一時期、SBIと新生銀行は揉めにもめていました。
筆頭株主はSBI証券の親会社SBIホールディングスなのに、SBI証券のライバルであるマネックス証券と提携してマネックスカード(新生銀行子会社アプラス)を発行したりもしていましたね。
そこでSBIホールディングスは新生銀行の株式公開買い付け(TOB)を発表。
新生銀行側は買収防衛策の導入を発表するなど泥沼の様相・・・
このあたりの経緯などはこちらの記事でまとめております。
なお、You Tube版はこちらです。合わせて御覧ください。
アプラスカードとSBI証券でのクレカ積立の概要
それではまずはSBI証券のクレカによる投資信託積立投資のアプラスカードの場合の概要から確認してみましょう。
- 積立額の0.5%分〜1%分のポイント付与(クレカによって異なる)
- 貯まるポイントはアプラスポイント
- 最低100円から上限は月額5万円
- 特定、一般、NISA、つみたて NISA
- 対象となる購入方法は積立投資限定
- SBI 証券が取り扱う積立買付が可能な投資信託すべて
- 対象となるクレジットカードは新生アプラスゴールドカード、APLUS CARD with
- 使える口座に制限あり(新生銀行の金融商品仲介口座)
クレジットカードで投資信託を積み立てるとポイントが付与されるという仕組みです。
基本的な仕組みは三井住友カードや東急カードでのクレカ積立と同等ですね。
他との違いは以下の点です。
新生銀行の金融商品仲介口座にする必要あり
なお、アプラスカードでのSBI証券でのクレカ積立を行うためには条件があります。
新生銀行経由でSBI証券口座を開設
もしくは
証券口座の属性を新生銀行の金融商品仲介口座に変更
貯まるポイントはアプラスポイント
貯まるポイントはアプラスポイントです。
利用先としては以下となります。
- ポイント交換(賞品との交換)
- ポイント移行(ポイントとの交換)
- キャッシュバック
利用者が多いと思われる他社ポイントやギフト券への交換レートは以下となります。
- Amazonギフト券【3,000ポイント】⇒3,000円分
- nanacoギフト【3,000ポイント】⇒3,000円分
- すかいらーくご優待券【1,000ポイント】⇒1,000円分
- JCBギフトカード【3,250ポイント】⇒3,000円分
- 図書カードNEXT【3,250ポイント】⇒3,000円分
- クオカード【3,250ポイント】⇒3,000円分
- dポイント【1ポイント】⇒1dポイント
- pontaポイント【1ポイント】⇒1dpontaポイント
- JALマイレージバンク【1ポイント】⇒0.6マイル
- ANAマイレージバンク【1ポイント】⇒0.6マイル
1ポイント1円の価値があるAmazonギフト券やdポイント、pontaポイントに交換すれば使いみちに困ることはないでしょうし損はしない感じですね。
対象クレジットカードは2種
対象クレジットカードとなるのは2種類です。
新生アプラスゴールドカードとAPLUS CARD with。
それぞれ概要を確認しておきましょう。
新生アプラスゴールドカード
- 年会費:初年度無料、次年度以降:5,500円(税込み)
- クレカ積立ポイント還元率:1.0%
- ショッピングポイント還元率:1.0%
年会費が次年度以降5,500円掛かるのが厳しいですね・・・
APLUS CARD with
- 年会費:永年無料
- クレカ積立ポイント還元率:0.5%
- ショッピングポイント還元率:0.5%
こちらはオーソドックスな条件ですね。
ショッピングポイント還元率0.5%ってのがちょっとさみしいような。
三井住友カード、東急カードとの比較
次に同じくSBI証券でクレカ積立ができる三井住友カード、東急カードとの比較を見てみましょう。
基本スペックはほぼ同じですが、多少条件が違います。
三井住友カード(NL)
まずは三井住友カード(NL)の場合です。
- 積立額の0.5%分〜2.0%分のポイント付与(クレカによって異なる)
- 貯まるポイントはVポイント
- 最低100円から上限は月額5万円
- 特定、一般、NISA、つみたて NISA
- 対象となる購入方法は積立投資限定
- SBI 証券が取り扱う積立買付が可能な投資信託すべて
- 対象となるクレジットカードは三井住友カード(一部例外あり)
- 通常の口座で利用可能(Vポイント投資をする場合は三井住友カードの金融商品仲介口座が必要)
ただし、ゴールドカードとプラチナカードは年会費が掛りますのでその辺りをどう考えるかですね。
個人的には私も使っていますが、三井住友カード ゴールド(NL) がおすすめです。
通常 5,500円(税込)の年会費が掛かりますが、年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料なんですよ。※対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
さらに毎年年間100万円のご利用で10,000ポイントプレゼントと実質的な還元率もかなり高いカードとなっています。
年間100万円程度使うならかなり良い選択肢となんですよ。
詳しくはこちらをご覧ください。
東急カード
次は東急カードの場合です。
- 積立額の0.25%分〜3.0%分のポイント付与(東急グループのサービス利用状況等に応じる)
- 貯まるポイントは東急ポイント
- 最低100円から上限は月額5万円
- 特定、一般、NISA、つみたて NISA
- 対象となる購入方法は積立投資限定
- SBI 証券が取り扱う積立買付が可能な投資信託すべて
- 対象となるクレジットカードは東急カードが発行しているカード(一部例外あり)
- 使える口座に制限あり(東急カードの金融商品仲介口座)
また、基本的な条件はほぼ同じですね。
使えるカードと付与されるポイント、還元率等が異なる形です。
付与されるポイントは以下のように東急グループの利用状況やその他条件で異なります。
出典:SBI証券 東急カードでのクレジットカード投信積立サービス「クレカつみたて」開始のお知らせ より
最大還元を受けようとすると
- ベースポイントは0.25%。
- 各種ゴールドカード:+0.75%
- TOKYU ROYAL CLUBプラチナステージ+1.5%
- 18歳〜29歳:+0.5%
- 東急カード年間200万円以上利用:0.25%
- SBI証券投資信託保有残高500万円以上:0.25%
- 毎月5万円積立:0.25%
をクリアする必要があります。
なお、上記すべて足すと3.75%還元となりますが、3%還元が上限とのことです。
ゴールドカードは年会費が掛かりますし、他の条件もかなりハードルが高いものや年齢など努力ではどうしようもないのもあるので、自身がどれくらいやれるかを確認してから検討すると良いかもしれませんね。
条件をクリアできる方にはかなり良い条件ですね。
なお、アプラスカードと同じく使える口座に制限があり、東急カードの金融商品仲介口座にする必要があります。
東急カードのクレカ積立については詳しくはこちらの記事を御覧ください。
まとめ
今回は「SBI証券とアプラスカードのクレカ積立も始まる。三井住友カード、東急カードのクレカ積立と比較してみた」と題してアプラスカードでのクレカ積立についてみてみました。
基本の条件は同じですが、貯まるポイント、付与率の条件、利用できる条件などがかなり違いました。。
正直、あえてアプラスカードでのクレカ積立を選ぶメリットはあまりないかな・・・ってのが素直な感想ですね。
東急グループの利用が多い方は東急カードが還元率が高いですし、そうでもない方は素直にコンビニ等での還元率が高い三井住友カード(NL)や三井住友カード ゴールド(NL)を選ぶのがおすすめかな。
個人的には東急グループは近くにないですし、使ったこともないのでそのまま三井住友カード ゴールド(NL)で積立を継続します。
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