6月19日から受付がはじまった楽天キャッシュ決済での投信積立。
早速設定をしてみました。
かなり設定は面倒でしたね笑
今回は今後設定する方ためにそのあたりを解説したいと思います。
一度設定指定してしまえば基本的に自動投資ですから問題ないですけどね。
なお、本記事のYou Tube版はこちらからご覧いただけます。 合わせて御覧ください。
楽天キャッシュ決済での投信積立とは
まず、今回の話の前提となる楽天キャッシュ決済の投信積立について簡単に解説しておきます。
出典:楽天証券 2022年4月以降の新サービス開始および各種ポイントサービス等見直しについて より
ちょっとわかりにくい仕組みですが、簡単に言えば楽天の電子マネー「楽天キャッシュ」で投資信託が積立できるようになるということです。
今まで楽天ポイントでは投資信託を買うことが可能でしたが、「楽天キャッシュ」ではできなかったんですよ。
楽天キャッシュは楽天カードからのオートチャージに対応(予定)とのことですから入金の手間がなく、投資信託の積立投資にも使えるんですよ。
初期の設定は必要ですが、その後は楽天カードでの投信積立とほぼ同じ感じに利用ができると思われます。
なお、楽天カードから楽天キャッシュにチャージする際に0.5%のポイントが還元されますので、通常に投資信託を買うよりもお得なんですよ。(さらにキャンペーンで2022年買付分まではさらに0.5%のポイント還元があります)
開始スケジュール
楽天キャッシュでの投信積立の開始スケジュールは以下のとおりです。
楽天キャッシュ決済での投信積立のメリット
楽天キャッシュ決済での投信積立のメリットは2つあります。
一つは、投信積立の枠が大きくなるということです。
クレジットカードを利用した投信積立は各社横並びで上限が5万円となっています。
もう少し増えると嬉しいという意見をよくみかけますが、それはなかなか厳しいんですよ。
上限が各社共通なのは金融庁がクレジットカードなど与信に基づいて有価証券を購入する場合、「月額10万円まで」「積み立て」を必須条件としているためです。
曜日の関係によっては約定日が同月になるケースがあると月額10万円までに引っかかる可能性があるので上限の半分である月5万円が上限になってしまっているんですよ。
それを回避する策として楽天証券が考え出したものかもしれませんね。
楽天キャッシュ決済での投信積立と楽天カードの投信積立を併用すれば楽天証券だけで毎月10万円まで投信積立ができるようになります。
もう一つが楽天キャッシュ決済の投信積立は積立指定日が1日〜28日の間で選べることです。
クレジットカードだと各社とも決まった日に購入となります。
それが気持ち悪かったり、同じ日に集中しちゃうのは避けたいという方も多いでしょう。
それが避けられるんですね。
これは地味にありがたい話となります。
他社と比較して優先度は高くない
たたし、クレジットカードを使った投信積立は他社もこれだけ参入しています。
・SBI証券+三井住友カード プラチナ:2.0%
・マネックス証券+マネックスカード:1.1%
・SBI証券+三井住友カード ゴールド(NL):1.0%
・auカブコム証券+auPayカード :1.0%
・楽天証券+楽天カード:1.0%(2022年8月買付分まで)
・SBI証券+三井住友カード(NL):0.5%
・SBI証券+東急カード:0.5%〜3%(東急グループのサービス利用状況等に応じる)
・tsumiki証券+エポスカード:0.5%
・楽天証券+楽天カード:1%or0.2%(2022年9月買付分から)
・高島屋ファイナンシャルパートナーズ+高島屋カード:1年目0.1%、3年目以降0.2%、5年目以降0.3%
・セゾンポケット+セゾンカード:つみたて累計6回で5,000円について1ポイント(2022年8月分から最大0.5%還元)
ですからキャンペーンが終わってしまうと、楽天証券にこだわらないなら楽天キャッシュを始めるよりも他の証券会社を選択したほうがお得かもしれません。
上記の通り、還元率から考えて他よりも優先度は低めなんですよ。
詳細についてはこちらの記事でも解説しております。
なお、手間暇が掛りますのであまりおすすめしませんが裏技を使えば還元率は高くすることも可能かもしれません。
少しでもお得になりたいという方はこちらの方法が使えるか試してみてもよいでしょう。
詳しくはこちらの記事で解説しております。
楽天キャッシュでの投信積立を設定
それでは具体的な設定方法をみていきましょう。
楽天カードでの投信積立から乗り換えたい方
まず、すでに楽天カードでの投信積立をやっていて楽天キャッシュに乗り換えたい方の場合です。
今まで楽天カードのクレジット決済で投資信託積立をする場合には1%のポイント還元が行われていました。
それが下記ののように変更されます。
信託報酬のうち楽天証券が受け取る手数料が年率0.4%(税込)以上のものは現状維持の1%(100円につき1ポイント)のポイント還元
それ以外の年率0.4%(税込)未満のものは0.2%還元(500円につき1ポイント)のポイント還元と大幅に改悪となります。
出典:楽天銀行
多くのインデックスファンドが改悪対象なんですよ。
前述したように楽天キャッシュは還元が楽天カードからのチャージを使えば0.5%ですからこちらの方がお得です。
ですから乗り換えも選択肢となるのです。
改悪について詳しくはこちらの記事を御覧ください。
具体的な楽天キャッシュへの変更方法
楽天キャッシュと楽天カードを紐付け(オートチャージ)
投信積立の設定方法を変更すると「楽天キャッシュの設定」画面が表示されます。
出典:楽天証券
そこで「楽天キャッシュの設定へ」ボタンを押します。
楽天IDでのログインすると「楽天キャッシュ残高キープチャージ」の下記のような画面となります。
出典:楽天Edy
まだオートチャージが設定されていない状況ですね。
オートチャージを設定したい方はここで「規約に同意してチャージ方法を設定する」をクリックします。
現在は楽天カードしか選択できないようですので、楽天キャッシュのチャージに利用したい楽天カード、キープしたい残高金額を設定します。
上限まで利用したい方は5万円ですね。
これで楽天キャッシュの残高が5万円を下回ると指定した楽天カードからチャージされます。
その時点で楽天キャッシュ残高が指定金額無い方は即チャージされますのでお気をつけください。
追加で楽天キャッシュで積立投資をしたい方
楽天カードでの投信積立は関係なく、追加で楽天キャッシュでの積立投資を設定することも可能です。
月の上限は楽天カード5万円、楽天キャッシュ5万円ですから併用すれば楽天証券だけで10万円のクレカによる投信積立が可能となります。
やり方は少しややこし目です。
まず、積立投資をしたい投資信託のページに行きます。
例えばeMAXIS Slim米国株式(S&P500)であればこちらのような画面となります。
出典:楽天証券
「積立注文」を選択します。
つみたてNISAの方は下のつみたてNISAの方用の「積立注文」を選択してください。
※どうやら楽天キャッシュでのスポット購入は今の時点では出来ないようです。
すると下記のような画面となりますので、「楽天キャッシュ(電子マネー)」を選択
出典:楽天証券
次に積立指定日と積立金額を設定します。
出典:楽天証券
楽天キャッシュで積立投資をするメリットですが、積立指定日が1日〜28日の間で選べるんですよ。
私は楽天カード、SBI証券、auカブコム証券のクレカ積立投資が1日、マネックス証券が24日、iDeCoが15日くらいなのでそれらとかぶらない日を設定しました。
いつにするのがよいのかは好みですね。
積立金額は上限月50,000円となります。
あとは通常の投信を購入する場合と同じですが、分配金コース、特定口座、一般口座、つみたてNISAどれで買うのかを設定します。
出典:楽天証券
少し通常に積立投資をする場合と比べると面倒ですが、一度設定してしまえば他の方法となんら変わりません。自動的に投資がされる形ですね。
まとめ
今回は「楽天キャッシュでの投信積立を設定してみた。面倒だが一度設定してしまえば自動で投資が可能」と題して楽天キャッシュでの投信積立についてみてきました。
すでに楽天カードで投信積立をしている方も多いと思いますが、他社に乗り換えるのか、とりあえず楽天キャッシュで継続するのか、楽天カードの積立はそのままに楽天キャッシュも追加するのかの選択となる方が多いでしょう。
このあたりは自身の投資余力などを勘案して決めるとよいでしょう。
詳しくはこちらの記事でまとめております。
私は楽天カードでの積立投資も継続して、楽天キャッシュも追加という形に結局しました。
楽天カード以外にSBI証券、auカブコム証券、マネックス証券で積立投資をしていますし、イデコもやっていますので、今回の楽天キャッシュの積立投資でさらに増えることに・・・
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