キャリアメール持ち運びサービスを解説。格安プランへMNP最後の障害がなくなった

携帯電話のメールアドレス(キャリアメール)を変えるのが嫌で高額な携帯電話料金を払い続けている方が意外と多くいます。

私の知り合いにもソフトバンクのメールアドレスを変えるのが嫌で月に1万円近く払っている方がいますね。

そんな方たちに朗報。

とうとう、携帯電話のメールアドレス(キャリアメール)と電話番号そのままに移行することが可能になったのです。

キャリアメール持ち運びサービスとMNP(ナンバーポータビリティ)を使えば携帯電話のメールアドレス(キャリアメール)も電話番号もそのままに料金の安い格安SIMやセカンドキャリア、各キャリアのネット専用プランへの変更ができるんですよ。

それだけでかなり月々のお金が楽になるはずですから是非検討してみてください、

今回はそんな「キャリアメール持ち運びサービス」について解説していきましょう。

キャリアメール持ち運びサービス概要

それではキャリアメール持ち運びサービスの概要についてみていきましょう。

もともと、前菅政権で携帯電話料金の引き下げについて話し合われたタスクフォースでの議論ででていた内容がようやく実現した形なんですよ。

インターネットのプロバイダーでは古くからあったサービスがようやく携帯電話の世界でも利用できるなった形ですね。

ドコモ:メール持ち運び

まずはドコモです。

ドコモ回線解約後ahamoへのプラン変更後も、ドコモメールを引き続き携帯電話のメールアドレス(キャリアメール)を利用できるサービスです。

「ドコモメール持ち運び」というサービス名となります。

利用料金

利用料金は以下の通り

330円/月(税込)
です。
ちなみにインターネットのプロバイダーなどが提供している同様なサービスはもう少し安いケースが多いです。
例えばビックローブは220円/月(税込)ですね。
ですから比較すると少し高いかな・・・って感じもしないでもありません。

利用条件

「ドコモメール持ち運び」を使うには少し条件があります。

使えるのは12月16日以降にドコモを解約したユーザー(ahamoユーザーは除く)のみです。

また、解約後申し込めるまでの期限があります。

ドコモ回線解約日から31日を超過すると、本サービスのお手続きはできません。
つまり、ドコモ回線解約から31日以内に申し込む必要があるってことです。
また、ahamoに移行する場合は切り替えと同時に申し込みが必要となります。
ですからすでにahamoに移行してしまった人は対象外ってことですね。
システム的に仕方ないのかもしれませんがなんだかな・・・って感じもありますね。

申込方法

「ドコモメール持ち運び」の申込みはMy docomoの

>お手続き>オプションカテゴリ内の「ドコモメール持ち運び」>お手続きする

からできます。

電話番号をそのまま移行させる方は他のキャリアにMNPする(ドコモを解約する)際に予約番号の払い出しと同時にドコモ回線解約する場合はドコモメール持ち運びサービスを同時に申込みできるとのこと。

ahamoに切り替える方はプラン変更と同時にお申込みとなります。

au:メール持ち運び

次はauです。

こちらは「auメール持ち運び」というサービス名で提供します。

利用料金

利用料金は以下の通り

330円/月(税込)
です。
ドコモと同額ですね。このあたりの横並びはどうにかしてほしいところなんですけどね。

利用条件

「auメール持ち運び」を使うのには以下の2つの条件を満たす必要があります。

1.au解約後31日以内に本サービスにお申し込みいただくこと

2.au回線契約にもとづき発行されたau IDをお持ちであること
対象となるのは
  • @ezweb.ne.jp
  • @au.com

のメールアドレスです。

@uqmobile.jp、@xxx.biz.ezweb.ne.jp、@xxx.biz.au.comは対象外とのことですからお気をつけください。

また、すでにUQ mobileやpovoを契約しているユーザーは対象外とのこと・・・

今後、UQ mobileやpovoに移行する方は可能とのことです。

申込方法

「auメール持ち運び」の申込みはのマイページからできます

ソフトバンク:メールアドレス持ち運び

次はソフトバンクです。

こちらは「メールアドレス持ち運び」というサービス名で提供します。

利用料金

利用料金は以下の通り

3,300円/年(税込)
です。
ソフトバンクは1年単位の料金体系です。1ヶ月単位に換算するとドコモやauよりも安いですね。
このサービスを使う方はずっと使うつもりの方が多いでしょうから年単位でも安い方がありがたいですね。
私もビックローブでメールアドレスをそのまま使えるプランを利用していますが、10年以上利用していますしね。
なお、2022年夏頃に月額で利用できるサービスを提供予定とのこと。

利用条件

「メールアドレス持ち運び」を使うのには以下の条件を満たす必要があります。

回線のご解約後、31日以内にMy SoftBankよりお申し込みください。

こちらも31日以内ってのが条件ですね。
対象となるのは
@softbank.ne.jp
@●.vodafone.ne.jp
@jp-●.ne.jp
@disney.ne.jp
@y-mobile.ne.jp
@willcom.com
@pdx.ne.jp
@●●.pdx.ne.jp
@i.softbank.jp

のメールアドレスです。

こちらはウィルコムやワイモバイル、ディズニー、vodafoneなども対象となっていますのでありがたいですね。

なお、複数のメールアドレスを利用している方は複数を使うことは可能ですが、1メールアドレス毎に料金が掛かりますのでご注意ください。

申込方法

「メールアドレス持ち運び」の申込みはMy SoftBankからできます。

ただし、以下の注意書きがあります。

回線をご解約後、以下のMy SoftBankからお申し込みください。

ログインには、回線のご契約時に発行されたSoftBank IDが必要です。

回線のご解約前にIDをご確認ください。

出典:ソフトバンク メールアドレス持ち運び




まとめ

今回は「キャリアメール持ち運びサービスを解説。格安プランへMNP最後の障害がなくなった」と題してキャリアメール持ち運びサービスについてご紹介しました。

これで携帯電話の乗り換えに多くの人の障害となっていた携帯電話のメールアドレス(キャリアメール)問題が解消しました。

長い目で見るとキャリアを利用しているのと格安SIMやセカンドキャリア、各キャリアのネット専用プランを利用してる場合ではかなりの差となります。

月に1万円使っている方が、月3千円に落とすことができれば月に7千円の差です。

年間だと84,000円。

10年で840,000円。

もし50年同じ価格差なら4,200,000円もの差となります。

家族4人分なら16,800,000円。。。塵も積もると馬鹿にできないレベルなんですよ。

ぜひ乗り換えを検討してみてくださいね。

どこに乗り換えるのがいいのかは使い方によって異なります。

こちらでまとめておりますので合わせて御覧ください。

個人的な結論としては以下かな。

  • 楽天モバイルの自前設備エリアが行動範囲→「楽天モバイル
  • 20Gもスマホを使わない→セカンドキャリアの「UQモバイル」、「ワイモバイル
  • 家族と一緒に加入、タブレットにSIMを入れる→「ワイモバイル
  • 利用に波がある→「UQモバイル
  • 20G使う、大手の安心感がほしい→3大キャリアのネット専用プラン
  • 20G以上使う→3大キャリアの大容量プランもしくは「楽天モバイル

ちなみに私は下記の記事にあるようにワイモバイル+楽天モバイルを利用していますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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