2022年4月1日からの楽天ポイント、楽天証券、楽天銀行の改悪をわかりやすく解説

楽天経済圏で昨年来、立て続けに改悪が発表されています。

2022年4月1日からはかなりいろいろなところで改悪・・・。

影響は多岐に渡りますのでややこしいですよ。

そこで今回は2022年4月1日からの楽天ポイント、楽天証券、楽天銀行の改悪をわかりやすく解説していきます。

なお、その他の改悪についてはこちらの記事で理由を含めて解説しておりますので合わせて御覧ください。

楽天銀行+楽天証券のハッピープログラムの投資信託保有での付与ポイント

まずは楽天銀行+楽天証券ハッピープログラムの投資信託保有時の付与ポイントです。

楽天銀行+楽天証券ハッピープログラムは2021年8月に変更したばかりなのに、2022年4月からさらに大きく改悪されます。

2021年8月1日〜2022年3月31日:
■残高10万円ごとに3~10ポイント
※一部の銘柄は対象外
※対象月の月間平均残高で計算

2022年4月1日以降:
■毎月末時点の投資信託の残高が、2022年4月末以降にはじめて一定の金額に到達した場合に、所定の楽天ポイントを進呈

残高達成時に付与されるだけに

今まで楽天証券で保有する投資信託の残高10万円ごとに3~10ポイントが付与されていたのですが、それが終了して以下の金額に達した時点でポイントが進呈される形となります。

楽天証券投資信託ポイント改悪

出典:楽天証券 【楽天銀行・ハッピープログラム】ポイント進呈条件の変更に関するお知らせ より

保有している間は常にポイントが付いていたものが、残高に達したときに1回だけの付与となりますのでかなりの改悪となります。

また、ポイント進呈の対象となる該当残高を2022年4月末以降にはじめて達成した場合のみのポイント進呈となりますのですでに2,000万円以上保有している方はまったくポイントがもらえないという・・・

詳しくはこちらの記事を御覧ください。




楽天銀行+楽天証券のマネーブリッジ普通預金の金利

次は楽天証券と楽天銀行を紐付けした(マネーブリッジ)の金利の改悪です。

2022年3月31日まで:
普通預金残高に関係なく一律、年0.10%(税引後年 0.079%)を適用

2022年4月1日以降:
■普通預金残高によって異なる優遇金利を適用
L普通預金残高300万円以下の部分:年0.10%(税引後年0.079%)
L普通預金残高300万円を超える部分:年0.04%(税引後年0.031%)

300万円超の金利が大きく下がる

今まで普通預金残高に関係なく年0.1%だったものが普通預金残高300万円以下の部分と制限が加わった感じですね。
制限が加わった年0.04%でもメガバンクなどと比べればまだまだ高いのですが、それでも今までと比較してしまうとかなりの改悪となります。
乗り換え先も含めて詳しくはこちらの記事を御覧ください。

消費税をポイント進呈対象金額に含まなくなる

次は楽天経済圏の多くで影響のある楽天ポイントの進呈ルールの変更です。

簡単に言えば消費税の扱いが以下のように変わるんですよ。

2022年3月31日まで:消費税をポイント進呈対象金額に含む

2022年4月1日以降:消費税をポイント進呈対象金額に含まない

税抜価格がベースに

楽天では今までは「税込金額」に対してポイントが付与されていたのですが、2022年4月1日以降は「税抜金額」に対してのポイント付与となります。

消費税10%or8%分が付与対象とならなくなるのでポイントもそれだけ貯まりにくくなるということです。

かなり大きいですね。

変更対象サービス

なお、変更対象サービスは以下の通りかなり幅広いです。

  • 楽天市場
  • 楽天トラベル
  • Vacation STAY
  • RAXY
  • J-LEAGUE ONLINE STORE
  • 楽天マガジン
  • 楽天西友ネットスーパー
  • 楽天Car
  • 楽天ぐるなびデリバリー
  • 楽天ぐるなびテイクアウト
  • 楽天ビューティ
  • 楽天イーグルス
  • 楽天コレクション
  • 楽天チケット
  • 楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)
  • 楽天シニア
  • 楽天エナジー(楽天でんき・楽天ガス)
  • Rakuten Super English
  • 楽天全国スーパー
  • ヴィッセル神戸

出典:楽天ポイントクラブ ポイント進呈ルールの変更について より

変更にならないサービス

なお、変更にならないサービスもあります

  • 楽天アフィリエイト
  • ROOM
  • 楽天ペイ(オンライン決済)
  • 楽天ポイント(オンライン)
  • Rebates
  • ラクマ
  • 楽天GORA
  • 楽天競馬
  • Kドリームス
  • 楽天toto
  • 楽天×宝くじ
  • ぐるなび
  • 楽天カード
  • 楽天銀行
  • 楽天証券
  • 楽天チェック
  • 楽天ペイアプリ
  • 楽天Edy
  • 楽天ウォレット
  • 楽天生命
  • 楽天損保
  • 楽天超かんたん保険(非課税商品)
  • みんなの保険診断
  • 楽天ペット保険(楽天少短)
  • 楽天モバイル
  • 楽天モバイルキャリア決済
  • 楽天ひかり
  • 楽天ブロードバンド
  • 楽天写真館
  • Rakuten TV
  • NBA Rakuten
  • Rakuten Music
  • 楽天スーパーポイントスクリーン
  • 楽天ウェブ検索
  • 楽天リワード
  • 楽天ポイントモール
  • メールdeポイント
  • 楽天スーパーポイントギャラリー
  • 楽天カレンダー
  • ラッキーくじ
  • Rakuten Pasha
  • 楽天Infoseek
  • 楽天レシピ
  • 楽天不動産
  • 楽天占い
  • 楽天占いリモート鑑定
  • 楽天みん就
  • 楽天インサイト
  • 楽天超ミニバイト
  • 楽天ファーム定期便

出典:楽天ポイントクラブ ポイント進呈ルールの変更について より

なお、ここには記載されていませんが、ふるさと納税も影響はありません

そもそもふるさと納税は寄付という扱いですから消費税掛かってなかったんですよ。



楽天カード決済時のSPU付与の送料・ラッピング料も対象外に

消費税のことだけが大きく話題になっていますが、それ以外にもあります。

楽天カード決済時(SPU付与分)のポイント対象から送料とラッピング料が対象外になったことです。

2022年3月31日まで:1注文ごとの楽天カード決済額

2022年4月1日以降:1注文ごとの楽天カード決済額(消費税・送料・ラッピング料除く)

こちらも2022年4月1日以降は対象外となります。

楽天市場では送料込みの商品が増えてはいますのでそこまで影響はないところではありますが・・・

なお、楽天カードの通常付与分は精算金額でポイントが付与されますので通常どうりです。

クーポン利用分がポイント付与の対象外に

最後はクーポン利用時のポイント付与です。

以下のように変更となります。

2022年3月31日まで:1商品ごとの税込商品金額
(クーポン利用前)

2022年4月1日以降:1商品ごとの税抜購入金額
(クーポン利用後)

今まではクーポン利用してもクーポン利用前の税込金額でポイントが付与されていましたが、2022年4月1日以降はクーポンを利用した後の金額の税抜金額となります。

消費税とクーポン分が今後対象にならなくなるということですね。

こちらも結構大きな影響となりそうです。



まとめ

今回は「2022年4月1日からの楽天ポイント、楽天証券、楽天銀行の改悪をわかりやすく解説」と題して2022年4月1日からの楽天の改悪についてみてきました。

かなりいろいろな改悪が入ります。

個人的には楽天経済圏の利用はかなり縮小傾向にあり、代わりにYahoo!、PayPayを使うケースが増えていますね。

みなさんも今回の改悪を踏まえてしっかり他と比較してみてください。

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