米国株より日本株の方が期待リターンが高い?JPモルガンの期待リターン超長期予想2022年版

毎年12月に発表されているJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(以下JPモルガン)の期待リターン超長期予想。

その2022年版が発表されました。

これは今後10~15年のマクロ経済の見通しに基づき、60の資産クラスや投資戦略について期待リターン、想定ボラティリティ、相関係数を算出した年次レポートです。

あくまでも一金融機関の予想ではありますが、iDeCoやつみたてNISAなどの長期投資をする上でのアセットアロケーションやポートフォリオを考える際の参考になりそうですね。

今回は2022年版のJPモルガンの超長期予想について見ていきます。

なお、2021年版はこちらでまとめております。参考にどうぞ。

JPモルガンの超長期予想レポートのポイント

それでは順番に今回発表されたJPモルガンの超長期予想レポートの注目すべきポイントを見ていきましょう。

株式の期待リターン

まずは株式の期待リターン(年利)です。(日本円ベース)

日本大型株式 5.00%
日本小型株式 5.40%
米国大型株式為替ヘッジなし 2.40%
米国小型株式為替ヘッジなし 2.70%
中国株式 為替ヘッジなし 6.5%
先進国株式為替ヘッジなし 3.10%
世界株式為替ヘッジなし 3.2%
新興国株式為替ヘッジなし 5.2%
出所:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社「2022 Long-term Capital Market Assumptions」より
iDeCoやつみたてNISAで投資できる分野だと中国株式が期待リターン6.5%と最も高くなっています(大和証券 iDeCoで投資可能)
次いで新興国株式が5.2%と高いですね。
逆に最近急激な人気となっている米国株大型株で2.4%とそれほどリターンが高くないんですね。
為替ヘッジありでも2.7%です。
アメリカ株の比率が大きい先進国株や世界株もそれぞれ3.1%、3.2%と足を引っ張られる形でそこまで高くありません。
逆にイマイチ人気のない日本株の方が期待リターンは高くなっているのが面白いところ。
米国株は上がり過ぎということなのでしょう。

債券の期待リターン

次は債券です。

日本債券(国内債券)      0.70%
先進国債券為替ヘッジあり 0.70%
先進国債券為替ヘッジなし 0.60%
先進国債券(除く日本)為替ヘッジあり 0.70%
先進国債券(除く日本)為替ヘッジあり 0.6%
新興国債券為替ヘッジあり 3.90%
新興国債券為替ヘッジなし 3.50%
出所:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社「2022 Long-term Capital Market Assumptions」より
新型コロナウィルスで金融緩和していることも大きいのでしょう。
先進国債券の期待リターンが為替ヘッジありでも0,7%とかなり低くなっているのが注目です。
少し前まで1.25%くらいが期待リターンだったんですけどね。
債券投資の旨味はかなり低くなっています。
国内債券は2021年版だと0.4%でしたが、2022年版では0.7%と先進国債券為替ヘッジありと同じ率まで上がっていますね。
新興国債券は新興国債券為替ヘッジありで3.90%とかなりリターンが高くなっていますね。

REIT他の期待リターン

次はREITやコモディティを見てみましょう。

グローバルREIT除く米国 為替ヘッジなし 4.5%
米国REIT 為替ヘッジなし 4.0%
コモディティ 為替ヘッジなし 0.9%
コモディティ 為替ヘッジあり 1.3%
金 為替ヘッジなし 1.3%
出所:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社「2022Long-term Capital Market Assumptions」より

日本(国内)REITや新興国REITの予想はなかったのが残念ですが、REIT自体の期待リターンは結構高めですね。

この数字だけをみると分散投資先としてはREITもありですね。

コモディティや金の予想は低めです。

このあたりまであえてiDeCoやつみたてNISAで分散する必要はなさそうですね。



主要資産間の相関係数

次に代表的な各アセット間の相関係数も見てみましょう。

相関係数とは2つの変数の間の相関(類似性の度合い)を示す統計学的な指標のことです。

投資に置き換えればその資産ごとの値動きがどれくらい近いかを表します。

1に近ければ近いほど動きが似ているってことです。

分散投資をするなら動きが近くないほうが効果があります。

分散投資をするなら意識をしておきたい数字ですね。

相関係数について詳しくは下記の記事を御覧ください。

>>分散投資するなら相関関係を見よう

なお、数値の出所はすべてJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社「2022 Long-term Capital Market Assumptions」よりです。

国内株式(大型株式)

先進国株式(除く日本)為替ヘッジなし 0.81
世界株式(除く日本) 為替ヘッジなし 0.85
新興国株式 0.74
国内債券   -0.33
先進国債券 為替ヘッジあり -0.36
先進国債券 為替ヘッジなし 0.56
新興国債券 為替ヘッジあり 0.31
新興国債券 為替ヘッジなし 0.69

国内株式は国内債券と先進国債券 為替ヘッジありが負の相関となっています。(逆の動きをするってことですから分散投資に大きな意味があります)

先進国株式や世界株式とは当然のことながら相関係数も高くなっていますね。

また同じ債券でも為替ヘッジありと為替ヘッジなしの相関係数が全然違うのが注目ですね。

先進国株式(除く日本)為替ヘッジなし

世界株式(除く日本) 為替ヘッジなし 1.0
新興国株式 0.87
国内債券   -0.29
先進国債券 為替ヘッジあり  -0.35
先進国債券 為替ヘッジなし  0.65
新興国債券 為替ヘッジあり  0.41
新興国債券 為替ヘッジなし  0.79

こちらも国内債券と先進国債券 為替ヘッジありが負の相関となっています。

新興国株式や新興国債券とはかなり相関係数高いですね。

新興国株式

世界株式(除く日本) 為替ヘッジなし 0.9
国内債券   -0.25
先進国債券 為替ヘッジあり  -0.31
先進国債券 為替ヘッジなし  0.58
新興国債券 為替ヘッジあり  0.53
新興国債券 為替ヘッジなし  0.73

こちらも同じく国内債券と先進国債券 為替ヘッジありが負の相関となっています。

国内債券

世界株式(除く日本) 為替ヘッジなし -0.28
先進国債券 為替ヘッジあり  -0.29
先進国債券 為替ヘッジなし  -0.28
新興国債券 為替ヘッジあり  0.17
新興国債券 為替ヘッジなし  -0.04

国内債券は新興国債券 為替ヘッジあり以外がマイナス相関となっていますね。

つまり、他と違う動きをするということで分散投資には意味があるということです。

先進国債券(為替ヘッジあり)

世界株式(除く日本) 為替ヘッジなし 0.66
新興国株式 0.58
新興国債券 為替ヘッジあり  0.25
新興国債券 為替ヘッジなし  0.79
先進国債券(為替ヘッジあり)はそれほど比較的相関が高めですね。



まとめ

今回は「米国株より日本株の方が期待リターンが高い?JPモルガンの期待リターン超長期予想2022年版」と題してJPモルガンの期待リターン超長期予想を見てきました。

このような長期予想はなかなか無料で出回ることは少ないですから是非参考にしたいこところです。

また、注目すべきは大人気となっている米国株の将来見通しがあまり高くないことです。

逆に人気が低くなっている国内株、新興国株の期待リターンが高いんですね。

特にiDeCoやつみたてNISAなど長期投資を考えている方は参考にしてみてください。

なお、元資料はこちらからご覧いただけます。

>>J.P.モルガンの超長期市場予測

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次点はマネックス証券 iDeCoです。

こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。

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マネックス証券iDeCo
5

マネックス証券 iDeCo

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松井証券

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その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。

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松井証券iDeCo
5

松井証券【iDeCo 口座開設申込】

2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。

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大和証券iDeCo
4.5

大和証券 iDeCo

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楽天証券

楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。

この2つのファンドは人気ですね。

楽天証券iDeCo
4.5

楽天証券 401K用プログラム

楽天証券は人気のセゾン投信なんかにも加入できます。また、実質信託報酬の低いたわら先進国株、楽天・全世界株式インデックス・ファンドと楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が魅力です。今後は楽天SPUの対象になったり、つみたてNISAのように楽天カードでポイントが貯まるようになるようでしたらかなり面白い存在ですね。

総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。

他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・

つみたてNISA・NISAに加入するなら2社が有力

つみたてNISA・NISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。

選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。その点を加味すると下記のSBI証券、楽天証券が有力となります。

SBI証券

SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れていますので楽天カードを使っていない、使わない方には筆頭候補となるでしょう

SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。

2021年6月30日から三井住友カードで投資信託が購入できるようになり、楽天証券と比較して負けている点がなくなりましたね。

そのあたりも加味して考えると現在最強と言ってもよいのがSBI証券でしょう。

なお、クレジットカードでの投資信託購入時の付与ポイントは楽天証券が1%なのに対して、SBI証券は通常の三井住友カード(NL)が0.5%、三井住友カード ゴールド(NL)が1%、プラチナカードが2%です。

プラチナカードは年会費は55,000円(税込)ですからなかなかハードルが高いです。

しかし、ゴールドカードなら初年度無料、2年目以降は5,500円(税込)、年間100万円(税込)のご利用で翌年以降の年会費永年無料となっていますので無料条件クリアできる人ならおすすめできるカードです。

わたしも三井住友ゴールドカード(NL)にしましたね。

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SBI証券
5

SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。

楽天証券

楽天証券最大のメリットは楽天カードでつみたてNISAの投資信託等を購入できることです。

楽天カードを利用することでポイントが付きますので他の証券会社には真似がしにくいかなりのストロングポイントとなっています。

楽天カードを利用しているなら楽天証券がおすすめですね。

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楽天証券
5

楽天証券

楽天証券はなによりも楽天カードで投資信託を購入すると楽天ポイントが付くのが大きなメリットです。さらにSPU(楽天スーパーポイントアップ)の対象になり、さらに楽天市場での買い物でポイントがつきやすくなります。

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