イデコの利回り

確定拠出年金(iDeCo)の利回り平均はどれくらいなのか、どれくらい儲かるのかを調べてみた

  • 2019年3月22日
  • 2019年4月15日
  • iDeCo

確定拠出年金(iDeCo)は所得税と住民税の節税効果がある制度ですから税金面ばかりが注目されがちです。

しかし、運用もぜひ着目したいところ。

そこで今回は個人型確定拠出年金(iDeCo)の利回りが実際どれくらいなのかを統計データなどから調べてみました。

確定拠出年金(iDeCo)の利回りはどれくらい?実際どれだけ儲かるのか?


確定拠出年金(iDeCo)は自分で運用する投資信託などの商品を選択できます。

ですからどの投資信託を選択したかによって運用成績はぜんぜん変わってくるのです。

まずは統計データから平均してどれくらい儲かっているのか(利回り)を見ていきましょう。

確定拠出年金実態調査結果より

まずは、企業年金連合会が2019年2月に発表したての確定拠出年金実態調査の結果です。

ただし、こちらは企業年金連合会の発表ですから企業型確定拠出年金のデータになります。

ちなみに企業型確定拠出年金は個人型確定拠出年金と比較すると投資信託の信託報酬などが高いものが多く不利です。つまり、個人型ならもう少し成績が良い可能性が高いかな?と予想します。

2017年度の運用利回り平均

2017年度の運用利回りは下記の通りになります。平均すると3.1%の利回りとなります。2017年は相場がそれなりによかったこともありますが、マイナスの方はほとんどいませんね。
確定拠出年金利回り2017
出典:企業年金連合会「確定拠出年金実態調査の結果」より

資産配分

ちなみに資産配分はこんな感じです。元本確保型が53.9%、投資信託等が46.1%となっています。半分が元本保証を選んでいるこの状況で利回り3.1%はなかなか良い感じですね。
資産配分
出典:企業年金連合会「確定拠出年金実態調査の結果」より

選択した投資信託

投資信託を選択した人の選定状況は以下のとおりです。他の統計でもでていますが意外とアクティブを選択する方の比率が高いことがわかります。

この統計は企業型ですから投資信託の選択肢も少ないからかバランス型が多くを占めていますね。
確定拠出年金で選択した投資信託
出典:企業年金連合会「確定拠出年金実態調査の結果」より

個人型確定拠出年金(iDeCo)の商品選択の割合

ちなみに個人型確定拠出年金の2018年3月末での商品選択はこんな感じですになっていますね。元本保証を選択する人は預貯金と保険を合わせると60.1%ですから個人型のほうが多いという結果となっています。投資信託の中の割合はバランス型を選択する方が少し個人型のほうが少なめですね。これは個人型の方が商品の幅が広いということも影響しているのでしょう。
ideco商品選択
出典:国民年金基金連合会「確定拠出年金統計資料(2018年3月末基準)」より

通算の運用利回り平均

2017年だけをみてもそれほど意味はありませんので通算の利回りをみていきましょう。

こちらだと通算運用利回りの平均は年率で2.8%となっています。

マイナスの方は2.6%しかいませんね。ほとんどの方がプラスとなっている結果となっています。

企業型は個人型確定拠出年金と比較しても不利でこの結果です。個人型確定拠出年金ならもう少し上の成績となるでしょう。
確定拠出年金通算利回り
出典:企業年金連合会「確定拠出年金実態調査の結果」より

GPIFの利回り(成績)

次にはGPIF(年金積立管理運用独立行政法人)の利回りを見てみましょう。GPIFとは厚生労働大臣から寄託を受け、年金積立金の管理・運用を行う機関です。つまり、国民年金や厚生年金を運用してくれている団体ってことですね。

昨年末のように大きくマイナスとなると報道されますが、利益が出たときはほとんど報道されませんので資産を溶かしてしまっていると思っている方が本当に多いですが、実は堅実に利益を上げています。

2001年度〜2018年度の利回りは年率2.73%、収益額は56.7兆円とかなり良い成績なのです。

GPIF成績
出典:GPIF WEBページ「管理・運用状況」より

GPIFの基本ポートフォリオ

GPIFの基本ポートフォリオは下記の通り設定されています。つまり、確定拠出年金でもこれと同じアセットアロケーション/ポートフォリオにすれば同じくらいの成績は確保できるってことですね。

ちなみにSBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)には「iFree 年金バランス」という年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基本ポートフォリオを意識した投資信託も出ていたりします。これ買っておけばGPIFと同じような成績が目指せるはずです。
GPIFポートフォリオ

国内債券35%、国内株式25%、外国債券15%、外国株式25%

GPIFについてもう少し詳しく知りたい方は下記の記事も御覧ください。

国民年金基金の利回り(成績)

個人型確定拠出年金(iDeCo)と同じ枠の国民年金基金の利回りはどうでしょうか?

国民年金基金が第二回社会保障審議会企業年金・個人年金部会」で提出した資料よると平成15年〜29年度までの利回りは年率5.92%とかなり好成績となっています。つまり、国民年金基金と同様のポートフォリオを組めば確定拠出年金でもこのくらいの成績が残せるというわけです。

ちなみに今、国民年金基金に加入すると1.5%の利回りとなります。
国民年金基金利回り
出典:厚生労働省「第二回社会保障審議会企業年金・個人年金部会」資料より

国民年金基金の基本ポートフォリオ

国民年金基金の現在のポートフォリオは以下のとおりです。

グローバル債券52%
グローバル株式48%

これだけだと分かりづらいですが具体的な割合は以下のとおりですね。GPIFとくらべると海外の比率が高くなっていますね。国内株式と国内債券合わせて37%、64%が海外資産となります。

世界株式32%、国内株式16%、外国債権12%、外国債券(円ヘッジ)19%、国内債権21%

この比率を確定拠出年金で再現することは容易ですからこの比率にすれば国民年金基金の運用くらいの利率が目指せます。

各カテゴリー別の平均利回り

それでは代表的な各カテゴリー別に見るとどれくらいの利回りが目指せるのでしょうか?

今回はmy INDEX様のデータから代表的な指標で20年リターンで比較してみましょう。

今後同じ利回りとなるのかはわかりませんが参考にはなるでしょう。今回みた主要カテゴリーはすべてプラスとなっています。

TOPIXの平均利回り

まずは東証一部に上場している全銘柄の合計時価総額を対象とした株式指数であるTOPIXです。

こちらの20年間の平均利回りは年率3.5%でした。

日経平均株価の平均利回り

次に東京証券取引所第一部に上場する2130銘柄(12月26日現在)のうち255社を日本経済新聞社が独自の基準でピックアップしてそれを元に15秒ごとに平均を出した株式指標の日経平均です。

こちらの20年間の平均利回りは年率2%でした。

ダウ平均の平均利回り

次はアメリカを代表する30社の平均であるダウ平均です。

こちらの20年間の平均利回りは年率5.3%でした。

S&P500の平均利回り

次はアメリカを代表する500社の平均であるS&P500です。

こちらの20年間の平均利回りは年率6.1%でした。

先進国株の平均利回り

次に日本以外の先進国を対象としたMSCI コクサイ(KOKUSAI)インデックスです。

こちらのの20年間の平均利回りは年率5.7%でした。

新興国株の平均利回り

次に新興国を対象としたMSCI エマージング・マーケット・インデックスです。

こちらのの20年間の平均利回りは年率9.4%でした。

国内債券の平均利回り

次に国内債券の平均利回りです。

こちらのの20年間の平均利回りは年率2.0%でした。

先進国債券の平均利回り

次に先進国債券の平均利回りです。

こちらのの20年間の平均利回りは年率4.3%でした。

まとめ

今回は「確定拠出年金(iDeCo)の利回り平均はどれくらいなのか、どれくらい儲かるのかを調べてみた」と題して確定拠出年金の利回りについて考えてみました。

確定拠出年金(iDeCo)は選択した商品によって利回りが大きく変わってきますが、見ていただいたように多くの方がプラスとなっているのが分かると思います。

また、どのカテゴリーみても長い目でみればプラスなんですよね。つまり期待値はプラスと考えてよいでしょう。

確定拠出年金(iDeCo)にももちろんデメリットもありますが、基本的にはメリットの方が大きいです。今回ご紹介したのは運用としての利回りですが、他に節税効果もありますしね。

それらを加味するとかなり大きなメリットとなります。ぜひ加入を検討してみてくださいね。

なお、そもそも個人型確定拠出年金(iDeCo)ってなに?って方はこちらの記事から御覧ください。

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貯金よりiDeCo

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。

私が今もし、新たに加入するなら今回のSBI証券か楽天証券、マネックス証券、松井証券、イオン銀行の5択の中から決めます。この5つは運営管理機関手数料は無料です。(国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。)また、運用商品もインデックスファンドを中心に低信託報酬の商品が充実しています。順番に見ていきましょう。

マネックス証券

その中でもマネックス証券 iDeCoが筆頭候補となります。

信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。

特にeMAXIS Slim先進国株式インデックスが買えるのが大きいですね。

また、最近、一番人気のひふみ年金もラインナップに追加されさらにスキがなくなりました。

松井証券

松井証券のiDeCoは取扱商品が12本と少ないですが、マネックス証券と同様にeMAXIS Slimシリーズを取り揃え信託報酬が最安値水準となっています。

抑えるところは抑えた感じがありますね。逆に本数が少ないことにより選びやすさは増しており初心者向けの筆頭候補といってもよいかもしれません。

また、35本制限まで余裕があるというのは最後発の強みですね。

1番人気のひふみ年金の取扱もあるのもポイント高いです。

SBI証券

次はSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」かな。

SBI証券はたくさんの運用商品があり、信託報酬も安いものも多くあります。

そのため選択の楽しさがあるでしょう。

また、ひふみ年金やジェイリバイブのようなアクティブファンド、iFree8資産やダウ、グローバル中小などの人気商品の取扱もポイント高いですね。

また、11月からセレクトプランなる新しいプランができます。

これにより商品的にも他に負けないだけのものになりました。

ちなみに既存加入者も無料でプラン変更可能となっています。

また、SBI証券は確定拠出年金について古くから携わっており、5社の中で1番の老舗で安心感が高いのも大きいと思います。

ちなみに私もSBI証券でiDeCoを始めており、現在セレクトプランに変更中です。

イオン銀行

イオン銀行iDeCoはたわらシリーズが充実していたり、ひふみ年金の取扱があります。

このあたりに興味持つ方は選択肢として全然ありです。

また、イオン銀行だけ他へ移るときの手数料が無料なのも個人的にポイント高いです。
イオン銀行iDeCo

楽天証券

楽天証券 確定拠出年金は楽天スーパーポイントがたまったり、人気のセゾン投信なんかにも加入できます。

また、楽天・全世界株式インデックス・ファンドと楽天・全米株式インデックス・ファンドといった人気商品の取扱も魅力です。

総合して考えるとこの5つのどれかに加入すれば後悔はないかなと思います。

他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですね。

また、今なら春のイデコキャンペーンをやっている証券会社などもあります。

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なお、商品の選び方はこちらの記事を参考にしてくださいね。

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