先日、九州で予定があり新幹線で博多までいきました。
本来はそこからさらに特急列車で行く予定でしたが事故でその電車が運休になってしまったのです。そのため予定の時間にはどうしても間に合わなくなり、そのまま帰宅することに・・・
博多まで行って明太子をお土産に買って帰るだけという無駄なのかかなり贅沢なのかよくわからない旅となりました(笑)
ただこの旅のおかげで勉強となることがありました。それはJRの返金ルールです。
すでに乗ってきた区間も含めて今回の旅は旅費0円となったのです。
今回は途中の電車が運休したり、電車が大幅に遅れるとお金が全額払い戻しになるケースや返金手続きについてまとめてみます。
運賃が払い戻しになるケースとは
それではどのようなケースになると全額払い戻しとなるのでしょうか?
いくつかのパターンがあるようです。
2時間以上遅れた時
まずは特急(新幹線含む)が2時間以上遅れたときは特急券が全額払い戻されます。これは降りた駅に2時間遅れたかどうかで判断されるようです。
このケースでも割引きっぷなどの場合には対応してくれないこともあるようですから事前に確認しておくとよいでしょう。
また、2時間以上遅れても現地に向かう場合には乗車券本体は返金されません。
JRは客から運賃を受け取ることで「目的地まで運ぶ」ことを保証しますが、「目的地までの時間」は保証しないのです。
それではどういったケースの場合、全額返金されるのでしょうか?
それは下記のように電車が遅れたことで目的地までいくのを断念したケースです。
旅行を中止するとき
電車が遅れたことにより1時間以上待たされたり、2時間以上遅れることでその旅行を中止し、途中駅から始発駅に戻るときは乗っていない区間、すでに乗った区間を含めて乗車券が全て払い戻されます。
今回の私はこのパターンですね。
返金を受けるには吸い込まれたチケットも必要
ただし、この制度の厄介なところがあります。
駅の改札で吸い込まれたチケットも含めすべてないと返金されないというのです。
今回は博多駅で新幹線チケットが吸い込まれていました。
これを探してもらって出発駅まで持って行っての精算となります。
もしこの制度に該当しそうならどの改札を通ったのかしっかり覚えておきましょう。
私はこの作業を駅員さん3人がかりで30分ほどかかりました。
申し訳なかったです・・・
その他の割引や返金が受けれるケース
他にもいくつか返金や割引となるケースがあります。押さえておきましょう。
車両故障などで運転打ち切り(急乗承)
また、同様に乗っている電車などが故障し運転が途中で打ち切りになったときも急乗承という全額払い戻し対象となります。
これは今のところ経験したことはないですね。
指定席車の冷暖房が故障
また、指定席車の冷暖房が故障した場合にも全額払い戻しとなります。
こちらも今のところ経験したことはないですね。冷暖房故障してても暑いな・・・とか寒いな・・とは思うかもしれませんが気づかない気もします(笑)
電車が遅れ、指定席の列車に乗れず後続列車の指定席が空いてない
また、電車が遅れ、指定席の列車に乗れないケースで、後続列車の指定席が相手なくて自由席に乗るようなケースもあると思います。このような場合は半額払い戻されます。
これは何度か経験がありますね・・・
返金を受ける方法
それでは返金を受けるにはどうしたらよいのでしょうか?
払い戻しの手続きは駅の精算窓口やきっぷ売り場で行われます。
また、これは申告制ですから言わなければ勝手に返金されるようなことはありません。つまり知らなければ損をしてしまうってことなんですよね。駅員もすべてのルールを把握しているわけでもありません。
ですから自分でどういう場合に返金されるのか知っておきたいところですね。そうしないと損をする可能性があります。
みどりの窓口は受け付けてくれない
今回のような返金は基本的にみどりの窓口では受け付けていない場合が多いのでご注意ください。
私もみどりの窓口が混んでいて並んでかなり待たされた挙げ句、精算窓口を案内されたことがあります。
腹はたちますがルールですから仕方ありませんよね・・・。
後日返金も可能
ただし、今回のようなケースの場合は乗客のほとんどが返金を要求していますのでかなり精算窓口等の混雑が予想されます。この場合には、改札口にいる駅員にきっぷを見せて、列車が遅れたことを示す証明をもらっておきましょう。
1年以内であれば、JRの駅の精算窓口やきっぷ売り場などで払い戻すことができます。
スマートEXの場合には自動に返金
最近JRが力を入れているスマートEXというサービスがあります。こちらは自動改札機で得た情報を使って自動的に決済に利用したクレジットカードに返金されます。
これはありがたいですね。スマートEXは今まで使ってませんでしたがこの話を知ってから加入しようと思いました・・・
飛行機やフェリー、他の鉄道会社との乗り継ぎ
飛行機やフェリー、他の鉄道会社との乗り継ぎの場合には基本的に補償されません。ですから該当する鉄道会社から遅延証明書をもらっておいて空港や他の鉄道会社と交渉しましょう。
私も一度電車遅れで飛行機に乗れなかったことがありましたが、交渉の結果次の便に追加料金なしでそのまま乗せてくれることになったことがあります。私のケースでも始めはだめと言われましたので交渉は必要となりますが・・・
まとめ
今回は「途中の電車が運休したり、電車が大幅に遅れると全額払い戻しの場合がある。返金が受けられるケースと方法を知っておこう」と題して新幹線代金などが返金されるケースについてみてきました。
旅行や出張の際に天候や事故での電車の運休はよくあります。どうしようもなくそのまま戻るケースもあるでしょう。
私も何度もそうなっておりそのたびに精算してきましたが、今回のように全額返金適用となったのは初めてです。
私の経験で言うと駅員さんでもすべての方がこのような制度をすべて把握しているわけではないようです。
ぜひ利用者側が覚えておいて損をしておきたいものです。私も今まで結構損していますね・・・
また、電車遅れや運休で予定地にいけず旅館やホテルをキャンセルする場合は下記記事を合わせて御覧ください。
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