かなり興味深い投資信託が登場しますのでご紹介しましょう。
「SOMPO123 先進国株式」です。
特筆すべきは信託報酬。
0.077%(税込)と今まで出ている先進国の株式に投資をする投資信託と比べても最安値となります。
今回は「SOMPO123 先進国株式」について詳しく見ていきます。
SOMPO123 先進国株式の概要
まずは「SOMPO123 先進国株式」の概要から見てみましょう。
なお、下記情報はSOMPOアセットマネジメント株式会社から提出された有価証券届出書及び公式から発表されたプレスリリースがソースとなっています。
元資料が見たい方は有価証券報告書等の開示資料を閲覧するサイトであるEDINETから「SOMPO123 先進国株式」と検索してみてください。
ファンドの名称 | SOMPO123 先進国株式 |
運用会社 | SOMPOアセットマネジメント株式会社 |
ベンチマーク | なし |
投資対象 | 日本を除く先進国の株式(原則として概ね123銘柄 程度)為替ヘッジなし |
設定日 | 2021年12月21日 |
注目すべきはこの投資信託はインデックス型ではないことでしょう。
一般的に信託報酬が高いとされるアクティブ型となっています。
投資対象は123銘柄(だから名前に123と入っているようです)
SOMPO123 先進国株式の手数料
次に手数料を見ていきましょう
信託報酬率
SOMPO123 先進国株式の信託報酬率は
購入時手数料
なし
信託財産留保額
信託財産留保額は
SOMPO123 先進国株式の取り扱い金融機関
SOMPO123 先進国株式の取り扱い金融機関は以下のとおりです。
なお、SBI証券は2021年12月21日から松井証券は2021年12月27日からの取り扱い開始となっています。
他の証券会社にも徐々に販路を拡大していくものと予想します。
SOMPO123 先進国株式の設定日
SOMPO123 先進国株式の設定日は
となっています。
※当初申込期間は2021年12月20日です。
信託期間は無制限となっています。
SOMPO123 先進国株式と競合投資信託の比較
それでは競合となりそうな投資信託と比較するとどうなのでしょう?
信託報酬はたしかに先進国株投資信託としては最安値なんですが、単純比較できない部分もあるんですよ。
ファンド名 | 信託報酬 | 投資対象 | ベンチマーク | 構成銘柄 |
SOMPO123 先進国株式 | 0.077% | 日本を除く先進国の株式 | なし | 123銘柄 |
SBI・先進国株式インデックス・ファンド | 0.1022% 程度 | 日本を含む先進国の株式 | FTSEディべロップド・オールキャップ・インデックス | 約5,600銘柄 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.1023% 以内 | 日本を除く先進国の株式 | MSCI コクサイ インデックス | 約1,300銘柄 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.1023% 以内 | 日本を除く先進国の株式 | MSCI コクサイ インデックス | 約1,300銘柄 |
投資対象となる123銘柄はどう決める?
いくら信託報酬が低くても肝心の成績が悪かったら意味がありません。
ですから投資対象となる123銘柄をどう選定していくのかが気になります。
しかし、具体的な銘柄選定方法などの記載はないんですよ。
SOMPOアセットマネジメント株式会社から提出された有価証券届出書及び公式から発表されたプレスリリースをみても「SOMPOアセットマネジメントの外国株投資ユニバース採用銘柄の中から」としか記載されていないという。。。
なお、SOMPO123 先進国株式はファミリーファンド方式で運用されマザーファンドは「先進国株式マザーファンド」となっています。
そちら経由でわからないか?と調べて見ましたが、他のSOMPOアセットマネジメント株式会社の投資信託で採用されているマザーファンドで該当しているものはなく新規に設定されるものだと思われます。
信託報酬がこれだけ低いということは人が選別しているわけではなく機械的なんでしょうが・・・。
時価総額上位から・・・という感じなのかもしれません。
ベンチマークも設定されていないようですし、実際の成績や投資銘柄を確認しないとなんとも判断が難しい投資信託となりそうです。
まとめ
今回は「SOMPO123 先進国株式は買い?先進国株投資信託の信託報酬最安値を更新の0.077%」と題してSOMPO123 先進国株式について見てきました。
結論としては以下のとおりです。
評価:3
先進国株を対象とした投資信託で信託報酬最安値と鳴り物入りでの登場となる「SOMPO123 先進国株式」
とても魅力的な話ですが、気になるのがアクティブファンドで、投資対象銘柄が123と少ないことでしょう。その123銘柄がどんな銘柄でどのような実際の成績になるのかを見定めてから検討してもよいかもしれませんね。
個人的にアクティブファンドなのにこれだけ信託報酬が低いのにどうやって銘柄選定をどうしているのかが気になります。機械的に算定しているんでしょうかね?
なお、SOMPO123 先進国株式はSBI証券と松井証券で申し込みが可能となっています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「シェア」、「いいね」、「フォロー」してくれるとうれしいです