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衝撃！SBI証券ではじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)など「はじめてのNISA」シリーズ取扱開始。

新しいNISAが始まる来年に向けて各社が囲い込みなのか続々と新しい投資信託を発表しています。

その中で特に目立っていたのが野村アセットマネジメントから「はじめてのNISA」シリーズです。

信託報酬が最安値なんですよ。
特にはじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)はeMAXIS Slim オールカントリーよりも信託報酬が低く注目が高くなっていました。
しかし、当初発表では取り扱いが野村證券だけ。
おそらく野村證券の新しいNISAの目玉商品という位置づけだと思われていたのです。
しかし、急遽？SBI証券でも取り扱いが始まることになりました。
今回はこの件をみていきましょう。
目次

はじめてのNISAシリーズとは

まずは今回の話の前提となる「はじめてのNISA」シリーズについて解説しておきましょう。

はじめてのNISAシリーズラインナップ

はじめてのNISAシリーズは以下の５本のラインナップとなっています。

  • はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)　【愛称：FUnds-i Basic 全世界株式(オール・カントリー)】
  • はじめてのNISA・米国株式インデックス(S&P500)　【愛称：FUnds-i Basic 米国株式(S&P500)】
  • はじめてのNISA・新興国株式インデックス　【愛称：FUnds-i Basic 新興国株式】
  • はじめてのNISA・日本株式インデックス(TOPIX)　【愛称：FUnds-i Basic 日本株式(TOPIX)】
  • はじめてのNISA・日本株式インデックス(日経225)　【愛称：FUnds-i Basic 日本株式(日経225)】

それぞれ信託報酬が最安値となっており、注目度がかなり高くなっていたのです。

それぞれの商品の詳細はこちらの記事を御覧ください。

＞＞信託報酬最安値。はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)など5本が新規設定




はじめてのNISAシリーズの注目点

個人的にははじめてのNISAシリーズは野村證券独占の商品だと思い込んでいたのでSBI証券取扱はかなり驚きました。

今回のはじめてのNISAの注目するポイントをいくつかみていきましょう。

はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)

特に注目してるのは「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)　」です。

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)と並んで全世界株対象の投資信託で信託報酬率最安値となっている商品です。
＞＞Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) 爆誕。オルカン超えで一気に最安値の信託報酬率に
ちなみにTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)は確かに信託報酬率最安値ですが、「指数の標章使用料」が信託報酬に含まれておらず、別途徴収ができる仕組みになったいるとのこと。
そのため、ライバルであるeMAXIS Slim 全世界株式（オールカントリー）は信託報酬率で追随しないと公表して話題となりました。

　「弊社ファンドでは、指数の標章使用料は信託報酬率に含めており、信託報酬水準が公正な比較対象とならないため、現時点では追随しない方針」（三菱UFJ国際投信）

出典：ITmedia NEWS　eMAXIS Slim”オルカン“、Tracers対抗の信託報酬引き下げは行わず　「公正な比較対象とならない」

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

＞＞eMAXIS Slim オールカントリー（全世界）はTracers MSCIオール・カントリーに追随しない方針
しかし、「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)　」は「指数の標章使用料」が信託報酬に含まれており「eMAXIS Slim 全世界株式（オールカントリー）」と同様の条件でTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)と同率の信託報酬率としてきたんですよ。
ですから全世界株を対象とした投資信託で実質的に現在もっとも信託報酬率が低くなっている商品となっているのです。
SBI証券が取り扱いを開始することで言い訳がしにくくなったので「eMAXIS Slim 全世界株式（オールカントリー）」が信託報酬で追随するか注目です。
ちなみに同じく野村證券が野村スリーゼロ先進国株式投信といった自社とLINE証券(撤退予定）のみの扱いのドアノック商品（客寄せ的な目玉商品）を出していますが、それは取り扱い媒体が限定されているからと追随していなかったんですよ。

野村證券、SBI証券以外で扱うのか？

また、SBI証券以外にこの流れが追随するかも注目です。

そもそもこのシリーズは野村證券の新しいNISAのドアノック商品（客寄せ的な目玉商品）とするのかと思っていました。

かなり信託報酬が低くなっており、薄利の商品でしょうからね・・・

SBI証券の取り扱いが会長の北尾さん（野村證券出身）とのつながりで決まったことなのか、戦略的なことなのかによって大きく変わって来そうです。

楽天証券など幅広く扱うようになれば「eMAXIS Slim シリーズ」もウカウカしていられない商品となりそうです。

実際の成績、経費率はどうなるか

もう一つは「はじめてのNISA」シリーズの実際の成績や経費率はどうなるかということ。

たしかにスペックだけ見れば文句ありませんが、ベンチマークとの連動や実際の経費などがどうなるかは実際に運用期間を重ねないとわからないですからね。

野村アセットマネジメントの商品は過去の投資信託をみてもそのあたりはあまり心配なさそうですけどね。

「はじめてのNISA」シリーズのは2023/07/10から運用を開始していますので、今の時点の運用状況をみてみましょう。

例えば７月３０日時点の「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)　」と三菱ＵＦＪ国際－ｅＭＡＸＩＳ　Ｓｌｉｍ　全世界株式（オール・カントリー）の基準価額騰落率を比較してみると

はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)三菱ＵＦＪ国際－ｅＭＡＸＩＳ　Ｓｌｉｍ　全世界株式（オール・カントリー）
前日比-0.93%-0.92%
１週間-0.07% -0.06%

と多少劣後していますね。

まだ１ヶ月も経っていませんのでなんとも言えませんが・・・



まとめ

今回は「SBI証券ではじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)など「はじめてのNISA」シリーズ取扱開始。」と題して野村アセットマネジメントから「はじめてのNISA」シリーズがSBI証券でも取り扱いが始まったという話を見てきました。

実際の成績や経費率次第によっては新しいNISAの大本命となれる投資信託だと思われますので今後に注目です。

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