新型コロナウィルスに端を発した株式市場の混乱が続いています。
それに伴い、証券会社の口座を開いたり、iDeCo、つみたてNISAの口座開設の申込みが殺到しているそうです。
実際、リーマンショックなど過去の大暴落時に株を買えた人は大きく儲けられていますので当然の状況なのかもしれません。
アメリカの著名投資家のBill Ackman氏がツイッターで現在の相場について「危機が正しく制御されるなら一生に一度あるかどうかの大バーゲンセール」と発言したことが話題になっていますしね。
基本的な戦い方は以下の記事を参考にしてもらうとして、今回は今からは株式投資を始める初心者に伝えたい大事な考え方についてお話していきます。
人と違うことをしよう
株式投資をする上で必ず知っておいて欲しい投資格言はいくつもあります。
特にその中で今回のような状況で知っておきたいのが「人の行く裏に道あり花の山」です。
簡単に言えば人と違うことをしなさいということです。
他にも「友なき方へ行くべし」や「相場師は孤独を愛す」って格言も同様ですね。
これ日本だけの話ではなく海外でもどうような格言があります。
「Buy when others sell; Sell when others buy.」
日本語にすると人が売り時に買え、人が買うときに売れってことです。
つまり、相場は人の逆を行くのが良いのです。
証券会社の口座を開いたり、iDeCo、つみたてNISAの口座開設の申込みが殺到しているということは人と同じことをしているんですよ。
それでは今の相場はどうでしょうか?
2番底が来る可能性
それでは現在の相場はどうでしょうか?
現在はかなり大きく値動きがある相場となっています。
今回のような大きな暴落が発生するとよく言われるのが「落ちるナイフを掴む人がいるときはまだまだ底がある」ということです。
現在はまだネットなどを見ていると買い意欲が高い人がたくさんいます。
また、前述のように証券会社の口座を開いたり、iDeCo、つみたてNISAの口座開設の申込みが殺到しています。
つまり、まだまだ株を買いたい人がたくさんいる状況なのです。
過去の経験上そのような人たちがほとんどいなくなり、出来高も少なく総悲観が漂い出したころが底なのです。
ですからまだまだ底がある可能性を考えておきたいのです。
つまり、まだまだ「人の行く裏に道あり花の山」ではないんですよ。
これから長い間低迷するかもしれないと考える
前述のようにまだ株価は底でないかもしれません。
そもそも株価の底がどこなのかなんてのは誰にもわかりません。
後から底がどこだったのか判明するだけなのです。
ですから特に株式投資をこれから始める初心者の方が知っておきたいのが、一気に投資をしないということです。
一気に投資をしてはいけない
理論的には期待値が高い投資商品は一気に買ったほうが良いという統計データもあります。
しかし、ほとんどの場合、そのような投資を初心者がすると2番底が訪れる前に挫折してしまうでしょう。
ちなみにリーマンショックのときは1番底から2番底まで半年近くダラダラと下がり続けていきました。
その期間、毎日のようにマイナスが増えていく現状を耐えられる投資初心者の人は少ないです。
ですから心理面も考えると時期を分散して投資をすることが大事なのです。
例えば今回申込者が増えているiDeCoは基本的に毎月決まった日に分散投資をすることが出来ますし、同じく加入者が増えているつみたてNISAも証券会社によって毎月、毎週、毎日購入するなんてこともできます。
理論的には一括投資が有利かもしれませんが、心理面も含めれば時期を分散して買うほうが耐えられるのです。
ちなみに私はつみたてNISAが始まってから2年間毎日つみたて投資をしています。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
暴落時は長期的に10倍になる銘柄を探そう
今回のような大暴落が発生すると安定している企業もこれから大きく伸びる企業も売られます。
つまり、バーゲンセール状態となります。
そこでぜひ考えたいのが長期的に10倍、100倍になる銘柄を探すということです。
リーマンショックの暴落から回復期にかけて多くの10倍、100倍の銘柄が発生したんですよ。
私も一番初めに買った日本株がテンバーガー(10倍株)になりましたね。
それは四季報をかなり研究しまくったからという部分が大きいです。
そのような銘柄に長期的に投資をしていれば日々の値動きに惑わされることも少なくなるでしょう。
配当、株主優待狙いは危険
今回多くの銘柄の株価が下がったことで配当利回りがかなり高い銘柄がでてきています。
その配当利回りを単純計算すると○年持てば元が取れるから・・・
と買っている人をよく見かけます。
これはかなり危険です。
なぜなら今回の新型コロナウィルスによる影響は企業の業績に大きく影を落としています。
配当は基本的に利益の分配です。
利益がでなければ出ないんですよね。
つまり、業績悪化によって配当が出なくなる可能性がかなりあるのです。
当然、株主優待も同様です。
配当や株主優待を目的に買っていてそれらがなくなってしまえば保有理由もなくなりますから大きく売られます。
つまり、少しばかりの配当、株主優待を狙ったばかりに株価の下げで大きな損をする可能性があるということです。
そのあたりも加味して検討してください。
また、そもそも成長企業などではあまり配当や株主優待を出さないほうが有利なんですよ。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
株式本に書いていることを鵜呑みには出来ない
株を始める方の多くは株の本を買って勉強してから始めると思います。
しかし、中にはトンデモない間違えが混じっていることがあります。
本を買うときは新しく出たのを買う方が多いでしょうが、株式投資は逆が良いです。
何度も版数を重ねてきた名著を買うべきです。
特に今の相場で読んでいただきたい本はこちらですね。
株式指標はあまりあてにするな
また、PERやPBRといった株式指標にもお気をつけください。
初心者向けの株式の本を読むと必ず書いてあるのがPERやPBRで割安、割高を判断できるみたいなことです。
これもうまく使えば当然意味のある話なのですが、今回のような大きな経済変動があるとあまり役に立たないんですよ。
実はPERやPBR的に底だろうと思ってもその数字は前期(PBR)だったり、会社予想(PER)に過ぎないのです。
ですから現在出ている株式指標は参考程度に捉えましょう。
チャートも・・・
また、同じくチャートも同様です。
昔と違い、チャートを逆手にとるAIがいたりなどしてることもありますが、なによりこのような大きな変動がある相場ではチャートを無視した極端な動きとなりがちです。
ですからチャートも参考程度に捉えるとよいでしょう。
とはいっても中長期の予想にはチャートは意味がまだまだありますので勉強するのもおすすめですね。
個人的には以下の羽黒法なんかが好きですね。
まとめ
今回は「新型コロナウィルスの暴落で株式投資を始める初心者に伝えたいこと」と題して株式投資を始めた方、これから始めようと思っている方に向けてぜひ知っておいていただきたいことをまとめてみました。
ぜひ今回の記事を肝に銘じて株式投資に挑戦してみてくださいね。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。
しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。
簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。
私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、楽天証券の5択の中から決めます。
(※私が加入しているのはSBI証券です)
この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。
また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。
順番に見ていきましょう。
SBI証券
まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。
SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。
選択の楽しさがありますよね。
また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。
SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。
マネックス証券
次点はマネックス証券 iDeCoです。
こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。
iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。
マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoでいち早くiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いをはじめたところも大きなポイントになりますね。
松井証券
松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。
その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。
こちらも有力候補の一つですね。
2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。
大和証券
大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。
他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。
また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。
運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。
楽天証券
楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。
この2つのファンドは人気ですね。
楽天証券は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった楽天ブランドの人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。今後は楽天SPUの対象になったりしたらかなり面白い存在ですね。
総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・
つみたてNISA・NISAに加入するならSBI証券が有力
つみたてNISA・NISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。
選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。その点を加味すると下記のSBI証券が有力となります。
SBI証券
SBI証券はクレジットカードでの購入等は今の所できませんが、商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れていますので楽天カードを使っていない、使わない方には筆頭候補となるでしょう
SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。
利便性で考えるならSBI証券でしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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