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年6万5千円もらえる年金生活者支援給付金|2025年版の対象者と金額・申請方法(スマホ申請可)を完全解説

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年6万5千円もらえる年金生活者支援給付金|2025年版の対象者と金額・申請方法(スマホ申請可)を完全解説

ここ数年、毎年のように様々な給付が行われてきました。

最近も2万円の現金給付を自民党が公約として掲げていましたね。(立ち消えとなりそうですが・・・)

そんな給付金ですが、何年もひっそりと実施されているものがあります。

年金生活者支援給付金です。

2019年10月の消費税10%引上げ時に低所得の年金受給者向けの支援として創設され、以後、物価変動に応じて毎年度改定され続いているんですよ。

ちなみに終了時期は公表されていません。

つまり、恒常的な運用となっているのです。

今回は年金生活者支援給付金について解説していきます。

目次

2025年度の年金生活者支援給付金対象者(だれがもらえる?)

まずは年金生活者支援給付金の対象者についてみていきましょう。

給付は3種類(老齢/障害/遺族)。

今回は問い合わせが多い老齢(補足的老齢を含む)を中心に整理します。

老齢年金生活者支援給付金(基本)

老齢は以下の要件をすべて満たす方が対象となります。

・65歳以上で老齢基礎年金を受給
・世帯全員が市町村民税非課税
・前年の年金収入+その他所得の合計が下記基準以下
 ・昭和31年4月2日以後生まれ90万9,000円以下
 ・昭和31年4月1日以前生まれ90万6,700円以下
  (非課税の障害・遺族年金は所得に含めない)

なお、他の年金制度も同様ですが、国外居住中年金が全額停止拘禁中は対象外などの除外規定があります

補足的老齢(ボーダー帯の救済)

前年所得が上記を少し超える場合、補足的老齢の対象となります

生年月日により80万9,000円超~90万9,000円以下などの帯があります。

障害・遺族の生活者支援給付金

障害・遺族はこちらの条件となります。

・障害基礎年金・遺族基礎年金の受給者で
・前年所得が一定以下(扶養親族数に応じて上限が増える)等の要件を満たす方。

2025年度「いくらもらえる?」(金額と計算式)

それでは年金生活者支援給付金はいくらもらえるのかをみていきましょう。

年金生活者支援給付の給付基準額(月額)

2025年度の給付基準額(月額)は以下の通り。

  • 老齢5,450円
  • 障害1級 6,813円/2級 5,450円
  • 遺族5,450円

いずれも月額、偶数月に2か月分まとめて支給です。

ちなみに物価変動率により給付基準額が+2.7%改定されています。

老齢の具体的な算式

老齢は納付済期間免除期間で按分計算されます。

2025年度のケースでみてみましょう。

  • 納付済みに基づく額=5,450円 ×(納付済月数/480)
  • 免除に基づく額=11,551円 ×(免除月数/480)(生年月日で係数が僅差)

満額納付の480月(40年)で免除0月なら、月額5,450円。

年間65,400円が目安。

免除歴があれば上記の係数で加算されます。

補足給付

補足給付は保険料納付済期間に基づく額に調整支給率を乗じて得た金額となります。

5,450円×保険料納付済期間÷480月×調整支給率

調整支給率は以下のとおり計算されます。

昭和31年4月2日以後生まれの方 :(889,300円-前年の年金収入金額とその他の所得の合計)÷100,000円
昭和31年4月1日以前生まれの方 :(887,700円-前年の年金収入金額とその他の所得の合計)÷100,000円

年金生活者支援給付金はいつからいつまでもらえる?

年金生活者支援給付金はいつからいつまでもらえるのでしょう?

いつから

制度は2019年10月開始されています。

新たに条件を満たして対象となる人へは、2025年9月1日以降順次はがき型の請求書が届きます。

いつまで

毎年度改定で継続運用

終了時期の公表は現時点でありません。

申請方法(はがき/電子申請)

それでは年金生活者支援給付金はの手続きはどうすればよいのでしょう?

はがき型の請求

対象見込みの方に日本年金機構から郵送されます。

必要事項を記入し返送。

請求の翌月分から支給対象になるのが原則

電子申請(スマホ可)

2025年1月以降に65歳到達の人など、マイナポータル経由「ねんきんネット」での電子申請が可能となっています。

スマホでも申請可能とのこと。

支払日

偶数月中旬に2か月分まとめて年金と同時に入金となります。

よくある誤解と落とし穴(チェックリスト)

それではよくある誤解と落とし穴をチェックしておきましょう。

非課税要件は「個人」ではなく「世帯全員

一人でも住民税課税者が同世帯にいると要件を満たしません。

引っ越しで世帯が分かれた/一緒になったなど住民票の動き(同一世帯/別世帯)に注意

夫婦とも非課税で基準内。2人とももらえる?

対象要件を各人が満たせば、それぞれ受給可能。

偶数月に2か月分ずつ入金。

所得判定から障害年金・遺族年金は除外

非課税収入のため、合算に含めません。

65歳到達前は老齢の請求不可

老齢は65歳到達が要件。

請求書提出は「誕生日の前日以降」。

「補足的老齢」の帯を見落とさない

基準を少し超えていても補足的老齢の可能性あり。

必ず帯域を確認。

自分は対象かも?と思ったら

ねんきんダイヤル/年金事務所に早めに相談。

詐欺紛いの勧誘・代行には注意

まとめ

今回は「年6万5千円もらえる年金生活者支援給付金|2025年版の対象者と金額・申請方法(スマホ申請可)を完全解説」と題して年金生活者支援給付金についてみてきました。

手続きしないともらえない給付金ですので、該当者は忘れずに申請しておきましょう。

ほとんど話題にも上がっていない給付金ですが、2019年から地味に続いているんですよ。

若者からすれば「高齢者ばかり優遇」という印象は根強いですが、現在の選挙の投票率を見るとそうなってしまうのは仕方ない部分もあります。

不満のある若者は選挙に行きましょう!

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