SBIアセットマネジメント株式会社からまたまた興味深いファンドが登場します。
「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド」です。
これ一本に投資をすると全米国銘柄から大型株を中心に予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄に投資をしたと同じ感じとなるインデックスファンドです。
つまり、アメリカの高配当株に投資をするということですね。
配当好きが多いと言われる日本ではかなり人気となりそうですね。(このファンドが直接分配金を出すわけではありません)
今回はそんな「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド」を徹底レビューしてみます。
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドの概要
まずは「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド」の概要から見てみましょう。
なお、下記情報はSBIアセットマネジメント株式会社から提出された有価証券届出書及び公式サイトの発表がソースとなっています。
元資料が見たい方は有価証券報告書等の開示資料を閲覧するサイトであるEDINETから「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド」と検索してみてください。
ファンドの名称 | SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド |
運用会社 | SBIアセットマネジメント株式会社 |
ベンチマーク | FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算ベース) |
投資対象 | バンガード・米国高配当株式ETF(VYM) |
設定日 | 2021年6月29日 |
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドはベンチマークをFTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算ベース)としており、バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)へ投資をすることでそれを実現する投資信託となります。
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)へ直接投資をするのと比べて投資信託となっていますので1円単位で投資できたりなど取り回しが良いのがありがたいですね。
ちなみに同じようにVYMへ投資をする「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド」という商品もありますが、後発なだけあり、信託報酬が比較してかなり低くなっているのが特徴ですね。
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドの手数料
次に手数料を見ていきましょう
信託報酬率
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドの信託報酬率は
購入時手数料
信託財産留保額
信託財産留保額は
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドの取り扱い金融機関
なお、当初申込期間:2021年6月15日より2021年6月28日まで
となっています。
SBIアセットマネジメント株式会社の投資信託はSBI証券にとらわれず幅広くいろいろな証券会社、銀行等で購入が可能ですから徐々に販売する金融機関は増えていくものと思われます。
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドの設定日
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドの設定日は
2021年6月30日からSBI証券で三井住友カードで投資信託ができるようになりますのでそれに合わせて来たのかもしれませんね。
私も三井住友カードをすでに作ってクレカ積立をやるつもりです。
ちなみにSBI証券ではクレカ積立を記念してキャンペーンを実施しますので、まだSBI証券の口座及び三井住友カードを作っていない方はキャンペーンに乗れる準備をしておくのをオススメしますよ。
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドの投資先、成績
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドはベンチマークをFTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算ベース)としており、バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)へ投資をすることでそれを実現する投資信託となります。
それではFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスとはどんなベンチマークなのでしょう?
FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスとは
ベンチマークとしているFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスは米国株式市場における高配当利回りの銘柄を対象とし、REITを除く約400銘柄で構成される時価総額加重平均型の株価指数です。
バンガード・米国高配当株式ETFの投資先
実質的な投資対象となるバンガード・米国高配当株式ETF(VYM)の2021年5月時点での保有上位10銘柄は以下のとおりです。
銘柄名 | 純資産総額に占める割合 |
JPモルガン・チェースアンドカンパニー | 3.57% |
ジョンソンエンドジョンソン | 3.29% |
ホーム・デポ | 2.67% |
プロクターアンドギャンブル(P&G) | 2.49% |
バンクオブアメリカ | 2.41% |
コムキャスト | 1.95% |
エクソンモービル | 1.86% |
ヘライゾン・コミュニケーションズ | 1.84% |
インテル | 1.81% |
AT&T | 1.72% |
時価総額加重平均型なのもあり、アメリカを代表する企業が上位を占めています。
バンガード・米国高配当株式ETFの成績
実質的な投資対象となるバンガード・米国高配当株式ETF(VYM)の成績も確認しておきましょう
2021年5月29日時点のトータルリターンは以下のとおりです。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
3ヵ月 | 1年 | 3年(年利) | 5年(年利) | |
---|---|---|---|---|
本ファンド | 12.99% | 37.85% | 12.03% | 12.20% |
直近1年のリターンは新型コロナウィルスでの暴落からの高騰があったこともあり、37.85%とかなり高くなっています。
3年、5年で見ても12%の年利とかなり安定した成績となっているのもわかります。
ちなみにSBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドと同時期に販売されるSBI・V・全米株式インデックス・ファンドが投資対象とするバンガード・トータル・ストック・マーケットETF成績は下記のとおりです。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
3ヵ月 | 1年 | 3年(年利) | 5年(年利) | |
---|---|---|---|---|
本ファンド | 9.18% | 43.89% | 17.76% | 17.33% |
ここ3ヶ月はバンガード・米国高配当株式ETF(VYM)の方が成績が高くなっていますが、長い目でみるとSBI・V・全米株式インデックス・ファンド の方が成績が良いですね。
また、S&P500対象とした同じバンガードのVOO(S&P500ETF)の成績は下記のとおりです。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
3ヵ月 | 1年 | 3年(年利) | 5年(年利) | |
---|---|---|---|---|
本ファンド | 10.62% | 40.46% | 17.65% | 17.07% |
こちらも直近3ヶ月はバンガード・米国高配当株式ETF(VYM)の方が成績良いですが、それ以外はVOOの方が成績がよくなっています。
まとめ
今回は「米国高配当株式へ投資。SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド レビュー」と題してSBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド について見てきました。
結論としては以下のとおりです。
評価:4
米国株の高配当株に投資したいならSBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドは信託報酬最安値となりおすすめできるファンドです。VYMに直接投資をする場合と比べて取り回しがかなり良いですしね。
ただし、SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドはまだできたばかりのファンドですから実際の値動きや実質的な経費の推移を見守りたいな・・・って部分もありますね。
ちなみに個人的には高配当株が好きでないのでパスですね。
高配当株は利益の多くを株主に還元することで、自社が将来に向けて投資をする資金が不足して成長が止まるということに繋がりやすいんですよ。
配当をあまり出さずに利益の大半を将来への投資に回しさらに成長して株主に還元してくれた方が嬉しいと考えています。
なお、SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドはおそらくつみたてNISAの対象にはなると思われます。
iDeCoも対象にしてほしいところですが、35本制限のルールがあるのでどうなるのか・・・
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドを買うなら
今のところ、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの取り扱いはSBI証券だけが対象となっています。
選択肢がないのであれですが、SBI証券は他の証券会社よりも注文の自由度がかなり高いのがいいですね。
また、さらに6月30日から三井住友カードで投資信託が購入できるようになるなど魅力が高くなっています。
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また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
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