実質無利息、無担保で借り入れできる日本政策金融公庫の【新型コロナウィルス感染症特別貸付】。
ありえない好条件でしたので、私も借りています。
ってレベルで結構な金額を借りてしまいました。
しかし、これが面倒なことに笑
この借入も住宅ローンの審査に当然ながら絡んでくるんですよ。
5年据え置きの返済期間15年までいけたのに、かなり短期で返す計画としていましたので、月々の返済も多く、住宅ローンの審査にかなり不利であることが判明したのです。
事前に知り合いの元銀行員に聞いたら事業用なら住宅ローンには関係ないんじゃない?と言われたのを調べもせず信じてしまいました・・・
どうやら事業用なら住宅ローンに関係ないのはフラット35だけらしいんですよ。。。
そこで繰り上げ返済を考えるのですが・・・
同じような方も見えるでしょうし、今回は実質無利息無担保の融資の繰り上げ返済について見ていきます。
日本政策金融公庫以外の金融機関の無利息無担保融資も基本的に考え方は同じかと思われますので参考にどうぞ。
実質無利息無担保の融資って
まずは今回の前提となる実質無利息無担保の融資の新型コロナウィルス感染症特別貸付について簡単に解説しておきましょう。
簡単に言えば実質無利息、無担保で借りられる制度です。
新型コロナが蔓延したことから急遽実施されたものとなります。
貸付条件
具体的には以下の条件となります。
中小事業 6億円、国民事業8,000万円
【貸付期間】
設備20年以内、運転15年以内
【据置期間】
5年以内
【金利】
当初3年間 基準金利▲0.9%、
4年目以降基準金利 中小事業1.11%→0.21%、国民事業1.36%→0.46%
(利下げ限度額:中小事業2億円、国民事業4,000万円)
最大5年の据え置きが受けられるもの大きいですね。
また、金利が発生しますが特別利子補給制度の条件を満たすと実質無利子となります。
もともと低金利なのにさらに実質無利子になるというのはすごすぎます。
※ほぼ同様な仕組みを一般の銀行もやっています。
特別利子補給制度で実質無利息に
特別利子補給制度とは条件を満たすと利子が戻ってくる仕組みとなります。
・補給対象上限:中小事業2億円、国民事業4,000万円
実質無利息無担保の融資の繰り上げ返済
とても有利な借り入れなんですが、前述のとおり、日本政策金融公庫の【新型コロナウィルス感染症特別貸付】によって月々の借り入れ返済が多くなってしまっており、住宅ローンにかなり不利に働くことが判明したので繰り上げ返済をしてしまうことを計画。
しかし、そう甘くなかったようです。
日本政策金融公庫の答え
日本政策金融公庫に相談していますのでその結果をご紹介しましょう。
とのことでした。
日本政策金融公庫としてもかなり面倒な処理になるでしょうから言っていることは理解できました。
つまりまとめると新型コロナウィルス感染症特別貸付の繰り上げ返済は
- 基本的に繰り上げ返済はできない
- 例外的にできても、特別利子補給をもらっている場合は返金等が必要
- 特別利子補給をもらった期間が過ぎてからの方が良い
ということです。
私はとりあえずあと半年くらいなので特別利子補給の3年経つのを待つことにしました。
なお、今回はこのような回答でしたが担当者や支店によっても回答は違う可能性がありますのでご注意ください。
また、同じく実質無利息の融資を提供する一般の銀行も対応が違う可能性もありますので、繰り上げ返済を考えている方は一度その銀行に相談してみてください。
理屈で考えれば日本政策金融公庫がおっしゃってることはごもっともでした。。。
まとめ
今回は「日本政策金融公庫などの実質無利息無担保の融資は繰り上げ返済できるのか?」と題してコロナ融資の繰り上げ返済についてみてみました。
同じようなことになっている方の参考になれば幸いです。
教訓としてはいくら無利息でお得だからといって必要のない金額まで借りるのはやめようってことですね・・・
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