新しいNISAの影響なのか各社から新しい投資信託が続々登場しています。
しかも信託報酬率の最安値を更新するような商品や今までなかったような投資信託が多いんですよ。
今回は新たに登場したTracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)年4回分配型について詳しく見ていきましょう。
Tracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)年4回分配型の概要
それでは詳しく見ていきましょう。
それでは「Tracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)年4回分配型」について詳しく見ていきましょう。
ファンドの名称 | Tracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)年4回分配型 |
運用会社 | 日興アセットマネジメント(Tracers シリーズ) |
ベンチマーク | ダウ・ジョーンズ US ディビデンド 100 インデックス(税引後配当込み・円換算) |
設定日 | 2025年5月29日 |
本投資信託は大人気となっている楽天証券やSBI証券で人気となっている楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)やSBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)と同様に「SCHD」に投資をする投資信託です。
ダウジョーンズ米国配当100インデックスとは
ダウジョーンズ米国配当100インデックスはDow Jones U.S. Broard Market Indexの構成銘柄のうち、10年連続配当の銘柄の中からキャッシュフロー・総負債比率、ROE、年間配当利回り、過去5年間の配当成長率などをランク付けした上位100銘柄を対象としたインデックスとなります。
Tracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)年4回分配型の手数料
次に手数料を見ていきましょう
信託報酬率
Tracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)年4回分配型の信託報酬率は
年率0.10725%程度(税込)
購入時手数料
ありません
信託財産留保額
信託財産留保額は

Tracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)年4回分配型の取り扱い金融機関
取り扱い金融機関はEDNETの提出時点では下記です
SBI証券の方はSBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)と選択できる形となりますし、マネックス証券を利用している方は念願の「SCHD」に投資をする投資信託となります。
おそらく日興アセットマネジメントの商品ですのでSMBC日興証券などでも扱うとは思われます。
ポイント:年4回の決算(分配)
この商品のポイントとなりそうなのは年4回の決算(分配)があるということでしょう。
新しいNISAで購入した場合、分配金も非課税なのでそれ目当てで買う方も多いかもしれません。
この辺りは判断が分かれそうですね。
大きなデメリットは複利が活かしにくいということです。
個人的にはあまり賛同しませんが。。。理由はこちらの記事でも書いております。

配当金や分配金はたしかに非課税で受け取ることができますが、その分を再投資を行おうとすると非課税枠を別で消費することになります。
枠を目一杯使っている場合は再投資ができないということにもなります。(非課税では)
そうなれば配当分について複利効果が得られないということになってしまうのです。
長期投資の最大のポイントと言っても過言ではない複利効果をうまく得られないのは大きなデメリットですね。
複利効果について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

また、多くの高配当株は成熟企業でこれから大きく成長するものではありませんしね。
たくさん配当金を出すってことはその時点で成長を諦めているという部分もあるんですよ。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ライバルとの比較
ベンチマークが同じタイプの商品はこちらで3本目となります。
Tracers DJ USディビデンド100 | SBI・S・米国高配当株式 | 楽天・シュワブ・高配当株式・米国 | |
---|---|---|---|
ベンチマーク | DJ US Dividend 100 | DJ US Dividend 100 | DJ US Dividend 100 |
実質コスト(概算) | 0.17% | 0.1238% | 0.1238%※ |
決算頻度 | 年4回 | 年4回 | 年4回 |
最低買付額 | 100円 | 100円 | 100円 |
どれも「SCHD」に投資をしDJ US Dividend 100をベンチマークとした投資信託です。
後発ですが、実質コストが先行する2本よりも高くなっていますね。(※楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)は元々0.192%でしたが、2025年5月23日から名称の変更及び0.1238%へ値下げを発表しています)
ただし、楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)は楽天証券のみ、SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)はSBI証券のみの取り扱いとなっています。
そのため、Tracers DJ USディビデンド100はマネックス証券などでの選択肢として残っていく形となりそうです。
SBI証券の方があえてこちらを選択するメリットは今の時点では見当たらないですね・・・
まとめ
今回は「Tracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)年4回分配型」についてみてきました。
新しいNISAに向けてどんどん魅力的なファンドが登場してきており嬉しいところですね。
NISAを巡っての競争が激しくなってきましたね。