JPモルガンが60資産の期待リターン超長期予想を発表。米国株より日本株の方が期待リターンが高い?

2020年の相場は新型コロナウィルスによる大暴落。

それに伴う各国の金融緩和による株価高騰で最高値を更新するなどかなり波乱な相場となりました。

それでは今後長い目で見るとどうなのか?

JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(以下JPモルガン)が発表しましたのでご紹介しましょう。

JPモルガンが発表したのは今後10~15年のマクロ経済の見通しに基づき、60の資産クラスや投資戦略について期待リターン、想定ボラティリティ、相関係数を算出した年次レポートです。

>>J.P.モルガンの超長期市場予測

あくまでも一金融機関の予想ではありますが、iDeCoやつみたてNISAなどの長期投資をする上でのアセットアロケーションやポートフォリオを考える際の参考になりそうですね。

今回はJPモルガンの超長期予想について見ていきます。

JPモルガンの超長期予想レポートのポイント

それでは順番に今回発表されたJPモルガンの超長期予想レポートの注目すべきポイントを見ていきましょう。

マクロ経済の見通し

まずはマクロ経済の見通しです。

今後10~15年間の世界成長率を2.4%と予想しています。

前回の予想と比較すると実質成長率の予想を小幅に引き上げる程度です。

JPモルガン予想

出所:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社「2021 Long-term Capital Market Assumptions」より

内訳を見ると昨年の予想と比較して日本と英国、スイスが0.4プラスとなっているのが注目です。

逆にインド、ロシア、韓国はマイナスとなっています。

それでも日本は他の国と比較すると成長予想は少ないんですけどね・・・

成長が大きいのはインドの6.9%、次いで中国の4.4%、トルコの3.1%となっています。新興国全体だと3.9%となっています。

先進国は1.6%ですから今後の成長は新興国が強いと予想されています。

この傾向は以前に発表されたJPモルガンが発表したのは今後10~15年のマクロ経済の見通しでも同じでしたね。

それでは主要資産で見るとどうでしょうか?

今回発表された60資産の期待リターンのうち、iDeCoやつみたてNISAで投資できるものをピックアップしてみてみましょう。

なお、長期見通しは為替ごとに期待リターンが異なっていますので円ベース、幾何で見ています。

株式の期待リターン

まずは株式の期待リターンです。

日本大型株式 5.10%
日本小型株式 5.40%
米国大型株式為替ヘッジなし 2.70%
米国小型株式為替ヘッジなし 3.20%
中国株式 為替ヘッジなし 6.1%
先進国株式為替ヘッジなし 3.50%
先進国株式為替ヘッジあり 3.40%
世界株式為替ヘッジなし 3.7%
世界株式為替ヘッジあり 3.6%
新興国株式為替ヘッジなし 5.8%
出所:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社「2021 Long-term Capital Market Assumptions」より
iDeCoやつみたてNISAで投資できる分野だと中国株式が期待リターン6.1%と最も高くなっています(大和証券 iDeCoで投資可能)
次いで新興国株式が5.8%と高いですね。
逆に最近急激な人気となっている米国株大型株で2.7%とそれほどリターンが高くないんですね。
日本株の方が期待リターンは高くなっているのが面白いところ。
また、iDeCoやつみたてNISAでは直接投資はできませんのでここには載せていませんが、英国が中国と並んで期待リターン6.1%予想と高くなっています。

債券の期待リターン

次は債券です。

日本債券(国内債券)      0.40%
先進国債券為替ヘッジあり 0.30%
先進国債券為替ヘッジなし 0.40%
先進国債券(除く日本)為替ヘッジあり 0.30%
先進国債券(除く日本)為替ヘッジあり 0.3%
新興国債券為替ヘッジあり 4.20%
新興国債券為替ヘッジなし 3.80%
出所:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社「2021 Long-term Capital Market Assumptions」より
新型コロナウィルスで金融緩和していることもありますが、先進国債券の期待リターンがかなり低くなっているのが注目です。
少し前まで1.25%くらいが期待リターンだったんですけどね。
今では日本債券と変わらない状況となっています。
債券でも新興国がもっともリターンが高いですね。

REIT他の期待リターン

次はREITやコモディティを見てみましょう。

グローバルREIT除く米国 為替ヘッジなし 5.7%
米国REIT 為替ヘッジなし 5.1%
コモディティ 為替ヘッジなし 0.9%
コモディティ 為替ヘッジあり 1.3%
金 為替ヘッジなし 1.5%
出所:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社「2021Long-term Capital Market Assumptions」より

日本(国内)REITや新興国REITの予想はなかったのが残念ですが、REIT自体の期待リターンは結構高めですね。

この数字だけをみると分散投資先としてはREITもありですね。

コモディティや金の予想は低めです。

このあたりまであえてiDeCoやつみたてNISAで分散する必要はなさそうですね。

主要資産間の相関係数

次に代表的な各アセット間の相関係数も見てみましょう。

相関係数とは2つの変数の間の相関(類似性の度合い)を示す統計学的な指標のことです。

投資に置き換えればその資産ごとの値動きがどれくらい近いかを表します。

1に近ければ近いほど動きが似ているってことです。

分散投資をするなら動きが近くないほうが効果があります。

分散投資をするなら意識をしておきたい数字ですね。

相関係数について詳しくは下記の記事を御覧ください。

>>分散投資するなら相関関係を見よう

なお、数値の出所はすべてJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社「2021 Long-term Capital Market Assumptions」よりです。

国内株式(大型株式)

先進国株式(除く日本)為替ヘッジなし 0.86
世界株式(除く日本) 為替ヘッジなし 0.86
新興国株式 0.74
国内債券   -0.33
先進国債券 為替ヘッジなし 0.57
新興国債券 為替ヘッジなし 0.71

国内株式は国内債券だけ負の相関となっています。(逆の動きをするってことですから分散投資に大きな意味があります)

先進国株式や世界株式とは当然のことながら相関係数も高くなっていますね。

先進国株式(除く日本)為替ヘッジなし

世界株式(除く日本) 為替ヘッジなし 1.0
新興国株式 0.87
国内債券   -0.29
先進国債券 為替ヘッジなし  0.67
新興国債券 為替ヘッジなし  0.80

こちらも国内債券だけ負の相関となっています。

新興国株式や新興国債券とはかなり相関係数高いですね。

新興国株式

世界株式(除く日本) 為替ヘッジなし 0.9
国内債券   -0.05
先進国債券 0.59

こちらも同じく国内債券が少しだけですが負の相関となっています。

国内債券

世界株式(除く日本) 為替ヘッジなし -0.34
先進国債券 -0.18
新興国債券 -0.25

国内債券はすべてマイナス相関となっていますね。分散投資には意味があるということです。

先進国債券

世界株式(除く日本) 為替ヘッジなし 0.67
新興国株式 0.59
新興国債券 0.79

先進国債券も同じような傾向ですね。

まとめ

今回は「JPモルガンが60資産の期待リターン超長期予想を発表。米国株より日本株が期待リターンが高いぞ」と題してJPモルガンの期待リターン超長期予想を見てきました。

このような長期予想はなかなか無料で出回ることは少ないですから是非参考にしたいこところです。

また、注目すべきは大人気となっている米国株の将来見通しがあまり高くないことです。

逆に人気が低くなっている国内株、新興国株の期待リターンが高いんですね。

特にiDeCoやつみたてNISAなど長期投資を考えている方は参考にしてみてください。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。

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順番に見ていきましょう。

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5

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松井証券【iDeCo 口座開設申込】

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楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。

この2つのファンドは人気ですね。

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5

楽天証券 401K用プログラム

楽天証券は人気のセゾン投信なんかにも加入できます。また、実質信託報酬の低いたわら先進国株、楽天・全世界株式インデックス・ファンドと楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が魅力です。今後は楽天SPUの対象になったり、つみたてNISAのように楽天カードでポイントが貯まるようになるようでしたらかなり面白い存在ですね。

総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。

他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・

つみたてNISA・NISAに加入するなら2社が有力

つみたてNISA・NISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。

選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。その点を加味すると下記のSBI証券、楽天証券が有力となります。

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SBI証券はクレジットカードでの購入等は今の所できませんが、商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れていますので楽天カードを使っていない、使わない方には筆頭候補となるでしょう

SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。

利便性で考えるならSBI証券でしょう。

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SBI証券
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SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。

楽天証券

楽天証券最大のメリットは楽天カードでつみたてNISAの投資信託等を購入できることです。

楽天カードを利用することでポイントが付きますので他の証券会社には真似がしにくいかなりのストロングポイントとなっています。

楽天カードを利用しているなら楽天証券がおすすめですね。

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楽天証券

楽天証券はなによりも楽天カードで投資信託を購入すると1%の楽天スーパーポイントが付くのが大きなメリットです。さらにSPU(楽天スーパーポイントアップ)の対象になり、さらに楽天市場での買い物でポイントがつきやすくなります。

この差はかなり大きく他の証券会社にはないかなりのストロングポイントとなりえるでしょうね。

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