お笑い芸人の木本武宏さんの投資トラブルの件が連日マスコミを賑わしています。
どうやら後輩芸人などにFXや不動産投資を勧誘。
その投資先とトラブルになっているとか。
報道ベースでしかわかりませんが、その投資先がよくあるポンジスキーム的な投資詐欺だったっぽいですね。
今回はTKO木本さんの投資トラブルに学ぼうと題して、木本さんの投資トラブルで反面教師として学びたいことについて見ていきます。
※追記しました。
投資を人に勧めるのはやめておこう
まず、木本さんの投資トラブルで反面教師として学びたいことは
ってことです、
自分が投資で儲かっていたりすれば周りの人にも勧めたくなるでしょう。
TKO木本さんも同じだったのかもしれません。
しかし、それはかなり危険な行為なんですよ。
テレビでTKOの木本さんが、STEPN(ステップン)を勧めていたのを見て大丈夫かな?って思っていましたがそれが現実化してしまいましたね。
ちなみに木本さんは手数料等は取っておらず、単に善意で紹介していたとの報道もあります。
損した場合に恨まれる
まず、損した場合に多くは投資を勧めたこちらの「せい」にされます。
投資は絶対ではありません。
投資するタイミングが悪ければどんな良い商品をご紹介しても損する可能性はあるのです。
特に自分で選んだものでなければ損した場合、勧めたあいつが悪いとなりかねないという・・・
良い商品の場合、長期で持てば勝つ可能性は高いかもしれません。
しかし、投資を継続できるのはごく限られた人です。
ほとんどの方は継続できません。
多くの方は損した段階でやめていくのです。
恨みだけ抱えて。
どんな投資でも波がありますから途中で辞める可能性が高い場合には負けるリスクがグーンと上がりますしね。
得した場合には感謝はされるが・・・
当然、その投資で得した場合には感謝されるでしょう。
しかし、プロスペクト理論などでも取り上げられるはなしですが、人は得したときと損した時を比べると損した時の方がより感情が動くのです。
得して感謝する部分よりも損して恨まれる部分の方が大きくなりがちなんですよ。
これは人間の心理的な話なのでわかっていてもなかなか抗うことは難しい・・・。
つまり、投資を勧める行為はそもそもあまり割に合わないのです。
怪しい人だと思われる
日本人の多くの方は投資に馴染みがありません。
そのため、投資をしているというだけで怪しい人というイメージを持たれかねないのです。
実際に会社によっては株をやっていると経理などお金を扱う仕事につかせてもらえないなんて話もあるんですよ。
たしかに使い込みをしてしまう人の中には株の借金を払うためにとしたという話も実際にありますので、そのような心配の声が上がるのも仕方ないのかもしれませんけどね・・・
そのくらい投資のイメージはあまり良くない傾向にあります。
アメリカのように多くの人が投資をする環境になればぜんぜん話は違うのですが・・・
多くの人は詐欺と投資の区別がつかない
「長期、分散、積立投資をインデックス投資でやろうぜ」といった金融庁が推奨するような投資方法でもあまり勧めないことをおすすめします。
なぜなら多くの人は詐欺との区別がつかないからです。
「この仮想通貨に投資すれば年利30%稼げますよ」とか「アメリカドルを担保にした仮想通貨で元本保証です」って言われれば投資をやっている人からすれば詐欺をまず疑うでしょう。
しかし、普段投資に関わっていない方からすれば
という真っ当な投資と
という詐欺的手法は同じようにみえてしまうんですよ。
投資をやってない方からしたら、ねずみ講やマルチ商法、投資詐欺と大差なく見えてしまうんですよね・・・
つまり、せっかくいいものを勧めてもその時点で信頼を失ってしまうという・・・
勧めるなら最後まで面倒を見る覚悟で
もしそれでも投資を勧めるなら最後まで面倒をみる覚悟を持ちましょう。
TKO木本さんも責任を感じて個人資産で返金しているそうです。
そのくらいの覚悟は必要でしょうね。
ですから基本的にはおすすめしないのが正解なんですよ。
私の場合は、基本的にこちらから勧めることはしませんが、聞かれれば教えます。
ただし、手取り足取り教えてもきりがありませんので、重要なポイントを説明するのとおすすめ本をご紹介する程度にしていますが・・・
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
投資トラブルに合わないために知っておきたいこと
次に木本さんの投資トラブルで反面教師として学びたいのは投資トラブルに合わないために知識をつけておきたいって話をみていきましょう。
投資トラブルはTKO木本さんの件に限らずそこら中で起こっています。
金融庁が注意喚起を出しているんですが全然減らないんですよ。
金融庁・財務局で登録の有無などを確認しよう
まずはその業者が登録されている事業者であるのか、また、過去に行政処分などを受けてないのかを確認してください。
TKO木本さんの件は2つの業者(人?)とも未登録だったそうです。
これを確認するだけでこの投資トラブルには合わなかったでしょうね。
まず見てもらいたいのが金融庁の警告がでている業者です。
過去に警告を出した無登録業者はこちらでみることができます。
ちなみに備考欄にはサービス名も書いてあったりします。
聞いたことがないものばかりでしたが、「AI」と入っていたり、横文字だったりしてそれっぽいものが多いですね。
なお、警告をまだ出されていない新しい業者などは上記のリストには引っかかってこないですので、登録されている業者で探すのもよいかもしれません。
かなり登録されている業者数が多いので探すのは大変ですが、検索機能が効きますのでそれを使うと便利です。
即決するな。調べよう
また、即決するなってことも大事です。
怪しい業者ほど即決を迫ってきます。
「今だけの価格」とか「売り切れる」とか言葉巧みにいってくるでしょうが、一旦持ち帰るべきです。
ワンルームマンション投資なんかではよく聞く話です。
怪しいと思ったらまず以下の点を確認しましょう。
まずはググる(グーグル検索)
簡単な方法はいろいろな角度からググって(Google検索)みることです。
商品名
住所
電話番号
FAX番号
メールアドレス
担当者の名前
社長の名前
担当者の名前
などなど。
すでに悪い評判が出回っているケースはこの段階で回避できるはずです。
また、住所が分かればグーグル・アースやグーグル・ストリートビューなんかで見てみるのも効果的です。
WEBサイトやグーグルマップの口コミも参考になりますね。
Google Mapsの口コミ
やばいところの場合はWEBサイトがたいてい突貫工事レベルです。
ペライチやJimdoなどで形だけ作っているケースも多いですね。
ググってもでてこないケース
中にはググっても出てこないケースがあります。
これは会社名等定期的に変更していたり、悪い噂が広まったら会社を潰して新しい会社を立ち上げたりするケースもあるからです。
それを外から判別するのは難しいですが、このような方法もあります。
1つ目は下記で会社WEBページのアドレスを検索(ドメイン検索)してみることです。
するといつ作られたドメインなのか、どこの国、おおよその地域、どこの会社、責任者などがわかります。
特にあまり直近に作られたドメインだとちょっと怪しいですよね。
また、法務局にいけば会社名と住所がわかれば登記簿謄本(登記事項全部証明書)をとることできます。
登記簿謄本を見れれば会社名、会社設立年月日、資本金、役員の名前、会社名の変更履歴なんかを知ることができます。
あまり設立が近かったりしたら怪しいでしょうし、役員の名前や旧社名でググるといろいろわかるケースが多いです。
消費者庁や国民生活センターで確認
また、消費者庁のWEBページや国民生活センターのWEBページ行って同様の例はないのかを確認するのもよいでしょう。
相談窓口や事例もありますので事前確認をおすすめします。
絶対儲かるという言葉でたらアウト
「絶対儲かる」とかいう言葉がでたらその時点でアウトです。
投資の世界で絶対というのはありえません。
そもそも絶対と謳って販売するのは法律上に問題があります。
ですからちゃんとした企業では絶対言ってはだめな言葉として教育されているはず・・・
確実に儲かるとか必ず儲かると言ってる時点で詐欺か怪しい業者であると疑うべきでしょうね。
それを平気で言うのはやばい可能性がかなり高いです。
詐欺の手法はかなり昔からターゲットとする商品こそ違えど同じなんですよね。
自分が理解できないものに投資をしない
この手の話にひっかからないために、本サイトで何度も言及しているぜひ肝に命じておいていただきたい言葉があります。
資産公開、儲かった自慢はやめよう
また、ネット上などで資産公開や儲かった自慢している方も多いですがあまりおすすめできません。
儲かった嬉しさのあまり公開したくなるものわかりますが・・・
これって実はかなり危険なことに巻き込まれてしまう可能性もあるんですよ。
むしろ自分から投資詐欺のターゲットになりに言っているようなものになりかねません。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
まとめ
今回は「TKO木本武宏さんの投資トラブルで反面教師として学びたいこと」と題してTKO木本さんの投資トラブルから学びたいことについて見てきました。
特に後半の話はどんな投資でも有効ですので、ぜひ肝に命じておいてくださいね。
それだけで投資トラブルに合ってしまう確率は下がるはずです。
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