楽天証券改悪、マネックス証券参戦、iDeCoルール変更などでどう対応するべきか?今後の積立投資戦略を考えてみた。

ここ数ヶ月で各社が条件を変更を発表したり、新規参入したりでつみたてNISAを含んだ積立投資に関する状況が大きく変わってきました。

iDeCoも4月から一部ルール変更が入ります。

そのため、今まで積み立ての積立投資に関する戦略も変わっていく必要があるでしょう。

そこで今回は今後の積立投資戦略を考えてみました。

なお、本記事の動画版はこちらからご覧いただけます

積立投資に影響のある変更点まとめ

まずはここ数ヶ月に起こる積立投資をする上で大きな影響のある変更点をまとめておきましょう。

2022年2月:マネックスカードでの投信積立がスタート

2022年2月25日からマネックスカードでの投信積立がスタートします。

投信積立を行うことのできる、投資信託(ファンド)が対象

特定口座・一般口座に加え、NISA口座、つみたてNISA口座においてもご利用いただけるという楽天証券やSBI証券のそれと同様の仕組みですね。

最大のポイントは付与ポイント1.1%という大盤振る舞いである点でしょう。

一躍積立投資の優先順位がかなり高い位置まで上り詰めた感じですね。

詳しくはこちらをご覧ください。

2022年2月:SBI証券でdポイントが貯められるように

SBI証券でdポイント連携
出典:SBI証券 SBI証券に選べるポイント投資 より

2022年2月21日からSBI証券でdポイントが貯められるようになります。

もともとSBI証券ではSBIポイントが貯まっていましたがそれが終了し、Tポイントとなりました。

そこにpontaポイントが加わり、選択制となっていました。

さらにドコモのdポイントが加わった感じですね。

今後は三井住友カードのVポイントも利用可能になるとの話もでていますのでSBI証券のポイントはかなり利便性が高くなりそうです。、

2022年4月:楽天銀行+楽天証券のハッピープログラムの付与ポイント改悪

2021年8月に変更したばかりなのに2022年4月からさらに大きく改悪されます。

2021年8月1日〜2022年3月31日:
■残高10万円ごとに3~10ポイント
※一部の銘柄は対象外
※対象月の月間平均残高で計算

2022年4月1日以降:
毎月末時点の投資信託の残高が、2022年4月末以降にはじめて一定の金額に到達した場合に、所定の楽天ポイントを進呈
 

今まで残高10万円ごとに付与されていたのですが、それが終了して以下の金額に達した時点でポイントが進呈される形となります。

楽天証券投資信託ポイント改悪

出典:楽天証券 【楽天銀行・ハッピープログラム】ポイント進呈条件の変更に関するお知らせ より

保有している間は常にポイントが付いていたものが、残高に達したときに1回だけの付与となりますのでかなりの改悪となります。

また、ポイント進呈の対象となる該当残高を2022年4月末以降にはじめて達成した場合のみのポイント進呈となりますのですでに2,000万円以上保有している方はまったくポイントがもらえないという・・・

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

2022年4月:iDeCoの受給開始時期が上限が75歳に

2022年4月からは年金の繰り下げが75歳まで可能になるのに合わせて、iDeCo(個人型確定拠出年金)や企業型確定拠出年金の受給開始時期も75歳に遅らせることができるようになりました。

受給を遅らせるということはそれだけ長い期間非課税で運用できるということになりますのでお得ですよね。

2022年5月:iDeCoの加入年齢変更

2022年5月からiDeCo(個人型確定拠出年金)の加入年齢が変更となります。

iDeCoは65歳まで企業型確定拠出年金は70歳までが加入対象に変更になります。(企業型確定拠出年金は企業によって加入できる年齢が異なります)

今まではイデコの加入年齢は60歳まででしたから5年かけられる期間が伸びたということですね。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

2022年8月:楽天キャッシュでの投信積立開始

2022年8月からは楽天キャッシュでの投信積立が開始されます。

楽天キャッシュでの投資信託積立

出典:楽天証券 2022年4月以降の新サービス開始および各種ポイントサービス等見直しについて より

楽天カードとは別枠で月に5万円を上限として投資信託積立が可能となるのです。

ですから楽天カードと併用すれば月10万円まで積立が可能になるということですね。

楽天キャッシュに楽天カードでオートチャージ対応で入金の手間なしということですから単純に枠が広がったと考えてもよいかもしれません。

なお、楽天キャッシュで投信積立をしても基本的にポイントは付きませんが、楽天カードからチャージ(オートチャージ可能)する際に0.5%のポイントが付きます。

ですから0.5%のポイント付与と捉えてよいでしょう。なお、キャンペーンで2022年8月買付分から12月買付分までは楽天キャッシュでの投信積立でも0.5%のポイントが還元されます。

ですからチャージ時と合わせれば1%と既存の楽天カードと同還元となりますね。

楽天キャッシュってなんだ?って方はこちらの記事を御覧ください。

2022年9月:楽天証券の楽天カードでの投資信託購入時のポイントが激減

楽天カードでの投資信託購入時のポイントが激減2

出典:楽天証券 2022年4月以降の新サービス開始および各種ポイントサービス等見直しについて より

今まで楽天カードのクレジット決済で投資信託積立をする場合には1%のポイント還元が行われていました。

それが上記のように変更されます。

信託報酬のうち楽天証券が受け取る手数料が年率0.4%(税込)以上のものは現状維持の1%(100円につき1ポイント)のポイント還元

それ以外の年率0.4%(税込)未満のものは0.2%還元(500円につき1ポイント)のポイント還元と大幅に改悪となります。

変更スケジュールは以下のとおりです。

2022年9月の買付分より適用
なお、2022年9月の買付分は2022年8月12日時点の積立設定状況に基づいて実施されます。
逆に言えば8月買付分までは現行の条件でポイント進呈されるってことですね。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。

2022年10月:iDeCoと企業年金の併用がしやすく

2022年10月からはiDeCoを利用できる方が大きく増えます。

今まで企業型確定拠出年金加入者がiDeCo(個人型確定拠出年金)に加入するには会社側がルール変更して規約を作り直し、労使で合意を取り付けるなどかなりの労力が必要でした。

けっこう大変ですからiDeCo加入の希望者が少ない場合には会社が対応しないケースも多かったんですよ。

そのため、iDeCo(イデコ)に入りたくても入れないという方がかなり多かったんですよ。

今回の改正ではこのルールを撤廃して、企業型定拠出年金制度は厚生年金被保険者であれば、個人型確定拠出年金制度及び農業者年金制度は国民年金被保険者であれば、それぞれ加入可能とする。とされました。

基本的にiDeCo(イデコ)にみなさん加入できることになります

ただし、企業型DCにおいて加入者掛金を拠出(マッチング拠出)している場合などには、iDeCoに加入できません

今までは会社がマッチング拠出を導入してるだけで加入できなくなっていましたが、本人が拠出していなければ加入できると緩和されたのです。

つまり、一律で会社単位で加入の是非を決めるのではなく、個人単位での判断になるってことですね。

詳しくはこちらを御覧ください。




今後の積立投資戦略を考える

今までみてきたようにここ1年くらいでかなり大きな変更が目白押しです。

iDeCoとSBI証券は使いやすくなり、楽天証券は改悪続き、マネックス証券は新たに候補に上がるっていう感じですね。

それでは今後どの積立投資を優先すればよいのでしょう。

私が考えるの以下です。

まずはiDeCo

iDeCoは60歳まで引き出せないというデメリットがありますので賛否あるでしょうが、私はまずはiDeCoを優先すべきと考えます。

節税効果が絶大なんですよ。

以下の3つの節税が受けられるのです。

  • 掛けた時の節税効果
  • 運用時非課税
  • 受け取るときに受けられる節税効果

特に掛けた時の節税効果が強力。

自分の老後資金を積み立てることで今払う必要がある所得税・住民税を減らせるのです。

これは他の積立投資にない大きなメリットですね。

受け取るときに税金が掛からない程度にしておけば最強の節税策の一つと言っても良いでしょう。

ですからまずはイデコを優先しましょう。

イデコの掛け金で目一杯の方はイデコだけでも良いと思います。

詳しくはこちらを御覧ください。

次はつみたてNISA+クレジットカード

iDeCoを上限までかけてもまだ資金的に余裕がある方はつみたてNISAをクレジットカードで積み立てることをおすすめします。

つみたてNISAはiDeCoと違い、掛けた時の節税は受けられませんが運用については非課税なんですよ。

通常、投資信託や株を売買して利益がでれば税金が20.315%(所得税15.315%+住民税5% 所得税に復興特別税を含む)発生します。

例えば10万円儲けても20,315円税金で持っていかれる計算となります。

それがNISAやつみたてNISA内での売買の場合で利益がでても税金が掛からないのです。

そこが最大のメリットですね。

さらにそれをクレジットカードで積み立てられる金融機関を使えばポイントが付与されるのでお得というわけです。

つみたてNISAは以下の証券会社+クレジットカードが有力です。

SBI証券+三井住友プラチナカード:2%

マネックス証券+マネックスカード:1.1%

SBI証券三井住友カード ゴールド(NL):1%

auカブコム証券+auPayカード 1%

SBI証券三井住友カードナンバーレス:0.5%

楽天証券楽天カード:1%or0.2%(9月買付分から)

三井住友プラチナカードは年会費がそれなりに高いので、積立投資に関係なくたくさん買い物をする方にはおすすめできますが、それ以外の方はマネックス証券+マネックスカードかSBI証券+三井住友カードゴールドの組み合わせが現実的でしょう。

三井住友カード ゴールド(NL)は会費が掛かりますが、初年度無料で翌年以降も年間100万円使うと永年無料となりますので、初年度に年間100万円以上使える方にはおすすめできますね。

私も作って修行しています笑

特定口座でクレジットカード投信積立

iDeCoとつみたてNISAの枠を使ってもさらに余裕がある方は特定口座でクレジットカード積立がおすすめです。

iDeCoとつみたてNISAのように非課税枠はありませんが、クレジットカードでポイントが付きますので普通に積み立てるよりもお得となります。

どの組み合わせを選ぶのが良いのかは前述のつみたてNISAと同じですね。

なお、金融庁のルールで証券会社ごとの上限は5万円と決まっています。(つみたてNISAも含む)

ですからマネックス証券+SBI証券+楽天証券で全部行えばつみたてNISAを含んで15万円までクレジットカードで積立投資ができることになりますね。

なお、クレジットカードで投信積立できる証券会社は他にもtumiki証券などもありますが、選べる投資信託がかなり少ないので今回は考慮しておりません。

特定口座で楽天キャッシュ投信積立

クレジットカード積立上限までやってもさらに余裕がある方は2022年8月からはじまる楽天キャッシュでの投信積立もありでしょう。

前述したように楽天キャッシュで投信積立をしても基本的にポイントは付きませんが、楽天カードからチャージ(オートチャージ可能)する際に0.5%のポイントが付きます。

これは楽天カードと楽天証券での積立とは別枠で月に5万円を上限となります。

ですからマネックス証券+SBI証券+楽天証券の15万円と合わせば20万円のクレジットカード積立が今後可能になるってことですね。




まとめ

今回は「楽天証券改悪、マネックス証券参戦、iDeCoルール変更などでどう対応するべきか?今後の積立投資戦略を考えてみた。」と題して積立投資の今後について考えてみました。

まとめると以下の通り。

まずはイデコ優先
余裕があればつみたてNISAをクレジットカードで積立
さらに余裕があれば特定口座でクレジットカード
こんな感じですね。
私は積立投資としてiDeCoを上限67,000円、つみたてNISA(楽天証券+楽天カード)33,333円。
特定口座で楽天証券+楽天カード16,6667円、SBI証券+三井住友ゴールド(NL)50,000円をやっていました。(他にもSBI証券で毎日つみたてなどを少々)
今後はそれにプラスしてマネックス証券+マネックスカード50,000円、auカブコム証券+auPayカード50,000円、楽天キャッシュ50,000円を追加しようと思います。
合計317,000円です。(毎日つみたて分を除く)
さらに積立投資と多少毛色は違いますが、小規模企業共済もやっていますので、月々積立投資額は結構な金額となってきましたね。
これだけあれば積立投資としては充分すぎるかもしれません。
積立投資できる環境としてかなり整ってきているとも言えます。
あとはiDeCoやつみたてNISAなど非課税で運用できる枠がもう少し増えるとありがたいのですが・・・

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