新しいNISAでどう動く?私の投資方針を公開

2024年から始まる新しいNISA

そろそろどう動くかを検討し始めている方も多いのではないでしょうか?

今回は私の現時点(8月)での新しいNISAでの投資戦略を公開しようと思います。

新しいNISAの概要

まずは今回の話の前提となる新しいNISAについて簡単に解説しておきましょう。

新しいNISAは今までのNISAおよびつみたてNISAをかなり改善した仕組みとなります。

まとめるとこんな感じです。

新NISA概要

出典:金融庁 新しいNISA より

NISA制度の恒久化/非課税期間の無制限化

まず一番大きいのはNISA制度の恒久化です。

もともとつみたてNISAは2042 年までの期限、一般のNISAは2028 年までとなっていました。

それを期限を定めない恒久的な措置とされることになりました。

また、一般NISAは5年、つみたてNISAは20年が非課税期間でしたが、それが無制限化されることになりました。

無制限化というのは、非課税期間終了時の相場に左右されなくなりますのでありがたい話ですね。

年間投資上限額の拡充

また、非課税で投資できる金額も増えます。

  • つみたてNISA年40万円→120万円(つみたて投資枠)
  • 一般NISA年120万円→240万円(成長投資枠)

つみたてNISA部分は「つみたて投資枠」とされ今まで年間40万円だったのが120万円まで可能となります。

また、一般NISA部分は「成長投資枠」とされ今まで年間120万円だったのが240万円まで可能となります。

さらに今までつみたてNISAと一般NISAはどちらかしか使えませんでしたが、一つの制度となり併用が可能となります。

ですから上限まで積み立てると年間360万円まで使えるようになります。

ただし、後述する生涯投資利用可能枠がついてしまっていますが・・・

生涯投資上限枠の設定

今までの情報はすべてプラスの話ばかりでしたが、そうでもない部分があります。

それは生涯投資上限枠が作られるってことです。

つまり、NISAを利用できる金額に上限が設けられるってことですね。

具体的には

生涯投資上限額1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
となります。

なお、枠の再利用が可能です。

買付残高(簿価残高管理方式)で管理されますのでNISA口座内の商品を売却した場合には、当該商品の簿価分の非課税枠を再利用できることとなります。

期待値を考えると早く生涯投資上限枠を埋めたほうが得

後述する私の投資戦略にも関わってきますが、基本的に期待値を考えれば早く生涯投資上限枠を埋めたほうが得ということになります。

今までのNISAやつみたてNISAと違って非課税期間の制限がありませんからね。

早く始めて、早く1,800万円まで投資をしたほうが得になる可能性が高いということです。



新しいNISAの私の投資方針

それでは参考までに私の投資方針(2023年8月時点で)について見ていきましょう。

結論から言えば前述したとおり、

早く1,800万円埋めちゃおう
ってことです。

クレカ積立を新しいNISAに回す

まず、今現在は私は積立投資として、SBI証券、楽天証券、auカブコム証券、マネックス証券で5万円ずつクレジットカードで投資信託を購入しています。

合計20万円ですね(つみたてNISA含む、iDeCoは別枠で6万7千円)

そのクレカ積立分をそのまま新しいNISAに回そうと思います。

クレジットカードでのポイント付与は減りますが、非課税で運用できるのはそれ以上のメリットがありますからね。

ですから毎月の積立は増やすことはせず、今までどうり月20万円を維持します。

これで年間240万円です。(つみたて投資枠120万、成長投資枠120万円)

既存の投資信託や株を年間120万円ずつ売却して新しいNISAに

月20万円の新規投資だけでは年間上限の360万円に120万円足りませんから、足りない部分は新規投資をするのではなく、すでに投資済の投資信託や株を年間120万円ずつ売却して新しいNISAでの投資に利用しようと思います。(税金がありますので売却は120万円より大きくなります)

できるだけ早く生涯投資上限枠を埋めちゃったほうが理屈上は期待値高いですからね。

投資先は基本的にインデックス投信

なお、投資先は基本的にインデックス型の投資信託とする予定です。

具体的な投資をする投資信託はまだ決めていませんが、eMAXIS Slim オールカントリー(全世界)はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)が有力ですね。

ただし、長期保有したいと考えている株も一部取り入れたいと思っています。

それらはすでに持っている会社の株が多いので売却して新たに買うか、それ以外の会社にするのかは検討が必要ですね。

長期保有して売らないなら非課税の意味がないと思われるかもしれませんが、配当にも税金が掛からないので非課税のメリットは大きいですね。

年初一括投資はしない

理論上は期待値が高い商品に投資をするならば年初に360万円一括で投資をするほうが有利です。

しかし、個人的には精神的な安定を考えて毎月投資(可能なら毎日)にしようかと思っています。

クレカ積立が始まるまではつみたてNISAでは毎日積立を実行していましたね。

メリット・デメリットがある話ですが、個人的にはメリットが大きいかな。

IPO用の枠を年末まで残しておく

また、枠の再利用が可能な利点を活かして売買用の枠は年末までギリギリ残しておきたいと考えています。

IPOで当たったとき用です。

IPOを非課税で投資できればかなり大きなメリットとなりますからね。

NISAの口座を作っている証券会社で当たらないと意味がないのでなかなか使う機会には恵まれなさそうではありますが・・・

どこの証券会社で新しいNISAを始めるか

最後はどこの証券会社で新しいNISAを始めるか問題です。

これは正直迷っています。

現在は楽天証券でつみたてNISAをやっています。

楽天証券では楽天カードでの投信積立、楽天キャッシュで投信積立で合計10万円までポイントがつく投資ができますので、新しいNISAの口座としても魅力的なんですよ。

しかし、昨今の楽天グループは改悪続きですし、投信のポイント付与も改悪されないか配です。(すでに楽天カードの投信ポイント付与は一回改悪になり、その後少しだけ改善された)

ですから今のところ、投資信託の保有でポイントが貯まるSBI証券が有力候補ですね。

楽天証券ではIPOに当たったことはありませんが、SBI証券ではちょくちょく当たっていますしね。

来年のNISAの証券会社は10月から変更が可能となりますので、それまで考えたいと思います。

SBI証券
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SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。




まとめ

今回は「新しいNISAでどう動く?私の投資方針を公開」と題して新しいNISAのわたしの投資戦略について見てきました。

大まかな方針は決まってきました。

あとは証券会社と投資商品ですね。

証券各社も10月の来年のNISA口座開設に向けてキャンペーンも繰り広げられるでしょうからそこにも期待したいところ。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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