楽天グループの改悪の流れが止まりません。
2021年は4月から「楽天ゴールドカード」の改悪、6月からの楽天カードでの公共料金支払い時のポイントが大幅ダウン、そして8月からは楽天銀行✕楽天証券のハッピープログラムの一つである投資信託残高に対するポイントが変更になったのです。
さらに2022年4月1日 から楽天銀行✕楽天証券のハッピープログラムがさらに大幅に変更となります。(楽天銀行の金利も・・・)
楽天モバイルでお金を掛けまくってくるのが大きいのかな?
ここ1年の改悪続きを見ると今後も改悪が続きそうで楽天経済圏を使うのがちょっと不安が残ってきます。
今回はハッピープログラムの大幅変更について詳しく見ていきましょう。
楽天銀行✕楽天証券のハッピープログラムの改定内容
それでは楽天銀行✕楽天証券のハッピープログラムの改定内容を詳しく見てきましょう。
なお、今回の情報ソースは楽天証券のお知らせとなります。
>【楽天銀行・ハッピープログラム】ポイント進呈条件の変更に関するお知らせ
8月に改悪したばかりなのに・・・
ちなみにハッピープログラムは2021年8月に人気の高いeMAXIS Slimシリーズと<購⼊・換⾦⼿数料なし>シリーズといった人気の投資信託の付与ポイントを低下させたばかりです。
それが今回さらに大きな変更となりました、よほど厳しいのでしょうかね・・・
楽天証券は早くからクレカ積立が可能でつみたてNISAの人気が高いです。
そのため、投資信託の残高がかなり増えてきているでしょうから付与ポイントの負担が大きくなっているのかもしれません。
投資信託販売でトップになったという報道もありましたしね。(SBI証券が苦情を入れていましたが)
ハッピープログラム変更予定日時(投資信託)
変更は以下の日程からとなります。
2022年4月1日 00:00 以降
- 変更後の条件での判定開始:2022年4月末時点より
- 変更後のポイント進呈開始:2022年6月進呈分以降
また、今回の変更により、投資信託の進呈ポイントは月末時点の残高での判定となります
ハッピープログラムの変更内容(投資信託)
具体的には以下のように変更となります。
変更前(2021年8月1日〜) | 変更後(2022年4月1日〜) |
残高10万円ごとに3~10ポイント ※一部の銘柄は対象外 ※対象月の月間平均残高で計算 | 毎月末時点の投資信託の残高が、2022年4月末以降にはじめて一定の金額に到達した場合に、所定の楽天ポイントを進呈いたします。 |
出典:楽天証券 【楽天銀行・ハッピープログラム】ポイント進呈条件の変更に関するお知らせ より
今まで残高10万円ごとに付与されていたのですが、それが終了して以下の金額に達した時点でポイントが進呈される形となります。
出典:楽天証券 【楽天銀行・ハッピープログラム】ポイント進呈条件の変更に関するお知らせ より
保有している間は常にポイントが付いていたものが、残高に達したときに1回だけの付与となりますのでかなりの改悪となります。
また、ポイント進呈の対象となる該当残高を2022年4月末以降にはじめて達成した場合のみのポイント進呈となりますのですでに2,000万円以上保有している方はまったくポイントがもらえないという・・・
前述のように8月から人気の高いeMAXIS Slimシリーズと<購⼊・換⾦⼿数料なし>シリーズがポイント引き下げの対象となったばかりなのに半年程度でさらなる改悪。
驚きました。
残高判定の対象外銘柄も多数
また、残高と判定されない銘柄も多数あります。
2021年12月27日お知らせ時点での残高判定の対象外となっている銘柄は以下のとおりです。
ファンド名称 | 委託会社 |
---|---|
楽天日本株トリプル・ブル | 楽天投信投資顧問 |
楽天日本株トリプル・ベアIV | |
楽天日本株4.3倍ブル | |
楽天日本株3.8倍ベア | |
楽天日本新興市場株ダブル・ブル | |
楽天レバレッジNASDAQ-100(レバナス) | |
日本債券ベアファンド(5倍型) | T&Dアセットマネジメント |
日本トレンド・セレクト<リバース・トレンド・オープン> | 日興アセットマネジメント |
日本トレンド・セレクト<ハイパー・ウェイブ> | |
SBI 日本株3.7ベアIII | SBIアセットマネジメント |
SBI 日本株3.8ベア | |
SBI 日本株4.3ブル | |
SBI・新興国株式インデックス・ファンド(雪だるま(新興国株式)) | |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式)) | |
SBI・先進国株式インデックス・ファンド(雪だるま(先進国株式)) | |
iFreeレバレッジ S&P500 | 大和アセットマネジメント |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | |
iFreeレバレッジNASDAQ 次世代50 | |
iFreeレバレッジ FANG+ | |
iFreeレバレッジ ATMX+ | |
FANG+2倍ブル | |
FANG+2倍ベア | |
NASDAQ100 3倍ブル | |
NASDAQ100 3倍ベア | |
NYダウ・トリプル・レバレッジ(3σ) | |
NZAM・レバレッジ 日本株式2倍ブル | 農林中金全共連アセットマネジメント |
最近急激に人気となっているレバレッジ系とSBIアセットマネジメントの雪だるまシリーズが対象となっていますね。
SBI証券が投信お引越しプログラムを恒久化
この楽天証券の動きにライバルのSBI証券が反応しました。
今まで期間限定で実施されていた投資信託を移管入庫する際、他社で支払った手数料を負担(キャッシュバック)してくれるサービスを恒久化することを発表したのです。
投信お引越しプログラムの概要
投信お引越しプログラムは以下のとおりです。
SBI証券へ投資信託を引っ越すメリット
SBI証券では投資信託を保有するだけでTポイントもしくはPontaポイントが付与される「投信マイレージサービス」が健在ですから現在の状況なら同じ投資信託を保有するならSBI証券の方がお得なんですよ。
なお、投信マイレージサービスで貯まるポイントは月間平均保有残高と投資信託によって異なります。
月間平均保有残高1,000万円以上の場合で最も高いもので月間保有金額に対して0.25%付与されます。(信託報酬が高いアクテイブファンドが中心)
人気となっている信託報酬が低いインデックスファンドでも月間保有金額に対して0.05%〜0.022%付与されます。
例えば投信ブロガー人気の高い「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は0.0462%、最近人気の高い「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」は0.242%です。
特に投資残高が多い方は乗り換えを検討する価値があるレベルかもしれません。
残高に達したときに1回だけの付与の楽天証券と比較すると長期投資をした場合に差が生じてきますね。
まとめ
今回は「楽天がまたまた改悪。楽天証券(銀行)でのハッピープログラムが大幅変更」と題して楽天証券+楽天銀行のハッピープログラムが改悪する話をみてきました。
楽天経済圏は最近改悪続きでちょっと利用が不安な状況かもしれません・・・・
つみたてNISAはいままでクレカ積立ができるSBI証券と楽天証券どちらかがおすすめでしたが、これからはSBI証券一択かもしれませんね・・・
SBI証券が楽天証券につられて改悪しないと良いのですが・・・
SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。
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