楽天経済圏の改悪が止まりません。
昨年来、立て続けに改悪が発表されています。
今度は楽天SPUが改悪となります。具体的な内容、対策、注意しなければならない点等を解説していきます。
ちなみに楽天SPUは4月にも楽天証券や楽天保険で改悪されたばかりなんですよね・・・
なお、その他の改悪についてはこちらの記事で理由を含めて解説しておりますので合わせて御覧ください。
なお、You Tube版はこちらをご覧ください
2022年7月からの楽天SPUの条件変更
まずは今回の改悪内容から解説していきましょう。
今回は楽天SPUの改悪です。
楽天SPUとは楽天スーパーポイントアップの略で、楽天グループのサービスを使うことで楽天市場利用時のポイントがアップする仕組みです。
その条件が変更となります。
楽天銀行口座で楽天カードの利用代金の引落時のポイント
具体的には以下のように変更となります。
↓
変更後:① 楽天銀行口座で楽天カードの利用代金の引落をするとポイント+0.5倍
②①を達成し、さらに購買の前月に楽天銀行で給与・賞与・年金を受け取るとポイント 合計+1倍
楽天銀行+楽天カード SPU月間獲得上限ポイント数
もう一つ合わせて改悪されています。
ダイヤモンド会員様:15,000ポイント
プラチナ会員様:12,000ポイント
ゴールド会員様:9,000ポイント
シルバー会員様:7,000ポイント
その他会員様:5,000ポイント
↓
変更後:
全会員ランク一律 5,000ポイント
ダイヤモンド会員なら15,000ポイントです
それが全会員ランク一律 5,000ポイントと大きく下げられました。
5,000ポイントを1%の還元でクリアしようとすると500,000円の買い物が必要ですからそれほど超える方はおおくないでしょうが、ヘビーユーザーには痛い変更ですね。
ちなみにダイヤモンド会員はたいそうな名前がついていますが、なるのは難しくありません。
楽天SPUの変更日
なお、変更日は以下の通りです。
楽天SPU改悪の対策
楽天SPU改悪の対策としては前述したように給与振込の口座を楽天銀行にしてあげればよいです。
それだけで今までどうりのポイント還元となります。(上限は改悪されますが)
ただし、注意点もあります。
会社によっては楽天銀行を指定できない
まずは会社によっては給料振込の口座を楽天銀行に指定できないというケースがあります。
このあたりは会社の裁量がある程度認められている部分ですから仕方ないかもしれませんね。
この場合は諦めるしかありません。
戦えないこともないでしょうがポイントのために会社との関係性を悪くしても・・・・ってのはありますからね。
会社によっては給料を給与振込で処理していない
もう一つ、ちょっと注意が必要な点があります。
以下のような扱いとなるのです。
給与・賞与のお受取は、「給与振込」の電文で振込をされているものを給与受取として判定します。銀行間での取り決めによる資金振込時の入金方法(「通常の振込」と「給与振込」等)が「給与振込」でないものは、給与・賞与の受取と認識ができかねます。
出典:楽天銀行 2022年7月1日(金)に楽天銀行+楽天カードのSPU条件が変更となります。より
つまり、通帳に記帳される項目が給与振込となっている必要があるのです。
実は会社によっては給料なんですが、給与振込で処理していないケースも有るんです。
この辺りは会社の処理次第ですから自分たちでどうにかできる問題ではありませんけどね。
給料振込みで処理しようとすると、手続きの締め切りが早かったりするんですよ。
例えば前述の三菱UFJ銀行の場合は「3営業日前18:00まで」と決まっています。
※承認締め切り時間延長サービスを使うと「2営業日前10:00まで」に延長も可能です。(月額5,000円)
通常の振込なら当日でも可能ですし、総合振込でも「前営業日前18:00まで」可能となっています。
ですから時間に余裕がない会社は給与振込を使わないケースもあります。
また、事前に資金が必要だったりするんです・・・
一般的に給与振込の場合には「振込指定日の2営業日前」に資金を入れて置く必要があります。
資金繰りが厳しい会社はこちらの点で給与振込をつかわないこともありえます。
このような点があることから給料振込ではなく総合振込なんかで処理をしている企業も多いんです。
詳しくはこちらの記事で解説しております。
実はそこら中で起こっている問題なんですよ。
楽天銀行に会社の問題と言っても上記のような注意書きがありますし、対応してくれないでしょうね・・・
まとめ
今回は「止まらない楽天の改悪。今度は楽天SPU。対策、注意点等を解説」と題して楽天SPUの改悪についてみてきました。
これだけ改悪が続くとなかなか許容できない人も多いかもしれませんね。
楽天経済圏からの乗り換えを検討してみるよい機会かも。
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