてもありがたい話。

楽天ペイにも頑張ってもらいたいところです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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