イデコ穴埋め型

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の制度改革は「穴埋め型」を採用するのが理想的である件。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)は加入者数が130万人を超えてきました。

かなり多くはなってきましたが、まだ日本人全体で見ると100人に1人程度しか加入していない計算です。

しかし、それだけでは全然足りないのです。

少子高齢化により年金財政が厳しくなっていくことが予想されているのもあり、今後は個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の重要性が増していくからです。

そこで個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を巡って様々な制度改革の案が話し合われています。

などですね。

受け取り方を年金にすべきって話はどうかと思いますが、それ以外は必要な話ではあると思います。

しかし、個人的には社会保険審議会でも案としてでている「穴埋め型」が一番理想的なのかな。と考えています。

今回は個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の制度改革案の一つである「穴埋め型」についてみていきましょう。

なお、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ってなに?って方はこちらの記事から御覧ください。

この記事をみれば「iDeCo(個人型確定拠出年金)制度」から「つみたてNISAとの違い」、「おすすめ金融機関」、「おすすめ商品」、「いくら積み立てればよいのか」などを網羅的に確認することができますよ。

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個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の穴埋め型とは

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の制度改革案の一つである「穴埋め型」とは、現在のような1階、2階、3階といった積み上げ型ではなく、全員が同じ非課税枠を持ち、企業年金などで埋められていない部分を自分で補填できるような仕組みです。

ちなみに現在の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めとした年金制度は以下の様になっています。

日本の年金制度概要
日本の年金制度概要

出典:厚生労働省 iDeCo説明ページ

しかし、年金制度全体を見ると種別や会社の年金制度によって凸凹が生じてしまっていますね。

その点について金持ち優遇なのではというある意味不公平であるという意見があるのです。

実際に高くなっている(年金がたくさんもらえる)のは大企業勤務の会社員などですからね。

その不公平部分を改善できるのが「穴埋め型」です。

「穴埋め型」は厚生労働省の部会だけでなく、政府税制調査会でも議論されているようですからそれなりに実現可能性も高そう案となります。

詳しくみていきましょう。


穴埋め型のイメージ

穴埋め型イメージ
穴埋め型イメージ

出典:厚生労働省「第7回社会保障協議会企業年金・個人年金部会資料2」より

穴埋め型の場合には第一号被保険者、第二号被保険者、第三号被保険者による相違や会社が加入している年金制度による不公平さをなくすことができます。

上記の図のように全国民共通の個人別に非課税貯蓄枠を設定します。

自営業者でも主婦でも会社員でも同じ枠になるってことです。

企業年金がある場合には企業の拠出額(DC)などを上限額から控除します。

そして控除された上限額までは非課税による積み立てが可能とします。(所得控除)

当然、運用段階 についても非課税

支給時に課税となります。

このあたりの仕組みそのものは現在の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)と同様ですね。

大きな違いは掛けられる金額です。

所属などではなく足りない分を補填して自分で積立てられるような制度になるってことです。

穴埋め型の例

例えば非課税枠の上限が3,000万円だったとしましょう。

月の掛け金上限は7万円とします。

まったく企業年金に加入していない自営業者や主婦などは満額の7万円毎月拠出することができます。

企業年金で会社が月に2万円を掛けてくれている会社員ならば上限は月に5万円ってことになります。

同じ会社でも階級によっては月に5千円の掛け金の場合には上限が6万5千円となります。

つまり、掛けられる金額が人によりかなり異なってくるってことになりますね。

種別間、会社間の不公平感が解消される

この制度が導入されることで最大のメリットとなるのが第一号被保険者、第二号被保険者、第三号被保険者による相違や会社が加入している年金制度による不公平さをなくなることです。

全国民が同じだけ非課税枠をもっていることになりますから、使う使わないは別にしてある程度公平な年金制度になることが可能なんですよね。

低所得者などは枠が埋まらない方も多いと思われますが、その場合はドイツのリースター年金のように助成金(補助)を出すなんて案も考えられます

この制度が導入されれば老後生活が困窮して生活保護費が必要とする人も大幅に減る可能性があります。

同じ会社での不公平感も解消

現状は会社の年金制度等で上限が決まっていましたが、階級などによって実際の企業年金の掛け金は変わってくるケースが多くこのあたりの不公平感もありました。

平社員は月に5000円、課長月に1万円、部長月に20000円といった会社が掛けてくれる金額が変わってくる場合ですね。万年平社員の方と早くに出世した方では年金のもらえる金額に大きな差がでてしまいます。

それも穴埋め型でしたらある程度解消できるってことですね。(足りない分は自分で積み立てる必要はありますが)

繰越ができるようになる

また、「穴埋め型」の場合には使い残しの枠は翌年以降への繰り越しを認めれます。

若いときはお金が余りありませんのでなかなか満額掛けられません。

しかし、お金に余裕がでてきた中年以降にたくさん掛けることができるイメージですね。

例えば20代のころは月に1万しか掛けれらなかったけど30代で5万、40代では7万って具合ですね。

繰越の例

自営業者が20代(10年勤務)のころは会社勤めをしていました。

会社が月に2万円を拠出。

しかし、余裕がなく自分では一切拠出していませんでした。

この場合には会社を退職する際には

2万円×12ヶ月×10年=240万円
が非課税枠に貯められています。
自営業者になってからは自分で積み立てる必要がありますので上限7万円まで掛けることができます。
さらに
5万円×12ヶ月×10年=600万円
の枠はまだ余っていますので余裕ができればその部分も積み立てることができます。
こんなイメージですね。

転職が不利でなくなる

現在の日本の年金制度や退職金制度は会社にもよりますが、多くの企業では勤務年数が非常に大きなポイントとなっています。

勤務年数が長いほど有利になるケースが多いのですね。

ですから転職すると年金や退職金だけみれば不利なんですよ。

また、退職所得の計算上も長く勤めていた方が控除が多くなります。

転職するとリセットになりますから税金上も不利なんですよ。

しかし、「穴埋め型」が採用され退職所得の課税を見直しが入ればその不利さも解消することができます。

例えば受け取 った金額を退職所得勘定に非課税で拠出することを認めるなんてことも考えられます。

そうなれば日本の人材の流動性がより高まる可能性もあります。

穴埋め型まとめ

今回は個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)などの年金制度で検討されている「穴埋め型」についてみてきました。

現在いろいろな制度改革の話がありますが、個人的にはこの「穴埋め型」が理想に近いとは思います。

繰越した場合の所得控除の扱いをどうするかとか退職金控除の改正が必要な点などいろいろな問題は出てくると思われますがぜひ検討していただきたいところですね。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの6社から選ぼう

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。

しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。

簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。

私が今もし、新たに加入するならSBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、イオン銀行、大和証券の6択の中から決めます。

この6つの金融機関は運営管理機関手数料は無料です。(国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。)

また、運用商品もインデックスファンドを中心に低信託報酬の商品が充実しています。順番に見ていきましょう。

SBI証券

イチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。

SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小、ジェイリバイブといった特徴ある商品をたくさんそろえているところが最大の魅力です。

選択の楽しさがありますよね。

また、確定拠出年金の分野を長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。

SBI証券iDeCo
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SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。

マネックス証券

次点はマネックス証券 iDeCoです。

こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれています。

マネックス証券iDeCo
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マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、一番人気のひふみ年金もラインナップに追加されさらにスキがなくなりました。

松井証券

松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。

1番人気のひふみ年金の取扱もあるのもポイント高いです。

松井証券iDeCo
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取扱商品が12本と少ないですが、SBI証券やマネックス証券と同様にeMAXIS Slimシリーズを取り揃え信託報酬が最安値水準となっています。
抑えるところは抑えた感じがありますね。逆に本数が少ないことにより選びやすさは増しており初心者向けの筆頭候補といってもよいかもしれません。

楽天証券

楽天証券もiDeCoにかなり力をいれています。

元々運営管理機関手数料が無条件で無料となったのは楽天証券が仕掛けたことが大きいんですよ。

今後は楽天SPUの対象になったり、つみたてNISAのように楽天カードでポイントが貯まるようになるようでしたらかなり面白い存在ですね。

楽天証券iDeCo
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楽天証券は人気のセゾン投信なんかにも加入できます。また、実質信託報酬の低いたわら先進国株、楽天・全世界株式インデックス・ファンドと楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が魅力です。今後は楽天SPUの対象になったり、つみたてNISAのように楽天カードでポイントが貯まるようになるようでしたらかなり面白いです存在ですね。

イオン銀行

イオン銀行iDeCoは全国各地に窓口があるのが魅力です。

また、銀行として珍しく良心的な投資信託を用意してくれてるんですよ。

イオン銀行iDeCo
4.5

イオン銀行iDeCo

イオン銀行は実質信託報酬の安いたわら先進国株の取り扱いがあるのが魅力です。ひふみ年金の取扱があります。このあたりに興味持つ方は選択肢として全然ありです。また、イオン銀行だけ他へ移るときの手数料が無料なのも個人的にポイント高いです。

大和証券

大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。

他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。

また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。

大和証券iDeCo
4.5

大和証券 iDeCo

運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。

総合して考えるとこの6つの金融機関ならどれかに加入すれば大きな後悔はないかなと思います。

他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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