SBI証券が国内初の証券口座数が1000万達成。ライバル不在でSBI証券以外を選択する意味があまりない件

SBI証券の証券口座数が1,000万口座を超えたと発表されました。(グループ会社のSBIネオモバイル証券の口座数、SBIネオトレード証券の口座数、FOLIOの口座数を含みます。)

私もSBI証券は社名が「イー・トレード証券」だったころから長いこと使っていますが、特にここ最近のサービスの充実具合はすごいですね。

ライバルだった楽天証券が楽天モバイルに足を引っ張られて勝手に改悪を繰り返しており、ライバル不在と言っても過言ではない状況です。

今回はSBI証券が国内初の証券口座数が1000万達成したニュースを詳しく見ていきましょう。

SBI証券が国内初の証券口座数が1000万達成の概要

それでは今回のニュースを詳しく見ていきましょう。

証券口座数と預り資産残高の推移

SBI証券口座数推移

出典:SBI証券 国内初となる証券総合口座1,000万口座達成のお知らせより

上記はSBIグループの証券各社の証券総合口座数と預り資産残高の推移です。

ここ最近の伸びがすごいですね。

2019年に話題となった「老後2,000万円問題」、その翌年以降のコロナ禍における相場動向、岸田政権が掲げる「資産所得倍増プラン」に盛り込まれた「新しいNISA」への期待の高まりなどを受けて、新規口座開設数が急増している状況とのことです。

直近1年で約18%も増えたと言うので驚きです。

SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIOも含めた数字ですのでそれらが加入したことも大きいですけどね。

ちなみにSBIホールディングスでは5年以内に2,000万口座の開設を目指すとのこと。

日本人の人口は1億2千万人くらいですから6人に1人は口座をもつという状況ですね。

新規加入者の多くは若者

また、注目すべきデータもあります。

新規口座開設者のうち株式投資未経験者が80%超、20代・30代の若年層が過半を占めるなど、投資初心者や若年層の口座開設が増えており、個人投資家の裾野は大きな広がりをみせているとのこと。

つみたてNISAやiDeCoなど若い方にこそ利用するべき優遇サービスも大きいのでしょう。

サービスの充実が目立つ

それではなぜSBI証券がこれほどまでに強いのでしょう?

個人的にサービスの充実度が目立つからだと感じています。

他よりもほとんどの部分で上回っており、あえて他の証券会社を使おうと思えないんですよ。

例えばさまざまなポイントやクレジットカードに対応した「マルチポイント戦略」「マルチカード戦略」、三井住友グループとの「Olive」、投資信託を保有しているだけでポイントが貰える仕組み、グループ企業の住信SBIネット銀行と連携することで外貨に安く変えられる仕組みなどです。

さらに2024年3月期の上半期までには国内株式手数料無料化を目指すとも発表していますね。

ほかが追いつこうと思ってもなかなか厳しい部分もあるくらいまで突き抜けてしまっていますね。

ライバルが勝手にコケた・・・

また、勝手にライバルがコケてしまったのも大きいでしょう。

一番のライバルは楽天証券だったと思いますが、最近は改悪続きなんですよ。

特に大きかったのが楽天銀行+楽天証券のハッピープログラムの付与ポイントが2度に渡り改悪されたことや楽天カードでの投信積立が0.2%還元になったことでしょうね。

私もつみたてNISAは楽天カードでポイントが貯まる楽天証券でやっていましたが、新しいNISAではSBI証券に切り替えようと思っています。

また、業界最大手の野村証券は、約530万口座(残高あり)でほぼ横ばいとなっている現状です。

情報がかなり回る現状ではわざわざ手数料の高い対面式の証券会社を使うメリットも少ないという時代背景も大きいのかもしれませんね。

新しいNISAの獲得に向けて熾烈な争いが繰り広げられる?

今後は2024年1月から開始される新しいNISAに向けての口座獲得合戦が繰り広げられる予感があります。

一度NISA口座を作ってしまうと利便性を考えるとよほどの差がないと乗り換えませんからね。

この機会に証券会社の乗り換えを検討する方も多いでしょうからね。

ちなみにすでに新しいNISAでの投資対象となり得る投資信託が続々と他社対抗の信託報酬率の引き下げを発表しています。

ライバル不在だとSBI証券もあまり頑張ってくれなさそうですので、ほかも頑張って欲しいところですが、今の時点ではその気配を感じる証券会社はマネックス証券くらいですね。

楽天証券はグループ企業の楽天モバイルが足を引っ張っている現状では厳しいのかもしれません。

auカブコム証券や松井証券にもう少し頑張ってもらいたいところなのですが・・・



まとめ

今回は「 SBI証券が国内初の証券口座数が1000万達成。ライバル不在でSBI証券以外を選択する意味があまりない件」と題してSBI証券の証券口座数が1000万達成したというニュースについて見てきました。

今後も新しいNISAの口座獲得を巡って争いが繰り広げられてどんどんサービスが良くなることを期待したいところ。

私は今の時点では新しいNISAはSBI証券でやる予定です。(※つみたてNISAは楽天証券、iDeCoはSBI証券でやっています)

SBI証券
5

SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。

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