2年間つみたてNISAで毎日積立を実行してわかった毎日投資のメリット・デメリット

2018年からつみたてNISAがスタートして丸2年が立ちました。

私はSBI証券で毎日積立(毎営業日)を実施。

つまり、2年間ほぼ毎営業日積立投資を実行してきたことになります。

つみたてNISAの買い方は証券会社によりルールはマチマチですが、私のように毎日買う方法、年初に一括して買う方法、毎月買う方法、毎週買う方法などがあります。

今回は私が2年間実施してきた毎日積立について実際やってみてわかったメリット・デメリットをご紹介します。

なお、つみたてNISAでの実績は下記の記事をご覧ください。

毎日投資をすることによるメリット

まずは毎日投資をすることのメリットをご紹介しましょう。

邪魔な心理を排除できる

私が感じた毎日投資のメリットは株価や指標を気にしなくてもOKであるということです。

毎日指定した決まった金額を買うことになりますから、上がったときは少しの購入、下がった時はたくさんの購入となります。ですから価格に一喜一憂しなてもよいのです。

ドルコスト平均法というやつですね。

ドルコスト平均法は計算上はあまりリターンへのプラス効果はないのですが、心理的なプラスはかなり大きいと感じています。

自分で任意な時期に買えば

○ああ。。。高値つかみしちゃったな。

○よし!!底値で買えた

とか一喜一憂がどうしても発生します。

しかし、毎日自動で買うならばそのようなことを意識するのは始めの数日だけとなります。

株などの投資は心理ゲームとよく言われますが、心理面が邪魔をして失敗してしまうことが多々あります。

そもそも人はプロスペクト理論で証明されているように損を許容できにくい心理をもっているんですよ。

それを毎日つみたてなら排除が可能なのです。

長いこと投資を続けるためには本当に大きなメリットだと思います。

ピーター・リンチのファンドの例

例えば米国を代表する投資家の「ピータ・リンチ」の話です。

ピータ・リンチは0.2億ドルのファンドからを13年間で100億ドルの世界規模のファンドまで成長させた伝説の投資家です。(マゼランファンド)

当然、それだけ資金が集まるということはピータリンチが運用するファンドは好成績で大きな利益をあげたのです。

しかし、このファンドに投資をした多くの方がプラスにならずに撤退しているのです。

なぜ成績がよいファンドなのにプラスが出なかったのでしょうか。

それは多くの方が途中でマイナスになったときに耐えられずにやめちゃったり、含み損が解消したタイミングで解約しちゃったんですよね。

これはどの投資でも同じような傾向があります。

しかし、毎日投資の場合は株価などあまり気にせず済みますから続けられやすいのです。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

少額から投資しやすい

また、毎日つみたてのもう一つのメリットが少額から投資しやすいことです。

毎日ちょっとずつ積み立てることができますので金銭面でもゆとりが可能なのです。

後述しますが、理論上は期待値が高い商品であれば年初に一括で購入したほうがより利益がでる可能性があります。

しかし、一括で投資をするとなるとちょっと敷居が高くなります。

毎日つみたてなら1回あたりの金額が少なくなりますので投資しやすくなるという部分も大きいですね。

毎日投資をすることによるデメリット

次に毎日つみたてをする際の他の購入方法と比較してのデメリットについてみていきます。

理論上は年初一括投資が有利

理論上は期待値が高い商品に投資をするならば年初に一括投資をするほうが有利です。

これは単純な話です。

例えば100円投資をした際の1年後の平均収益が10円の投資商品があったとします。

その商品を年初に投資をすれば理論的には110円となるのを期待できます。

しかし、毎日投資や毎月投資で少しずつ投資をした場合には少し期待できる収益は落ちてしまいます。

それは投資が後にずれ込むことによる部分の差です。投資をしている期間や投資している資産が少ないですからね。

つまり、機会損失が生じているのです。

もちろんこれはずっと右肩上がりでの計算です。

株価の上下の具合によっては毎日投資や毎月投資のほうが年初一括投資をした場合よりも収益が高くなるケースもありえます。

また、株価が右肩下がりのような年は当然、年初一括投資が最も成績が悪くなります。

ですからあくまで理屈の上での話ではありますが、年初一括投資の方が少し有利であるということです。

定期的にドルコスト平均法がだめな投資法だと断言する方を見かけますがこの考え方に基づくことが多いですね。

確かに2019年の相場はかなり強かったですからに年初一括投資の方が成績がよくなったと思われます。

上限まで使い切れないことも・・・

これは実際に使ってみないと分からなかった話ですが、毎日投資の場合にはつみたてNISAの上限まで使い切れないというケースもあります。

実際私はそうなりました・・・

私の場合には、毎日つみたてNISAで1,600円ずつ積立をしていました。

そして上限の40万円に少し足りない分をボーナス設定して丁度上限になるように設定していました。

SBI証券のシュミレーションでは40万円丁度となっていたんですよ。

さらにNISA枠ギリギリ注文設定も入れていました。

しかし、実際は2019年の投資額393,000円、2018年の投資額396,300円と上限に達する前に終わってしまったのです。

どうやらこれは祝日の関係やファンドの投資先の休業日の関係などで発注されない日が発生してしまうことよるものです。

SBI証券では発注されない等の時はメールが来ていましたが、あまり気にしていなかったのが問題だったんですよね。

早くに気づいていれば途中でつみたて設定金額を変更できますので回避できた話です。

ですから40万円ギリギリまで掛けたい方で毎日つみたてする場合は途中で確認する必要がありますね・・・

まとめ

今回は「2年間つみたてNISAで毎日積立を実行してわかった毎日投資することのメリット・デメリット」と題して毎日つみたてのメリットとデメリットについてみてきました。

たしかに毎日つみたてはデメリットもあります。

しかし、心理面の部分のメリットがかなり大きいですから、特に投資初心者には毎日つみたてをオススメしたいですね。

あとはあえて決まった時期に自動で投資とせず、アノマリーや縁起を担ぐのもオススメです。私もNISAを利用していた頃はそうしていましたね。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

つみたてNISA・NISAに加入するなら2社が有力

つみたてNISA・NISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。

選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。その点を加味すると下記のSBI証券、楽天証券が有力となります。

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SBI証券はクレジットカードでの購入等は今の所できませんが、商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れていますので楽天カードを使っていない、使わない方には筆頭候補となるでしょう

SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。

利便性で考えるならSBI証券でしょう。

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SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。

楽天証券

楽天証券最大のメリットは楽天カードでつみたてNISAの投資信託等を購入できることです。

楽天カードを利用することでポイントが付きますので他の証券会社には真似がしにくいかなりのストロングポイントとなっています。

楽天カードを利用しているなら楽天証券がおすすめですね。

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楽天証券はなによりも楽天カードや楽天キャッシュで投資信託を購入すると楽天ポイントが付くのが大きなメリットです。さらにSPU(楽天スーパーポイントアップ)の対象になり、さらに楽天市場での買い物でポイントがつきやすくなります。

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