新型コロナウィルスが世界中で蔓延しています。
そのため、多くの国でビザの発行を中止するなど厳しい入国規制が掛けられはじめました。
たとえ入国できても到着後14日間隔離されるなどの対応を取っている国が多いです。
多くの飛行機も欠航。
日本としても不要不急の海外の渡航をやめるように要請しています。
そんな状況ではなかなか海外旅行は考えられないと思います。
しかし、すでに航空券やホテルの予約をしている人にとって気になるのがキャンセルする場合の扱いです。
航空券のキャンセル料は高いですし、海外のホテルだとキャンセル不可のところも多いんですよ。
実は私も来月に台湾に行く予定で予約を取っていました。(だいぶ前から)
私が予約したホテルもキャンセル不可となっていました・・・
今回は私のケースも含んで新型コロナウィルスで海外旅行をキャンセルした場合の手配済みの航空券、ホテルの扱いについて見ていきます。
入国規制、行動制限措置の状況
3月27日現在で感染者確認国・地域(注:日本を含む)からの入国・入域制限が行われている国・地域は176カ国にのぼります。
また、入国後に行動制限措置を取られている国・地域も66カ国あります。
入国制限措置と入国後の行動制限措置の双方の措置をとっている国・地域がありなかなか海外へ行くというのは厳しい状況ですね。
最新の各国の詳しい対応状況は下記の外務省のページを御覧ください。
例えば私が予約していた台湾は以下のような扱いです。
台湾の場合
3月19日から,外国人は,居留証,外交,公務の証明,あるいはビジネス上の契約履行等の証明がない限り,一律入境を禁止する。
3月24日から4月7日まで,航空機のトランジットを禁止する。
出所:外務省 海外安全ホームページ
つまり、不要不急の用事以外は入国できないよってことですね。
飛行機のトランジットも不可となっています。
私は居留証,外交,公務の証明,あるいはビジネス上の契約履行等の証明はありませんので入国出来ないことになります。
手配済みの航空券、ホテル、鉄道のキャンセル
上記のような厳しい状況にありますので海外旅行は基本的に無理でしょう。
それでは手配済みの航空券、ホテルはどうなるのでしょう?
行けないわけですから当然キャンセルとなりますが・・・
結論から言えば
のです。
なお、各社の対応は刻々と変化していますので適時問い合わせるのが確実です。
HISの場合
例えば日本を代表する旅行会社HISの場合は以下のような取り扱いとしています。
手配旅行(航空券、航空券+ホテル)お申込みの場合
航空券とホテルのみの予約の場合は航空会社やホテルの規定に則って対応となります。
つまり、航空会社やホテル今回の新型コロナウィルスへの特別措置を設けていれば無料でキャンセル等が可能です。
しかし、設けていない場合は規定どうりのキャンセル料が発生してきます。
パッケージツアーの場合
パッケージツアーの場合にはそのツアー毎に対応が違うようです。
多くのツアーでは特例措置で無料でキャンセル扱いとなっているとのこと。
まずは問い合わせて見ましょう
Expededia(エクスペディア)の場合
私が予約したExpededia(エクスペディア)も基本的にHISと同様の対応でした。
航空会社やホテルの対応次第ということになります。
ちなみに私の場合にはホテルは返金不可のところ、航空会社も特別対応としては無料変更プログラムを提供しているだけでした。
しかし、エクスペディアに交渉の結果、返金対応となりました。※追記あり
(まだ返金はされていませんが・・・)
同じエクスペディアでもネットで見るとポイントで返還されたかた、半額だけ返ってきた方なども見受けられました。
ですからある程度柔軟に対応しているようですね。
まずは交渉してみましょう。
ちなみにエクスペディアの場合は電話が大変混雑しているようでなかなか繋がりませんでしたね・・・
各社同様かと思われますので時間に余裕があるときに対応しましょう。
エクスペディアの場合は、電話対応が大変だからか、以下のような案内もでています。
●2020年3月19日以前に返金不可のホテルをご予約され、2020年3月20日から2020年4月30日までの間での滞在をご予定されているお客様は、今後数日のうちに、メールにてキャンセルご希望の有無をお尋ねさせて頂きます。もしキャンセルをご希望される場合は、全額返金や、場合によってはバウチャーにて対応をさせて頂きます。
メールが届くと思われますのでお急ぎでなければ待ってみるのも手かもしれません。
詳しくはこちらを御覧ください。
追記:エアラインクレジット??
旅行者名、金額、有効期限など、エアラインクレジットについての全ての詳細は、 お客様がもうすぐお受け取りになる確認Eメールに記載されていま す。
航空会社の対応
日本の航空会社のほとんどは今回の新型コロナウィルスでのキャンセルについて特別対応していますね。
例えばANAやJALは以下の通りとなっています。
以下の期間分については手数料なしで払い戻し・変更が可能です。
国内線
2020年2月28日(金)~3月19日(木)ご搭乗分 ※2020年2月28日以降の変更・払い戻し分より対象
2020年3月20日(金)~4月5日(日)ご搭乗分 ※2020年3月6日以降の変更・払い戻し分より対象
2020年4月6日(月)~4月30日(木)ご搭乗分 ※2020年3月18日以降の変更・払い戻し分より対象
国際線
2020年2月28日(金)~3月19日(木)ご搭乗分 ※2020年2月28日(金)までに発券済みの上記対象便を含む航空券について、2月29日(土)以降の変更・払い戻しお申し出分から対象
2020年3月20日(金)~4月5日(日)ご搭乗分 ※2020年3月6日(金)までに発券済みの上記対象便を含む航空券について、3月6日(金)以降の変更・払い戻しお申し出分から対象
2020年4月6日(月)~4月30日(木)ご搭乗分 ※2020年3月18日(水)以降の変更・払い戻しお申し出分から対象
海外の航空会社の多くも同様の対応を取っていますが、搭乗日の条件等はそれぞれ異なっていますので確認してみてください。
だいぶ先の予定だとまだ特別対応の対象外のケースも多いです。
その際は通常のキャンセル料金が発生してしまう可能性がありますね。
飛行機についてはまだ特別対応となっていない場合、少し様子を見てみるのが正解かもしれません。
ホテルの対応
ホテルも基本的にそのホテルによって対応が異なっています。
しかし、今回の新型コロナウィルスの件はホテルとしても泊まられても困る事態になりかねませんので快くキャンセル対応してくれるところが多いとの情報もあります。
私が予約した台湾のホテルも予約時はキャンセル不可、返金不可でしたが快くキャンセルに応じてくれました。
まずはホテルに問い合わせてみてください。
ホテルの場合は早めに問い合わせてみるのが良いでしょう。
ホテルや旅館の基本的なキャンセル料の考え方は以下の記事を御覧ください。
新幹線等の対応
空港までの新幹線や鉄道などの料金はどうなるのでしょう?
JRの場合には払い戻しを受けるには基本的に出発日の2日前までは340円、前日から出発時刻までは金額の30%の手数料が発生します。
しかし、新型コロナウィルスの影響の場合には以下の条件で特別対応しています。
(1) 当該感染症に関する外務省による渡航中止勧告又は退避勧告の発出を事由とする乗車券類の払いもどし申し出があった場合
(2) 当該感染症に罹患したお客さまから、罹患を事由とする乗車券類の払いもどし申し出があった場合
(3) 当該感染症の感染拡大防止を目的にイベント等の中止、延期等が決定したことを事由とする乗車券類の払いもどし申し出があった場合
(4) そのほか、当該感染症の感染防止を事由とする乗車券類の払いもどし申し出があった場合出所:JRおでかけネット「新型コロナウイルスを理由にきっぷの払いもどしをしたいのですが、手数料はかかりますか。」より
多くの場合には手数料が発生せず返金が可能となります。
ただし、現在、返金が相次いでいるようでJRの精算窓口で現金が足りないなんてこともよくあるようです。
返金の際の注意点はいろいろありますので以下の記事も合わせて御覧ください。
まとめ
今回は「新型コロナウィルス騒動で海外旅行キャンセル。手配済みの航空券、ホテルはどうなるのか?」と題して新型コロナウィルス騒動での航空券やホテルのキャンセルの対応を見てきました。
基本的には各社それぞれで対応方法が異なりますのでまずは確認してみましょう。
また、キャンセルのタイミングによって特別対応が受けられるのか受けられないのかが変わる可能性も大きいですから定期的に確認する必要がありますね。
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