先日、日経モーニングプラスFTに「積立王子」ことセゾン投信株式会社代表取締役会長CEO中野晴啓さんが出演されてイデコのお話をされていました。
こちらの話がとてもわかりやすく、そこまでいう?っていう部分もあり面白かったのでご紹介しましょう。
ほとんど私と意見が同じでしたね。
ちなみにセゾン投資と言えば世界分散、積み立てによる長期投資というイデコやつみたてNISAの考えにかなり早くから取り組んできた運用会社です。
ある意味、国がイデコやつみたてNISAを始める前に同様のことを民間でやっていた運用会社ですから説得力があります。
※録画やメモして書いているものではありませんので言葉や微妙なニュアンスは違う可能性がありますがご了解ください。
イデコは老後資金を作る上でまず考えるべきもの
まずおしゃってたことで重要なことは「老後を考えるならイデコはまずやりなさい」ということ。
老後資金2000万円足りない問題等ありますが、つみたてNISAとイデコは老後資金を考える上での両腕でまずやるべきでしょうということでした。
積立王子がおっしゃっていたイデコの教えでポイントとなる点を項目ごとに見ていきましょう。
日本人全員やるべき
特にイデコは税制優遇を考えると日本人が全員やるべきというようなこともおっしゃってましたね。
イデコの節税効果は以下の3つがあります。
- 掛けた時の節税効果
- 運用時非課税
- 受け取るときに受けられる節税効果
特に掛けた時の節税効果が強力なんですよ。
受け取るときに税金が掛からない程度にしておけば最強の節税策の一つと言っても良いでしょう。
そのため、積立王子のおっしゃることはとても理解できますね。
ただし、個人的にはイデコは人を選ぶ部分もあるので全員がやるべきとまでは思いませんけどね笑
ちなみに私が思う、イデコをやらないほうが良い方はこちらの記事を御覧ください。
60歳まで引き出せないデメリットについて
イデコはつみたてNISAと違って利用上大きなデメリットというか使いにくい部分があります。
それは60歳まで原則引き出せないということ。
これについてはイデコは年金の仕組みだから当然であること。
無理のない範囲で最低額の5,000円でもいいので始めなさいということでした。
これは全くの同感です。
イデコは掛けたときの節税効果や出すときの退職所得控除のことを考えるとできるだけ早くから始めれば始めるだけ得なんですよ。
詳しくはこちらの記事でまとめていますので合わせてご覧ください。
節税効果だけ狙った定期預金利用について
前述のようにイデコの最大のポイントは掛けた時の節税効果でしょう。
それを活かしつつリスクを減らすために運用は定期預金等の元本保証型にする方が多いという話もでていました。
実際統計情報見ても53.9%が元本保障型で運用されているんですよ・・・
これについて積立王子は「運用時非課税」の部分を活かした方が良いという意見でした。
運用時非課税ですから定期預金のようにほとんど増えない投資先ではなく、株などに投資をすることで増やすことができて有利ですということです。
これも私は同感ですね。
せっかく運用時非課税なのにそれを使わないのはもったいないです。
また、イデコは手数料が掛かりますからその負担を考えるとほとんど増えない定期預金などにするのはどうかと思う部分もありますね。
ネット証券でやれ
個人的に思い切ったな・・・って思ったのがイデコは「ネット証券でやりなさい」とおっしゃってたことです。
積立王子曰く、取り扱い商品や手数料の面で差があるからネット証券を利用すべきとのことでした。
そこまで踏み込んだ話はなかったのですが、運用会社の会長としては思い切った発言かもしれませんね笑
私も散々本サイトで書いていますが、イデコは手数料部分と取扱商品部分で金融機関間で大きな差があります。
そのため、どこで始めるのかはとても大事なんですよ。
途中で金融機関を変えることも可能ですが、手数料掛かりますし、移行まで時間も掛かるのではじめにしっかり選択しておきたいところ・・・
近所の銀行とかは絶対やめたほうが良いです笑
詳しくは下記記事を御覧ください。
日本株のインデックス投資信託は買うな
イデコでの購入商品についてはバランスファンドか海外株をおすすめされていましたね。
リスクをあまり取りたくない方はバランスファンド
リスクをとってもリターンを期待したい人は海外株やグローバルファンドとのことでした。
ちなみに辞めた方がよいというので日本株のインデックス型投資信託をあげていましたね。
日本株の投資信託買うならアクティブ型にした方がよいとおっしゃっていました。
理由としてはTOPIXなどには変な企業が含まれているから・・・とのこと。
このあたりの話はひふみ投資の藤野さんが以前おしゃってたTOPIXは腐った幕の内弁当という話と合致しますね。
まとめ
今回は「セゾン投信会長「積立王子」のイデコの教えが面白かったのでご紹介」と題して積立王子のイデコの教えについてみてきました。
とてもわかりやすい話でしたね。
これでイデコを利用する人がさらに増えてくれると良いのですが。
ちなみにセゾン投信は世界に分散投資をする投資信託として日本で広めた元祖といってもよい存在でおすすめできますよ。
ちなみにSBI証券と楽天証券はイデコでもセゾン投信を購入できますね。
イデコでセゾン投信を利用したい方はどちらかを選びましょう。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう
イデコに加入するならおすすめは下記5社です。
この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料。
また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。
順番に見ていきましょう。
SBI証券
まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。
SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。
選択の楽しさがありますよね。
また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。
SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。
マネックス証券
次点はマネックス証券 iDeCoです。
こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。
iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。
マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoでいち早くiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いをはじめたところも大きなポイントになりますね。
松井証券
松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。
その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。
こちらも有力候補の一つですね。
2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。
大和証券
大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。
他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。
また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。
運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。
楽天証券
楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。
この2つのファンドは人気ですね。
楽天証券は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった楽天ブランドの人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。今後は楽天SPUの対象になったりしたらかなり面白い存在ですね。
総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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