読者様からご質問をいただきました。
なお、つみたてNISAってなに?どうやって始めたらいいの?って方はこちらの記事も合わせて御覧ください。
つみたてNISAは基本的に定期的に購入する仕組み
つみたてNISAは基本的に決まった日に定期的に買う仕組みです。
多くの金融機関では毎月1度の注文となります。
ドルコスト平均法を意識した制度設計がされているんです。
そもそものつみたてNISAのコンセプトが長期、積立、分散投資ですからね。
しかし、ネット証券など一部の金融機関では注文されるタイミングを自分である程度設定が可能となっています。
SBI証券では毎月、毎週、毎日の指定が可能
例えば自由度が高いSBI証券などでは毎月、毎週、毎日の指定が可能です。
また、ちょっと仕方工夫をすれば年初にまとめてとかも可能となっています。
ですから中には縁起の良い日に買うとか、バリュー平均法などちょっと変わった購入の仕方をしている方も見えます。
詳しくはこちらをご覧ください。
私もつみたてNISAスタート当初はSBI証券で毎日購入をしていましたね。
ただし、毎日つみたてはメリットもありますが、明確なデメリットもあります。
詳しくはこちらを御覧ください。
なお、楽天証券のつみたてNISAを楽天カード払いする場合は、毎月(月初)のみの対応となります。
つみたてNISAで暴落時に一気に注文する方法
ボーナス設定を利用する
- 毎月のつみたて額を最低限に設定
- ボーナス設定で買いたいタイミングを指定して一気に注文する
これだけです。
例えば毎月100円とかで指定します。
1年間のつみたて額は1,200円になります。
つみたてNISAの上限額は40万円ですから差額の398,800円はボーナス払いで購入したい日が指定できるのです。
SBI証券などならボーナス設定については月だけでなく日にちも指定できるんですよ。
ただし、投資信託ですから通常の株と違って多少タイムラグがでますのでお気をつけください。
個人的な意見
今回は読者様のご質問への回答としてつみたてNISAで暴落時なんかに一気に買う方法をご紹介しました。
ただし、個人的な意見としてはつみたてNISAはそんな面倒な事せず淡々と決まった日に積み立てておけばよいんでない?って感じです。
いくつか理由があります。
大暴落、底を予想するのは困難
まず、大暴落やその底を予想するのはかなり困難であるってことです。
ちょっとした暴落ならしょっちゅうあります。
しかし、それが大暴落の予兆であるケースもありますし、すぐに反発することも多いです。
その判別はプロでもなかなかできないものなんです。
それを予想するのはなかなか困難なんですよ。
また、暴落来たで買ったけど単に落ちるナイフを掴んでいるってこともよくあります。
底がどこかを確認するのもなかなか難しいのです。
また、大暴落が来たら株買うぜって言っている多くの人は、暴落の時期になったら買えないという話もあります。
新型コロナで暴落のときもそうでしたね。
結果として新型コロナの暴落時に買った人は大勝利でしたがそれほど多くないでしょう。
私も打診買いを始めたくらいでスルスルっと上がってしまって多くは買えませんでしたね。
投資信託は機動的に動けない
また、つみたてNISAで買うのは基本的に投資信託です。
投資信託はどうしても約定までにタイムラグがある仕組みですから機動的に動けないんですよ。
ですから暴落時のリスクヘッジなどは別で考えた方がよいのです。
中級者以上の方へ個人的なおすすめはCFDを使うことですね。
長いスパンで見たらどこで買ってもそれほど差はない
また、長期投資なら実はいつ買ってもリターンにそれほど差がないというデータもあります。
例えばQUICK資産運用研究所の調査でこんな結果がでています。
日経平均の場合、積み立てリターンの最大は約定日が16日の67.8%。最小は約定日が3日の66.4%だった。最大リターンと最小の差は1%強。最大リターンと最小の差の1%強は20年間で毎月1万円積み立てた場合、元本240万円に対し3.4万円の差
米国株の代表指標であるS&P500のリターンの場合、最大は26日約定の104.7%で、最小は19日約定の104%最大と最小の差も1%未満。20年間で毎月1万円積み立てた場合、1.8万円に相当。
出典:QUICK資産運用研究所 「月初の株高」 投信積み立てのベストタイミングは? より
長期で見るとこのくらいの差となってしまうんです。
20年1万円ずつで3.4万円の差を多いと見るか少ないと見るかは人それぞれでしょうが・・・
ただし、これはあくまで暴落時に買ったというのではなく、決まった日に買った場合のリターンが高い日低い日のデータですけどね。
大暴落時の底をしっかり予想できるなら意味はある買い方なのでしょうが・・・
まとめ
今回は「【裏技】つみたてNISAで暴落時などにまとめて買う方法があるのをご存知ですか?」と題してつみたてNISAで暴落時にまとめて買う方法をご紹介しました。
新型コロナのように一気に大暴落が来るときもあります。
その際にまとめて買いたいという気持ちもわからなくはありません。
しかし、大暴落の底がどこなのか予想できないなら淡々と積み立てていったほうが気持ちの面でも楽ですよ。
つみたてNISAは年間で使える枠も40万円と底まで大きくはありませんしね。
ちなみにiDeCo(個人型確定拠出年金)でも同じような悩みを持っている方は少なくありません。
こちらもやり方はありますよ。ボーナス払いはないのでスイッチングを利用するのです。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
つみたてNISA・NISAに加入するなら2社が有力
つみたてNISA・NISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。
選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。その点を加味すると下記のSBI証券、楽天証券が有力となります。
SBI証券
SBI証券はクレジットカードでの購入等は今の所できませんが、(※6月30日から三井住友カードで購入できるようになります)商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れていますので楽天カードを使っていない、使わない方には筆頭候補となるでしょう
SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。
利便性で考えるならSBI証券でしょう。
資料請求等はこちらから
SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。
楽天証券
楽天証券最大のメリットは楽天カードでつみたてNISAの投資信託等を購入できることです。
楽天カードを利用することでポイントが付きますので他の証券会社には真似がしにくいかなりのストロングポイントとなっています。
楽天カードを利用しているなら楽天証券がおすすめですね。
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楽天証券はなによりも楽天カードや楽天キャッシュで投資信託を購入すると楽天ポイントが付くのが大きなメリットです。さらにSPU(楽天スーパーポイントアップ)の対象になり、さらに楽天市場での買い物でポイントがつきやすくなります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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