SBI証券が鳴り物入りで始めた「SBIラップ」。
AIを搭載し40種以上のマーケットデータを分析、市場動向を先読みし投資配分を最適化するファンドラップとのこと。
2022年3月31日(木)のサービス提供開始から、わずか4営業日で10,000口座を達成と大人気となっています。
しかし、実質的な手数料が年率0.955%(平均)とインデックス型の投資信託を買う場合と比較してかなり高いのが玉に瑕・・・
そこで「SBIラップ」と同じ8資産に分散投資をする人気バランスファンド「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を同時に同金額を投資をして成績はどうなるのかを比較する企画を実施しています。
今回はその4月末までの成績をみてみましょう。
なお、「SBIラップ」と「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」のスペックなどはこちらの記事で比較しておりますので、まず前提として御覧ください。You Tube版もあります。
それでは実際に同額10万円を同じ日に買った私の成績を比較してみましょう。
なお、成績は5/1時点(4月末)です。
こちらの記事の動画版は下記で公開しております。合わせて御覧ください。
4月末のSBIラップの成績
SBIラップの成績は以下の通り。
出典:SBIラップ
スタートして1ヶ月の成績はマイナス565円(-0.57%)でした。
前回4月12日に確認した際は+472円(+0.47%)、その10日後の」4月22日には103,478円となって+3,478円(+3.48%)となっていたのでそこから大きく落とした形ですね。
なお、投資比率は以下の通り
- 米国株式:39.6%
- 先進国株式:4.4%
- 新興国株:1.9%
- 米国債券:21%
- ハイイールド債:2%
- 新興国債券:1.9%
- 米国不動産:22%
- ゴールド:5%
- 現金:1%
4月の米国株の下げを考えれば健闘?
SBIラップが最も多く買っているのは米国株式ですが、4月の成績はかなり厳しかったんですよ。
アメリカを代表する500社の株価指数の「S&P500」は4月1日初値では4,540.32、4月30日の終値では4,131.93でした。
月間でかなり下げているんですよ。
※SBIラップは投資信託が投資対象なので多少時期のズレがあります。
出典:Yahoo!ファイナンス S&P 500 より
この状況を考えればSBIラップの成績はかなり健闘しているといえるかもしれません。
SBIラップが投資をする投資信託の成績
ちなみにSBIラップが投資をする投資信託の月間基準価額騰落率(22/04/28現在)は以下の通り。
株が足を引っ張っていますが、それ以外はプラスですね。
8資産に分散する効果もでていますね。
- SBI-(ラップ専用)SBI・米国株:-3.18%
- SBI-(ラップ専用)SBI・先進国株:-2.33%
- SBI-(ラップ専用)SBI・新興国株:-2.02%
- SBI-(ラップ専用)SBI・米国債券:+2.82%
- SBI-(ラップ専用)SBI・米国ハイイールド債:+2.74%
- SBI-(ラップ専用)SBI・新興国債券:+1.7%
- SBI-(ラップ専用)SBI・米国不動産:+5.97%
- SBI-(ラップ専用)SBI・ゴールド :+1.57%
投資比率は変わったのか?
ちなみに4/12時点の投資比率はこんな感じでした。
先進国株式:4.6%
新興国株:2%
米国債券:20.5%
ハイイールド債:2%
新興国債券:2%
米国不動産:21.7%
ゴールド:5.3%
現金:1%
- 米国株式:40.7%
- 先進国株式:4.6%
- 新興国株:2%
- 米国債券:20.6%
- ハイイールド債:2%
- 新興国債券:2%
- 米国不動産:21.8%
- ゴールド:5.4%
- 現金:1%
多少動いていますが、4月末もそれほど大きな動きはないですね。
米国不動産の比率が意外と高いです。
米国株式、米国債券も比率が高いですから投資先の多くは米国に偏った結果となっています。
4月末のeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の成績
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の成績は以下の通り。
出典:SBI証券
こちらはちょっとわかりづらいですが、-767円(-0.76%)です。
前回の時点では+80円(+0.08%)でしたからマイナスに転じてしまいました。
ここ2回の調査ではSBIラップの方が成績が良い形ですね。
ない、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の投資比率はその都度公開はされていませんが、基本的には8資産とも12.5%ですね。
先進国株式:12.5%
新興国株式:12.5%
国内債券:12.5%
先進国債券:12.5%
新興国債券:12.5%
国内リート:12.5%
先進国リート:12.5%
同じ8資産への分散ですが投資先と投資比率がかなり違うのがわかります。
まとめ
今回は「4月末時点の「SBIラップ」と「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」の成績比較」と題してSBIラップとeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の4月末時点での比較を見てきました。
まだ「SBIラップ」も「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」購入してそれほど経っていませんから、長期的にみて実際にどうなるのかはわかりません。
定期的に報告したいと思います。
なお、こちらの記事の最新版は下記となります。
SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。
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