皆さんの財布、パンパンに膨れ上がっていませんか？
ポイントカード、クレジットカード、そして運転免許証や健康保険証、マイナンバーカード…。
「もう全部スマホに入ればいいのに！」
そう思ったこと、一度や二度ではないはずです。
そんなあなたの願いが、ついに叶う時がやってきました！
なんと、あのiPhoneにマイナンバーカードの機能が搭載されることが決定したんです！
「え、それってどういうこと？」「便利そうだけど、なんだか難しそう…」「セキュリティは大丈夫なの？」
そんな疑問や不安を抱えているあなたのために、今回は「iPhoneがマイナンバーカードになる」というビッグニュースを、どこよりも分かりやすく、そして詳しく解説していきます！
ついにiPhoneがマイナンバーカードに！何が変わるの？
今回iPhoneに搭載されるのは、正確には「スマホ用電子証明書」という機能です。
「電子証明書…？なんだか難しそう…」
大丈夫です、安心してください！簡単に言うと、「オンライン上で『間違いなく私本人です』と証明してくれるデジタルの身分証明書」のこと。
これまで、マイナポータルでオンライン手続きをするときなど、物理的なマイナンバーカードをスマホで読み取る必要がありましたよね。正直、これが結構面倒でした…。
しかし、これからはiPhone自体にその機能が内蔵されるため、物理カードを取り出す手間が一切なくなります。つまり、iPhoneひとつで、様々な行政手続きや民間サービスが利用できるようになるんです。
実はすでにAndroidスマホでは2023年5月から始まっていたこのサービス。
多くのiPhoneユーザーが「まだかな、まだかな？」と待ち望んでいましたが、ついにその時が来たというわけです！
いつから使える？気になる開始時期
さて、一番気になるのは「で、いつから使えるの？」という点ですよね。
具体的には以下の流れで徐々に導入が進んでいきます。
2025年6月24日
iPhoneへの電子証明書機能搭載サービス開始（Apple Wallet経由）
2025年7月中
iOS版「マイナンバーカード対面確認アプリ」公開 ➡︎ 属性証明機能が使用可能に
2025年9月めど
マイナ保険証対応医療機関での運用開始
時期未定（検討中）
モバイル運転免許証対応、Android版での属性証明機能実装
（出典：デジタル庁ウェブサイト）
iPhoneにマイナンバーカードを入れる5つのメリット
「iPhoneがマイナンバーカードになる」ことで、私たちの生活は具体的にどう変わるのでしょうか？考えられるメリットを5つに絞って、徹底的に解説します！
メリット1：【手ぶらでOK】物理カード不要で身分証明が完結！
これが最大のメリットと言っても過言ではありません。
これまで財布に入れて持ち歩いていた物理的なマイナンバーカードが不要になります。
コンビニで住民票の写しを発行したり、特定の行政窓口で本人確認をしたりする際も、iPhoneをかざすだけでOKになります。
「ちょっとそこまで」の外出なら、本当にiPhoneひとつで十分。
財布の断捨離も進んで、身も心も軽やかになりますね！
物理カードを紛失するリスクもなくなりますね。
私も財布レスで生活していますので、これはとてもありがたい話です。
メリット2：【いつでもどこでも】オンライン行政手続きが神レベルで楽に！
マイナンバーカードを使ったオンライン手続きの代表格といえば「マイナポータル」です。
- 子育て関連の手続き（児童手当など）
- 引越しワンストップサービス
- 確定申告（e-Tax）
これらの手続きが、これまで以上にスムーズになります。
今までは、
- スマホでマイナポータルにアクセス
- 物理カードを取り出す
- 4桁の暗証番号を入力
- スマホでカードを読み取る
という手順が必要で、読み取りがうまくいかずにイライラ…なんて経験をした方も多いはず。
これからは、iPhoneのFace IDやTouch IDといった生体認証でサッとログインできるようになります。
時間や場所を選ばずに、いつでもどこでも行政手続きができるようになるのは、忙しい現代人にとって大きなメリットです。
メリット3：【健康保険証にも】病院の受付がスマートに！
2024年12月2日から、現行の健康保険証は発行されなくなり、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」が基本となりました。
スマホ用電子証明書が搭載されたiPhoneは、2025年9月めどにマイナ保険証としても利用可能となる予定です。
病院や薬局の受付に設置されたカードリーダーにiPhoneをかざすだけで、受付が完了。
お薬の情報や特定健診の結果なども、マイナポータルで簡単に確認できるようになります。
「病院に行くとき、保険証を忘れた！」という“あるある”も、もう過去の話になるかもしれません。
メリット4：【お得を逃さない】民間サービスの申し込みが爆速に！
メリットは行政サービスだけではありません。民間サービスでの活用も大きく広がります。
例えば、以下のような場面で活躍が期待されています。
- 銀行口座の開設
- 証券口座の開設
- クレジットカードの申し込み
- 携帯電話の契約
これまでは、本人確認書類として運転免許証などをスマホで撮影してアップロードする必要がありました。
しかし、スマホ用電子証明書を使えば、オンラインで本人確認が完結するため、申し込みから利用開始までの時間が大幅に短縮されます。（7月中提供予定）
お得なキャンペーンや急な出費で「今すぐ口座開設したい！」なんて時にも、スピーディーに対応できるのは嬉しいポイントですね。
メリット5：【セキュリティ向上】生体認証で安全性アップ！
「スマホにそんな大事な情報を入れて大丈夫？」と心配になる気持ち、よく分かります。
しかし、実は物理カードよりも安全性が高いとさえ言えるんです。
その理由は、iPhoneが持つ高度なセキュリティ機能、Face ID（顔認証）やTouch ID（指紋認証）と連携するから。
物理カードの場合、4桁の暗証番号さえ知られてしまえば、悪用されるリスクがありました。
しかし、スマホの場合は、あなたの顔や指紋がなければ認証を突破できません。
さらに、万が一iPhoneを紛失してしまっても、24時間365日、遠隔でスマホ用電子証明書の機能を一時停止することができます。この点は、後ほど「安全性」のセクションで詳しく解説しますね。
マイナンバーの暗証番号は複数あり、間違いやすいのでFace IDでできるはとてもありがたい話です。
暗証番号を何度も間違えるとロックがかかりかなり面倒なんですよ。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
どこで・何に使える？ 主な利用シーン
メリットは分かったけど、具体的にどんな場所やサービスで使えるようになるのでしょうか。
現時点で分かっている、または将来的に期待される利用シーンをまとめてみました。
行政手続き
・マイナポータルでの各種申請（医療費通知・引っ越しワンストップ等）
・確定申告（e-Tax）
・国家資格などのデジタル証明
民間サービス（予定含む）
・銀行、証券口座の対面本人確認
・携帯電話の新規契約・機種変更
・ローン契約時の本人確認
・FinTechサービスのKYC
・オンラインでの古物売買時の本人確認
・イベント会場や施設での年齢確認
コンビニ交付
・住民票・印鑑証明書・戸籍証明など各種証明書発行
医療機関
・マイナ保険証リーダーにスマホをタッチして受診（9月開始予定）
・お薬情報や医療費の確認
登録に必要なものと手続き手順
「すごく便利そう！早く使いたいけど、登録が難しそう…」
ご安心ください！手続きは驚くほど簡単。スマホの操作に慣れている方なら、数分で完了します。
対応機種（見込み）
まず、対応機種です。
iPhone 13以降でNFC Type-B / Secure Enclave対応モデル
の予定となっています。
準備
登録に必要なものは以下の３つです。
まだ、マイナポータルを使ったことがない方はまず、App Storeから「マイナポータル」アプリをダウンロード（または最新版にアップデート）しておきましょう。
サービス開始後、アプリ内に「スマホ用電子証明書を登録する」といったメニューが表示されるはずです。
マイナポータルアプリで読み取り
アプリの指示に従い、物理的なマイナンバーカードをiPhoneで読み取ります。
- 署名用電子証明書のパスワード（英数字6～16桁）を入力します。
- iPhoneの上部をマイナンバーカードの中央にゆっくりと近づけて、読み取りを開始します。
- 読み取りが完了するまで、動かさないようにするのがコツです。
うまく読み取れない方はこちらの記事（マイナポイントの際に書いた記事）で対策をまとめておりますのでそちらも参考にしてみてください。
パスワード入力 → Face ID連携
カードの読み取りが完了したら、スマホ用電子証明書を利用するための認証方法として、Face IDまたはTouch IDを設定します。（パスワード必要）
これで、それ以降はパスワードを入力する手間なく、Face ID（顔認証）やTouch ID（指紋認証）でログイン可能となります。
Apple Walletへ登録完了
Walletに「My Number Card」カードが追加されたら設定完了となります。
思ったより簡単ですよね？サービスが始まったら、ぜひこの手順を参考にチャレンジしてみてください。
所要時間は約5分。紛失時は「探す」アプリで遠隔消去できるので安心です。
対面確認アプリ（7月～）をインストール
さらに銀行や携帯ショップでQRコード提示やNFCタッチによる本人確認をする場合は対面確認アプリを入れる必要があるようです。
iPhoneにマイナンバーカードを入れる安全性は？
これだけ便利な機能だからこそ、セキュリティ面は最も気になるところ。
特に「iPhoneを落としたらどうしよう…」という不安は大きいですよね。
結論から言うと、適切な対策さえ知っておけば、安全性は非常に高いです。
情報はiPhoneの中には記録されない
よくある勘違いはマイナンバーカードにいろいろな情報が入っているというものがあります。
これは大きな勘違いなんですよ。
まず知っておきたいのは、氏名や住所、マイナンバーといった個人情報は、スマホ本体には一切保存されないという点です。
情報は安全なサーバー（クラウド）で管理されており、利用する時だけ認証を経て呼び出される仕組みになっています。
また、クラウドも個人情報は端末外へ送信されず、ハッキング経路を物理的に遮断されています。
何重ものロックで守られている
スマホ用電子証明書を利用するには、最低でも以下のロックを突破する必要があります。
- iPhone本体のロック解除（パスコード、Face ID, Touch ID）
- マイナポータルアプリでの生体認証（Face ID, Touch ID）
他人があなたのiPhoneを拾ったとしても、あなたの顔や指紋がなければ、マイナンバーカード機能を使うことは極めて困難です。
また、マイナンバー情報はiPhone内部の専用チップ「Secure Enclave」に保存。
Appleでさえ直接アクセスできない設計となっており安心です。
24時間365日！遠隔で機能を停止できる
それでも万が一、iPhoneを紛失してしまった場合。
「マイナンバーカード総合フリーダイヤル」に連絡すれば、24時間365日いつでも、スマホ用電子証明書の機能を一時停止することができます。
この番号を、別のスマホや手帳などに控えておくと、いざという時に安心です。
また、iPhoneの「iPhoneを探す」から一括消去も可能となっています。
物理カードの場合、紛失したら再発行まで時間がかかり、その間は利用できません。しかし、スマホの場合は、新しいiPhoneに機種変更すれば、再度登録することで機能をすぐに復活させることができます。
このように、iPhoneがマイナンバーカードになることは、利便性の向上だけでなく、複数のセキュリティ対策によって、むしろ安全性が高まるとも言えるのです。
まとめ：iPhoneで“財布レス行政”の第一歩を
今回は「iPhoneがマイナンバーカードに！ 2025年6月24日開始──メリットだらけの「スマホ用電子証明書」を手続き・安全性まで徹底解説」と題してiPhoneがマイナンバーカードになるって話をみてきました。
「iPhoneがマイナンバーカードに」の開始で、行政手続き・本人確認は一気にスマホファーストへシフトします。
今のうちに対応機種とパスワードを確認し、「マイナポータル」アプリをダウンロードしてサービス開始日に登録を済ませておきましょう。
キャッシュレス決済やデジタル保険証と組み合わせれば、財布レスどころか“カードレス”時代が本格化します。
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