投資界隈のTwitterやSNSを見てるといろいろな論争があって面白いですね。
- インデックスVSアクティブ
- インデックスVS個別株
- 一括投資VS分散投資
- 日本株VS米国株
- 米国株VS全世界株
- 投資信託VSETF
- 分散必要VS株だけで良い
などなどいろいろな論争があります。
先日も下記のような記事を書きましたが、多くの投資家の方はベストをどうしても選びたいという傾向にあるようです。
投資先を選ぶ際にかかるコスト
まず考えたいのが投資先を選ぶ際にかかる時間です。
これは軽視しがちですが馬鹿にできないくらい掛かります。
私も昔は個別株どっぷりやっていた時代があります。
今回はそんな私の経験を元に投資先を選ぶ際にかかるコストを見てみましょう。
チャート、決算、業界分析に時間を費やす
その当時は各企業のチャートや決算書の分析、業界の分析などかなり時間を掛けてチェックしていましたね。
チャートや決算書の分析はパターンがある程度決まっていますが、特にテンバーガー狙うときに重要な業界分析は結構時間が掛かるんですよ。
その業界の勉強も必要ですからね。
そのため、ある時からインデックス中心の投資法に変えました。
銘柄分析の時間を資格の勉強に回したら・・・
インデックス中心の投資法にして感じことが時間が余ることです笑
今まで投資にかなりの時間を銘柄分析に費やしていたんですね。
実際どれくらいの時間を費やしていたのかはわかりませんが、インデックス投資に変えて余った時間を資格の勉強に回したら資格マニアと呼ばれるほど資格を取れています。
社会保険労務士
日商簿記1級
1級販売士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小事業主資産相談業務)
年金アドバイザー3級
ビジネス会計検定2級
第二種情報処理技術者
初級システムアドミニストレータ
資格を取ったらブログ
取りたい資格を概ね取って時間が余ったので次は本サイト「お金に生きる」をはじめましたね。
すでに4年近くほぼ毎日更新しています。
個別株をどっぷりやっていたままだったら資格も取ってないでしょうし、ブログもやってなかったでしょうね。
時間の価値も考えよう
私の場合の話を見てきましたが、投資先を選ぶ際にかかる時間は軽視しがちですがそのあたりもぜひ意識してみてください。
インデックス投資は一度決めてしまえばそのあたりの時間をかなり削減できるのが隠れた大きなメリットなんですよ。
ただし、時間がかかるから個別株がだめとは言いません。
当たったときは個別株の方がインデックスより圧倒的にリターンが良いですからね。
インデックス投資でテンバーガーはなかなか難しいですが、個別株では普通にありえます。
時間と成果のバランスで自分にあった投資スタイルを選択するのが良いのでしょう。
私もたまに無性に個別株分析をやりたくなりますね。
その手の分析が好きなんでしょうね。
私もまとまった時間があったら四季報の分析やりたいなって思うんですけどね。
心理の負担コスト
もう一つ考えなくてはならないのが心理面のコストです。
これが馬鹿にできません。
特に自分の許容範囲を超えた金額を投資に回している場合には心理面の負担がかなり大きくなってしまうんです。
2020年3月頃には新型コロナウィルスの影響での大暴落がありました。
その後の各国の金融緩和の効果での大幅高騰。
暗号資産もかなり上げ下げしてましたね。
そういう状況になるといろいろな影響が生じてしまうのです。
仕事やプライベートにも影響が・・・
まず考えられるのが投資以外の世界への影響です。
仕事でもプライベートでもそちらの値動きが気になってしまい集中できなくなることがあります。
私もライブドア事件(マネックスショック)時の暴落のときは仕事も手に付きませんでしたし、プライベートも何もする気が起きなかったな・・・
そういった悪影響が生じてしまう部分も投資をする際の隠れコストとして考えるべきでしょう。
元本割れ状況では冷静な判断ができなくなる
また、一般人はなかなか株に勝てないのです。
それは心理面が大きく影響していると言わられています。
元本割れ状況になると冷静な判断ができなくなってしまう方が多いんですよ。
そして通常ではありえない判断をしてしまい、大きな損失を食らってしまうのです。
人は損を極端に嫌うために合理的な判断ができなくなるとも言われています(プロスペクト理論)
曲げ師と言われる人がでてくるのもそれが原因ですね。
ピーター・リンチのファンドの例
米国を代表する投資家の「ピータ・リンチ」の話をご紹介しましょう。
ピータ・リンチは0.2億ドルのファンドからを13年間で100億ドルの世界規模のファンドまで成長させた伝説の投資家です。(マゼランファンド)
当然、それだけ資金が集まるということはピータリンチが運用するファンドは好成績で大きな利益をあげたのです。
しかし、このファンドに投資をした多くの方がプラスにならずに撤退しているのです。
なぜ成績がよいファンドなのにプラスが出なかったのでしょうか。
それは多くの方が途中でマイナスになったときに耐えられずにやめちゃったり、含み損が解消したタイミングで解約しちゃったんですよね。
これはどの投資でも同じような傾向があります。
気絶投資法が最強と言われるのもこのあたりの心理面が絡んでいるんですよ。
心理面の負担を考えて投資をする
自分にあった心理面の負担で投資をすることが大事です。
まず重要はことは投資額です。
心理的負担を感じるということは投資額が自分にとって大きすぎるですよ。
自分が損を許容できるレベルで投資額を押さえれば心理的負担はかなり減らせるはずです。
ですからまずは自分にとってどのくらいの投資額が適切なのかを判断することが大事です。
人がこれくらい投資しているから私も・・・って状況だと心理的負担を超えてしまう可能性があります。
資産額とかで決まるわけではなく、人それぞれ違うんですよ。
まずはいろいろ試してみて自分に適した金額を見つけて見てください。
ソフトバンクの孫正義さんなんかはこの心理面がとてつもなく強いと思いますね。
自動化してしまうのも手
また、少しでも心理面の負担を減らす方法としては自動化というのが考えられます。
例えば毎日決まった金額を自動で投資をするなんてこともSBI証券などでは可能ですからそういう方法を使うことが考えられます。
自動で投資をすると心理面が入り込まないメリットがあるんですよ。
理論上は期待値が高い商品に投資をするならば年初に一括投資をするほうが有利です。
しかし、心理面を考えるとおすすめの方法ですね。
また、最近流行りのロボアドバイザーなんかを使うのも手ですね。
手数料が少し高めですが、こちらも自動で運用してくれますから心理面が入り込まないメリットがあります。
WealthNaviなんかはNISAにも対応してさらに使うやすくなってますね。
まとめ
今回は「投資をするときに考えたい確率や数字だけではわからない隠れたコストを考えよう」と題して隠れたコストについて考えてみました。
まとめると数字に現れてこない時間と心理面のコストも考えて投資をしましょうってことです。
時間に対する考え方や心理面の強さは人それぞれです。
ですからその人にとってのベストな投資法は他の人にとってベストとは限らないとも言えます。
ちなみに私の現在の中心的な投資法は
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