オリオンビールのIPO申込みのためにかなり久々に野村證券にログインしようとしたところトラブルが発生しました。
昨今のフィッシング詐欺多発の影響により、野村證券へのログインのためにはメールアドレス認証が必要になったのですが、登録しているメールアドレスがかなり昔使っていたものだったんですよ。
そのメールアドレスはすでにサービスが終了しており、ログインできないという。。。
今回は同じような状況になった方のために野村證券の認証コード用のメールアドレス変更の話をみていきましょう。

いま野村證券で何が起きているのか
2025年は証券口座が乗っ取られ、持ち株を売却されて謎の中国株や小型株を買われる事件が急増しました。
そのため、野村證券のオンラインサービスのセキュリティ運用が段階的に厳格化されました。
8月8日からはオンライン画面でのメールアドレスの登録・変更・削除が停止、8月4日からは電話番号のオンライン登録・変更が停止。
ログインや取引時の追加認証も拡充されています。
つまり「旧メールに認証コードが届くが読めない」「SMS先の番号が古い」といったケースが、例年より起こりやすい状況です。

メールアドレス変更→ログイン復旧まで
それでは私みたいな状況になってしまった方のための解決策をみていきます。
本人名義の携帯番号にSMSが届くパターン
携帯電話番号の登録に間違いがなくSMSが届くなら、野村證券のWeb(ホームページ)経由でメールアドレス1を変更できます。
野村證券WEBページの「メールアドレス登録・変更」専用画面から新アドレスを仮登録→本登録メールから遷移→最後にSMS認証番号を入力して確定。
ここまで動けば、その新アドレスへ認証コードが届き、追加認証を突破できるようになります。
なお、メールアドレス変更の反映は申込時間帯により当日20時以降または翌営業日20時以降ですのでご注意ください。
変更申請してすぐログインできるわけではないんですよ。
私はこのパターンでした。
SMSが受け取れない/OTP端末を失った
メールも携帯電話番号も変わっている場合は、店舗(お取引店)や各種ダイヤルでの本人確認ルートが必須です。
店舗または電話窓口へ連絡しましょう。
OTPのコード再表示や停止・再申込はオンラインでは受付停止中です。
NOMURAアプリでのOTP再登録が必要な場合も、いったん店舗で利用停止を依頼→新端末で再登録、という流れになります。
パスワードそのものを忘れた/ロックした
ログインパスワードはWebで再設定→即時ログイン可、または郵送再発行(3~4営業日)。
このパターンもメールアドレスやSMSは必要です。
「取引店コード3桁」「口座番号2~7桁」「パスワード6~16桁(英数記号2種以上)」「取引パスワード」などの要件がありますので確認しておきましょう。
2017年以前のオンライン専用支店だとIDとパスワードのパターンもあります。
公式サポートへのつなぎ方(困ったら、迷わず連絡)
オンラインサービスサポートダイヤル:0120-008-556(平日8:40–18:00、土日9:00–17:00)。
総合ダイヤル:0570-077-000。
フィッシング詐欺 相談窓口:0120-56-8604(平日9:00–17:00、土日は総合ダイヤルへ)
お取引店への連絡(来店予約含む)も併用しましょう
ケース別の“つまづき”解消ノート
つまづきそうなポイントもまとめておきましょう。
ケースA:メール認証コードが来ない(受信側の設定)
メールアドレスを変更してもメール認証コードがこないというパターンもあります。
これは多くの場合、迷惑メール扱いになっているケースが多いです。
私も野村證券からのメールは迷惑メールフォルダーに入ってましたね・・・
まずnomura.co.jpからの受信許可や迷惑メール振り分け、フィルタ強度、モバイル回線・Wi-Fi切替を見直します。
ログイン追加認証の仕組みは公式に記載があるため、届かないときはサポートへ相談を。
ケースB:旧メールに届くが読めない(アドレスが使えない)
SMSが生きていればWebでメールアドレス1を変更し復旧。
SMSも無理なら店舗・各種ダイヤルで本人確認のうえ、連絡先を更新してもらうのが最短です。
ケースC:OTP端末を失った/機種変更でOTPが出せない
オンラインでの再表示・停止は不可のため、お取引店でOTPの利用停止→新端末で再登録へ。
以後はアプリでOTPを確認できます
フィッシング詐欺に引っかからないための“3つの原則”
今回のルール変更は2025年に入り多発しているフィッシング詐欺対策によるものです。
その対策も合わせてみておきましょう。
原則1:ログインは公式導線のみ
公式のお知らせは、ログイン時は公式URLをブックマークすることを推奨。
メール経由のログインは避けるのが無難です。
巧妙なフィッシング詐欺も増えているんですよ。
原則2:メールで「取引パスワード」を求めない
野村證券ではメールで補償案内や取引パスワードの提出を求めないと明言。
不審なメール・身に覚えのない取引を見たら、フィッシング詐欺 相談窓口へ。
原則3:ワンタイムパスワード(OTP)を活用
NOMURAアプリでOTP(ワンタイムパスワード)を設定すれば、追加認証はアプリ側のOTPが中心になります。
ただし現在はコード再表示・停止のオンライン受付は停止、機種変更時は店舗対応が必要です。
補償方針の要点(2025年7月29日発表)
ちなみに野村證券ではフィッシング詐欺に対して2025年1月~6月28日のOTP必須化までに発生した不正取引被害は、最大で不正前の状態に戻すことを基本に個別対応。
6月29日以降も、パスキー導入までの間は既報方針で個別連絡とされています。
メールでの補償案内は行わない点にも注意。
まとめ
今回は「メールアドレス変更で野村證券にログインできない…認証コードが届かない時の対処と落とし穴」と題して野村證券のメールアドレス変更についてみてきました。
まとめると
となります。
慌てるとフィッシング詐欺に引っかかるリスクがあがります。慌てずに対処しましょうね。

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