衝撃の内容。個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の統計資料が発表されました。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の統計データがでました。


個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の加入者がどんどん増加中ですがたくさんある投資先、どれに投資をしたらよいのかわからない方も多いかもしれません。

そんな中、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の統計資料が発表されました。これが結構衝撃の内容でしたので抜粋してご紹介したいと思います。

※一部加筆修正しました。
最新の統計データまとめ記事はこちらを御覧ください。

また、国民年金基金連合会も面白い切り口の統計を出していますので合わせて御覧ください。

運用商品の選択状況

まずは運用商品はどれを選んでいるのかの運用商品の選択状況です。

イデコ運用商品選択状況

出所:国民年金基金連合会 確定拠出年金統計資料(平成29年11月版)より

興味深いのは預貯金や保険の元本保証の商品を選んでいる方が半分以上いることですね。

直近の2017年3月現在でも預貯金38.6%、保険26%が選ばれています。

合計して64.6%となっています。

投資信託への投資が35%しかないんですね。

さらに興味深いのは投資信託の投資先で国内株式が10.9%と1番多くなっています。

これも予想外です。

投資初心者の方も多いでしょうから身近な国内株式に投資をしたのでしょうか・・・

海外株式への投資は全体の6.8%しかありません。

これもかなり予想外ですね

投資教育が不足しているのが本当に問題な気がします・・・



年代別の運用商品の選択状況

それでは年代別で見てみるとどうでしょうか?

下記が年代別の商品選択割合です。

イデコ年代別運用商品選択割合

出所:国民年金基金連合会 確定拠出年金統計資料(平成29年11月版)より

興味深いのが20代の預貯金、保険の割合です。

預貯金割合が45.7%、保険が22.2%ですから67.9%もの方が元本保証を選択しています。

リスクを取れる20代が全体平均よりも高い元本保証の選択割合とはちょっと衝撃です。

おそらくなにに投資をしていいのかわからずに元本保証を選んでいるのだと思われますが・・・

期待値を考えれば20代はリスクをとって全部株でもよいくらいだと思います。

しかし、実際はこういった結果となっています。

もうちょっと投資教育をしないといけないでしょうね。

投資信託の割合が多いのが30〜39歳の層でした。

このあたりになると投資に対する知識や金銭面の余裕もついてきてるのかもしれませんね。

まだまだ元本保証の割合が多すぎですけど・・・

男女別の運用商品の選択状況

次に男女別の違いをみてみましょう。

イデコ男女別運用商品の選択割合

出所:国民年金基金連合会 確定拠出年金統計資料(平成29年11月版)より

男女別でみると面白いのが保険への投資が男性は24.8%なのに対して女性が31%と大きくなっています。

女性の方が保険が好きなのでしょうかね?

その影響もあり投資信託への投資は男性は36.2%、女性は30.6%と男性の方がだいぶ多くなっています。

これもよくわかりませんが面白い現象ですね。

パッシブ・アクティブの選択状況

次にパッシブとアクティブの選択状況です。

イデコパッシブアクティブ選択状況

出所:国民年金基金連合会 確定拠出年金統計資料(平成29年11月版)より

これも結構面白い結果がでています。

パッシブとアクティブの割合は意外にアクティブの割合が高いです。

例えばバランス型はアクティブを選択している方が59.3%と半数を超えています。

面白いのが高齢者の方がアクティブ割合が高いという・・・

一発逆転を狙っているのでしょうか・・・

これも投資教育のせいかもしれませんね。

かなり深刻な感もあります。

パッシブとアクティブの件については下記の記事にまとめてありますので合わせてご覧ください。

関連記事

前回の記事で書きましたが個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)での運用では国内株式型でパッシブ運用が53.1%、アクティブ運用が46.9%、バランス型ではパッシブ運用が40.7%、アクティブ運用が59.3%とかなりの方がアクティブファンド[…]

パッシブ、アクティブどちらがよい

まとめ

今回は個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の統計情報で面白いデータを読んでみました。

とくに衝撃なのが元本保証を選択している方が6割超えであることと、

投資信託を選んでいる方の中でも国内株式が多いこと、

インデックスではなく、アクティブを選択している方がかなり多いことです。

なにを選択するのが正解なのかは何十年後にしかわかりませんがちょっと意外な結果でしたね。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。

しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。

簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。

私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、楽天証券の5択の中から決めます。

(※私が加入しているのはSBI証券です)

この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。

また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。

順番に見ていきましょう。

SBI証券

まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。

SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。

選択の楽しさがありますよね。

また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。

SBI証券iDeCo
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SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。

マネックス証券

次点はマネックス証券 iDeCoです。

こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。

iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。

マネックス証券iDeCo
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マネックス証券 iDeCo

マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoでいち早くiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いをはじめたところも大きなポイントになりますね。

松井証券

松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。

その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。

こちらも有力候補の一つですね。

松井証券iDeCo
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松井証券【iDeCo 口座開設申込】

2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。

大和証券

大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。

他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。

また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。

大和証券iDeCo
4.5

大和証券 iDeCo

運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。

楽天証券

楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。

この2つのファンドは人気ですね。

楽天証券iDeCo
4.5

楽天証券 401K用プログラム

楽天証券は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった楽天ブランドの人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。今後は楽天SPUの対象になったりしたらかなり面白い存在ですね。

総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。

他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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イデコ統計資料をみてびっくり
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