ここ数年、特に安倍政権以降かなり補助金、助成金が充実しています。
さらに新型コロナが蔓延してからはたくさんの給付金もでています。
たくさんある補助金、助成金、給付金ですが、ほとんどが自己申告制です。
そのため、条件を満たしていても申請をしないがためにもらえないなんてことが多くあります。
そこで今回はたくさんある補助金、助成金、給付金をどう探せばよいのかを解説していきます。
補助金、助成金、給付金の違い
まずは今回の話の前提となる補助金、助成金、給付金について解説しておきましょう。
似た制度ではありますが、意味合いが結構違うんですよ。
補助金とは
補助金とは中小企業庁では以下と定義付けているようです。
国や自治体の政策目標（目指す姿）に合わせて、さまざまな分野で募集されており、事業者の取り組みをサポートするために資金の一部を給付するというものです
出典：中小企業庁 中小企業向け補助金・総合支援サイト ミラサポplisより
補助金の種類によってかなり性質は異なりますが、多くは使った経費の一部を補助する仕組みとなっています。
なお、補助金は融資などと異なり、お金を返済する必要は基本的にありませんが、補助金には審査があるので、「申請したら必ずもらえる」というものではありません。
多くの補助金は枠が決まっており、申請した中で選ばれる形となっています。
1兆円以上という大きな予算で話題となった「事業再構築補助金」は事業計画を提出してその中で優秀な計画だった事業者に補助する形式ですね。
助成金とは
助成金も意味合いとしては補助金とかなり似ています。
こちらもお金を返済する必要はありません。また、使った経費の一部を助成するものが大半です。
補助金とこのあたりまでは同じですね。
大きな違いとして補助金は事業計画などを審査した上で採択されますが、助成金は条件を満たせば基本的に支給されるものとなります。
また、助成金は厚生労働省系の雇用や人材育成に絡んだものが多いですね。
ちなみに補助金は経済産業省系が多いです。
助成金の代表的なものとしては事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、労働者に対して一時的に休業、教育訓練又は出向を行い、労働者の雇用維持を図った場合に、 休業手当、賃金等の一部を助成する「雇用調整助成金」がありますね。
給付金とは
給付金は補助金、助成金と少し毛色が違います。
こちらもお金を返済する必要はありませんが、使った経費の一部を補填という形ではないです。
あらかじめ決まった金額や決まった計算式に則った金額が支給されます。
また、助成金と同じく条件を満たせば基本的に支給されるものとなります。
代表的な給付金は国民全員に10万円を給付した特別定額給付金や家賃支援給付金、持続化給付金などがあります。
給付金とは名乗っていませんが、一時支援金やもうすぐ始まる「月次支援金」もこちらのグループでしょう。
補助金、助成金、給付金をどう探せばよいのか
ここからは本題である補助金、助成金、給付金をどう探せばよいのかについて見ていきましょう。
実はかなり不親切で自分たちが使える補助金、助成金、給付金を探すのがかなり大変なんですよね・・・
しかし、最近は新型コロナをきっかけに公的な機関の検索がかなり優秀となってきていますね。
今回は特に使いやすい３つのツールをご紹介しましょう。
ミラサポplusの制度ナビ
出典：ミラサポplus 制度ナビ
まずおすすめしたいのが経済産業省中小企業庁が運営するミラサポplusの「制度ナビ」です。
こちらでは国や地方自治体が実施する補助金や給付金を調べることができます。
上記のように条件をいれることで細かく探すことが可能となっています。
5月4日時点で302件の制度があることがわかりますね。
新型コロナ対策サポートナビ
出典：ミラサポplus 新型コロナ対策サポートナビ
次も中小企業庁のミラサポplusの新型コロナ対策サポートナビです。
こちらは新型コロナ対策に関連した補助金、助成金、給付金を調べることができます。
新型コロナ対策に絡んだ制度を調べるならこちらが一番わかり易いかもしれません。
前述の制度ナビと同様にキーワードや困りごとから検索が可能。
経済産業省（中小企業庁）は他の省庁と違いかなりわかりやすいですね。
雇用関係助成金検索ツール
出典：厚生労働省 雇用関係助成金検索ツール
助成金について厚生労働省の雇用関係助成金検索ツールがわかりやすいでしょう。
取組内容や対象者で検索が可能となったツールです。
中小企業庁のツールと比べると色合いなどが見にくい気もしないでもないのでもう少しなんとかしてほしいところですけどね・・・
ただし、一時期と比べればかなり使いやすくなっています。
まとめ
今回は「たくさんある補助金、助成金、給付金をどう探せばよいのかを解説」と題して補助金、助成金、給付金の違い及び探し方をみてきました。
せっかく国などがたくさんの制度を用意してくれてるのに使わないのはもったいないです。
自分たちが使えそうな補助金、助成金、給付金がないのかぜひ確認してみてくださいね。
なお、民間の補助金、助成金、給付金を検索するポータルサイト的なものもありますが、多くは有料だったり、有料サービスへの勧誘が目的だったり、情報が不正確だったりしますのでご注意ください。
今回ご紹介したような公的なものをオススメしますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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