【確定申告】税務調査申告漏れワースト業種が発表。上位はあの業界が独占・・・【脱税】

平成30事務年度(平成30年7月1日~令和元年6月30日)の所得税などの税務調査の状況等が発表されています。

あまり知られていませんが毎年かなり多くの税務調査があり、申告漏れの金額もかなり多額となっているんですよ。

また、ワースト業種は地域ごとによってぜんぜん違うのも注目すべき点でしょう。

今回は所得税の税務調査のワースト業種を見ていきましょう。

税務調査で指摘されての追徴はかなり負担も大きいですから、ちゃんと確定申告しておきましょうね。

全体:申告漏れ所得金額が高額な上位10業種

まずは全国の申告漏れ所得金額が高額な上位10業種からみていきましょう。

税務調査ワースト業種
所得税申告漏れワースト10業種

出所:国税庁 平成30事務年度 所得税及び消費税調査等の状況より

全国で見ると1位が風俗業、2位がキャバクラ、3位が経営コンサルタント、4位がシステムエンジニアと続いています。

1位と2位は前年も1位と2位となっており、全国的にも上位となっている業種です。

4位のシステムエンジニアは前年も4位ですね。



過去との比較

過去の申告漏れ所得金額が高額な上位10業種を時系列で発表しています。

過去の1位を抜粋すると以下のとおりとなっています。

21年:キャバレー
22年:風俗業
23年:キャバレー
24年:風俗業
25年:風俗業
26年:キャバレー
27年:キャバレー
28年:風俗業
29年:キャバクラ
すべて風俗関連が占めていますね。

申告漏れが多い業種

申告漏れ割合も風俗業91.5%、キャバクラ92.9%と他の業種と比較して異様に高くなっています。

ちなみに法人税でも同様の傾向です。

法人税全国税務調査ワースト業種
参考:法人税全国税務調査ワースト業種

出所:国税庁 平成30事務年度 法人税の調査等の概要より

1位がバー・クラブで70.3%、2位が外国料理で46.7%、3位が大衆酒場、小料理46.3%、4位がその他の飲食42.7%と続きます。

この順位は前年も全く同じとなっています。

これら業種は現金商売であることが大きいのかもしれませんね。

売上を誤魔化そうと思えばいくらでも隠せてしまいますから・・・

例えばこれら業種は現金の取り扱いを禁止し、キャッシュレスのみしか使っては駄目なルールにすれば申告漏れが大幅に減るんではないでしょうか・・・

国がキャッシュレスを推奨するのはこのあたりもかなり大きいのでしょうね。

東京国税局管内分

次は東京国税局管内の所得税の個人の1件あたりの申告漏れ所得金額が高額な上位10業種についてみていきましょう。

所得税申告漏れワースト10業種
東京国税局管内:所得税申告漏れワースト10業種

出所:東京国税局 平成30事務年度 所得税及び消費税調査等の状況より

トップは美術骨董品となっています。ついで保険代理店業、学習塾経営、キャバクラ、経営コンサルタントと続きます。

面白いのがアフィリエイターが8位にランクインしていることでしょう。

他の地区ではランクインしていないですから、東京国税局管内ではもしかしたら重点的に調査したのかもしれませんね。

申告漏れ割合が多い業種

上位は全体の結果と同様に東京国税局管内も風俗関連が占めています。

ついで映画技術者63.1%、保険代理店業62.4%と続きます。

保険代理店業が意外?に多いのも印象的です。保険代理店業はファイナンシャルプランナーの資格を持っている人も多いのでしょうからなんだかな・・・って感じがあります。


大阪国税局管分

それでは次に大阪国税局管内の所得税の個人の1件あたりの申告漏れ所得金額が高額な上位10業種についてみていきましょう。

大阪所得税税務調査ワースト10
大阪国税局管内:所得税申告漏れワースト10業種

出所:大阪国税局 平成30事務年度 所得税及び消費税調査等の状況より

大阪国税局管内のトップは風俗業となっています。1件あたりの申告漏れ所得金額2,424万円、追徴税額1,709万円とかなり大きくなっていますね。

2位は東京国税局管内ではトップ10にもランクインしていなかった人材派遣が入っています。個人で人材派遣をやっているところが大阪国税局では多いのでしょうか。ちょっと意外となっています。

また、4位の機械器具部品修理、5位の清掃業、6位の土木工事、7位の内装工事、8位のシステムエンジニア、9位の冷暖房設備工事、10位の鉄骨、鉄筋工事など東京国税局とはぜんぜん違う業種がランクインしているのが面白いですね。

名古屋国税局管内分

次は名古屋国税局管内です。

順 位 業種目 1件当たりの申告
漏れ所得金額 千円
1件当たりの追徴
税額(含加算税) 千円
前年の順位
1 貨物軽車両運送 15,946 2,357
2 土木工事 10,356 1,799
3 特定貨物自動車運送 10,332 1,302
4 とび工事 9,666 1,189
5 機械部品受託加工 9,380 1,457
6 一般海面漁業 9,326 565
7 建設、設備工事労務者 9,266 699
8 人材派遣業 9,054 1,252 4
9 防水工事 8,876 1,121
10 外構工事 8,717 1,077

出所:名古屋国税局 報道発表資料 平成30事務年度 所得税及び消費税調査等の状況より

名古屋国税局管内も他と大きく違いますね。

一位は東京、大阪でランクインしていなかった貨物軽車両運送となっています。

名古屋地区は製造業が強いですから貨物軽車両運送の会社も数が多いのかもしれませんね。3位にも特定貨物自動車運送がランクインしています。


過去との比較

名古屋国税局は過去の申告漏れ所得金額が高額な上位10業種を時系列で発表しています。

全国のものと傾向は途中までは同じですが30年が大きく変わっているのが印象的です。

21年:風俗業
22年:風俗業
23年:風俗業
24年:風俗業
25年:キャバレー
26年:キャバレー
27年:キャバレー
28年:キャバレー
29年:不動産代理仲介(2位キャバクラ)

28事務年度までは一位がキャバレーか風俗業でした。(29事務年度もキャバクラが2位)

それが30年ではまったくランクインしていないんです。

名古屋国税局でなにかしらの脱税対策をしたのでしょうかね。(重点調査項目から外れたとかかもしれませんが)

まとめ

今回は「【確定申告】税務調査申告漏れワースト業種が発表。トップはあの仕事・・・」と題して税務調査の申告漏れを業種別にみてきました。

やはりというか現金商売のケースが申告漏れに繋がっている印象ですね。

早く完全キャッシュレスになれば利用者も便利ですし、国も税金が増えてメリットが大きいですから普及してほしいところです。(店舗側は手数料負担がありますが)

なによりも、追徴税額も大変大きくなっていますからちゃんと確定申告しましょうってことですけどね。

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ちなみに私はマネーフォワードを使っています。

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